今、沖縄でチュチェ思想の勉強会や講演会などが定期的に開かれ、北朝鮮の政治思想を浸透させる活動が活発に行われています。
そして驚くことにこのチュチェ思想を普及させる活動を進めている人物の中に沖縄の政界・財界・学会の知識人や著名人が大勢いるのです。
金正恩委員長の誕生を祝賀するために毎年沖縄で「チュチェ思想新春セミナー」が開催されていて、全国各地のチュチェ思想研究者や日朝友関係者をはじめ、地元沖縄の学者、議員、団体役員などが多数参加しています。
チュチェ思想新春セミナー
チュチェ思想とはどのような思想なのかを以下簡単に。
チュチェ(主体)思想とは
- 人間は万物の主人であり、この世の主人公は人間である。
- ただし、人間は必ずしも正しい行動をとることができない。
- そのため優れた指導者(金日成~金正恩)が指導することで正しい行動をとることができる。
- 人が中心となった平等な国を作るためには一致団結した行動をしなければならない。
- 指導者はは頭であり、党は胴体であり、人民大衆は手足である。
- 胴体と手足は頭が考えたとおりに動かねばならない
- 頭脳には革命の血等から生まれた金一族にしかなれない。
共産主義国家においてはその国の首領を決めるのは「党」であるがチュチェ思想では党の上に首領が置かれているので、親を変えられないように、「首領は変えることができない存在であり、人民は絶対的に従わなければならない」とされている。
チュチェ(主体)思想は「人間が全ての事の主人であり、全てを決める」という信念を基礎として「人間が主人公の国家を作る」とされています。
一見素晴らしい思想のように思えますが、結局は「金一族」の独裁政治を維持するための一種のカルト的な宗教のような考え方です。
オーム真理教が国家になったようなものです。
Photo: undefined by Prachatai
沖縄が狙われている「チュチェ思想」を拡散している日本人リスト
チュチエ思想を信奉する著名人
著名人
憲法学の権威でもあるが、チュチェ思想研究会全国連絡会会長を務めるチュチェ思想の宣伝者である。
日米同盟の破棄と辺野古新基地建設基地の撤退を主張している。
親北朝鮮の機関紙『金日成・金正日主義研究』にチュチェ思想ついての論考を寄稿している。
金日成・金正日主義研究のトップページ
チュチェ思想は自主をめざすたたかいの指導思想 (寄稿文)
・・・チュチェ思想に学び、それを普及することは、日本の社会を自主的で一人ひとりが主人となった社会をつくるうえでたいへん重要です。
著名人
キムジョンイル著作研究会全国連絡協議会代表世話人、チュチェ思想国際研究所理事を務める。
チュチェ思想の視点による『資本論』の読み解きや現代帝国主義としての新自由主義に対する批判を展開している。
日朝友好への貢献が評価され、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会より親善勲章第1級を授与されている。
著名人
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター特任教授
日本の国際政治学者。公益財団法人朝鮮奨学会理事
徹底した反米、反体制、反権力主義者。人権擁護法案の推進者の一人であり、解放同盟との関係も深く、またチュチェ思想国際研究所の理事でもある。
金日成・金正日主義研究主義研究機関紙へ論文を寄稿している。
『金正恩著作集』から学ぶ
著名人
セミナーでは、「諸悪の根源『安保』・『日米同盟』と対米従属の構造―『真珠湾』に始まる米軍基地問題の本質―」と題して講演を行い、チュチェ思想国際研究所会員でもある。
金日成・金正日主義研究主義研究機関紙へ論文を寄稿している。
安倍政権のあやまった歴史認識
著名人
チュチェ思想新春セミナーにて挨拶
チュチェ思想研究訪朝団(6人)団長の高良有政氏と副団長の仲村芳信氏が2009年2月12日から3月4日まで21日間にわたって訪朝している。
琉球国独立を取り戻そう 仲村芳信
琉球独立学研究論文
著名人
金日成・金正日主義研究全国連絡会代表世話人
埼玉大学名誉教授の鎌倉孝夫氏を団長、神戸市外国語大学名誉教授の家正治氏を副団長、福島朝鮮学校を支援する会会長の住谷圭造氏を秘書長とする代表団のメンバーとして訪朝している。
金日成・金正日主義研究主義研究機関紙へ「朝鮮の社会主義憲法と社会的基本権」という論文を寄稿している。
著名人
2017年8月に訪朝した際、「朝鮮人民は、金正恩委員長の卓越した指導によって一心団結し、核武力建設を発展させ、米国を対話の舞台に引きずり出す決定的な力を保持されたことに敬意を表します。
また、ICBM『火星14型』の試射を成功させたことは、この力を益々確固たるものにしました……」と当地の国会議事堂で金正恩をたたえる演説を行っている。
もう一人共に参加したのは民主党政権時代に法務大臣だった平岡秀夫氏。
著名人
チュチェ思想を研究する「日本キムイルソン主義研究会」を1971年に元"中核派"の尾上健一が設立した。
金正恩第一書記に倣い、金日成・金正日主義を指針として日本を反動的支配階級の支配から解放することを呼び掛けている。
何度も北朝鮮へ渡航して、朝鮮労働党から直接指示を受けて日本で活動している
尾上健一事務局長が数十年間、チュチェ思想研究・普及活動を活発に展開してきたことの功績をたたえ2017年2月に平壌の万寿台議事堂で「国際金正日賞」を授受している。
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金日成・金正日主義研究主義研究機関紙へ論文を寄稿している。
金日成・金正日主義を指針として新しい日本をきずく
著名人
デヴィ・スカルノ
キムジョンイル花普及後援会名誉会長
インドネシアのスカルノ元大統領第3夫人。日本名:根本 七保子
スカルノ大統領の死後日本でタレントとして活躍する。
2012年に平壌の人民文化宮殿で開幕した「チュチェ思想世界大会」に出席している。
金日成・金正日主義研究主義研究機関紙掲載(インタビュー記事より)
―わたしたちは40年ほどまえからチュチェ思想の研究普及活動をおこなってきています。もちろん日朝友好をすすめていくということもありますが、日本の社会をよくしていくうえではチュチェ思想が重要だと思いチュチェ思想研究普及活動をつづけています。
人民から慕われる指導者 ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ
「チュチェ思想」を拡散している関連団体
金日成・金正日主義研究会
日本キムイルソン主義研究会は、群馬大学医学部で中核派の活動をしていた尾上健一が、中核派を離脱後、群馬ハンセン病訴訟をきっかけにチュチェ思想に触れ創設した。
その後尾上健一は一線から退き、
会長:田代菊雄(ノートルダム清心女子大学人間生活学部教授)
副会長:大峰勝(連合高知副事務局長・高知県日朝友好促進協会事務局長)
結城久(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン阪南地区統括責任者)
新里正武(朝鮮社会主義研究会事務局長・沖縄社会大衆党中央執行委員)
事務局長:植木正治(東京都公立学校教職員組合渋谷区教職員組合委員長)
以上の役員が選出されたがその中に大量の逮捕者を出している「連帯労働組合関西地区生コン(関西ナマコン)」の統括責任者である結城久氏が入っていることが注目される。
チュチェ思想研究会
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)及び朝鮮労働党の公式政治思想であるチュチェ思想を信奉する北朝鮮国外の団体。略称は「チュチェ研」。
現在のチュチェ思想研究会全国連絡会の会長は、佐久川政一沖縄大学名誉教授が努めている。
チュチェ思想研究会の関連組織として以下の2つがある。
21世紀自主フォーラム
人間は未来を見て生活し活動をします。
人間がめざす未来は明るい未来であり、必ず実現できる科学的未来です。
私達がめざす未来社会は世界が自主化され、とりわけ人間の自主性が実現される社会です。
世話人副代表
阿部ユポ(アイヌ文化振興研究推進機構理事)
世話人
尾上健一(チュチェ思想国際研究所事務局・事務局長)
世話人
結城久 (関西生コン支部執行委員)
世話人
新里正武(沖縄社会大衆党中央執行委員)
自主の会
現時代は人民が自主性を発揮し、自国と世界の主人として登場してきた自主の時代です。
今日、自主の道を進むことは時代の潮流です。
「チュチェ思想」という言葉は引っ込めてソフトな印象をもたせるため「自主」というキーワードを使い勧誘をしているが、どちらもチュチェ思想研究会の関連組織である。
これらの会は、アイヌ新法を作る運動に当初から関わっていたことが判明している。
日本教職員チュチェ思想研究会全国連絡協議会
日本各地に様々な「チュチェ思想研究会」が設立されているが、その中でも最大規模の団体が日本教職員チュチェ思想研究会全国連絡協議会であり、全国に数百名の教職員の構成員がいる。
日本教職員チュチェ研第24回全国(水戸)集会 (朝鮮新報)
会員には日教組に所属する教職員も含まれており、『産経新聞』によれば、日教組は過去には彼らが学校の授業にて北朝鮮の歌を教えるなどの行為が「偏向教育」であるとして日本各地で問題化したこともあるなど、「北朝鮮寄りの行動が目立つ団体である」としている。
エピソード
佐々淳行氏、日教組の教師に激怒
初代内閣安全保障室長を務めた「佐々淳行」氏は自著や産経新聞において、日教組組合員の教師が、警察官と自衛官の子供を立たせて「この子達の親は悪人です!」と吊し上げた事を記している。
当時警視庁警備課長だった佐々氏の子息が世田谷区立小学校で日教組闘士の女性教師Sから、「お父さんが警官、自衛官の子は立ちなさい」と言われ、立つとクラス全員に「この子たちのお父さんは、ベ トナムで戦争し、学生を警棒でなぐっている悪い人たちです」と言い長時間居残り、立たされるという体罰を受けた。
そのいきさつを聞いた佐々氏がその教師に問うと、反省の弁は無く、自民党や自衛隊、警察を口汚く罵り、この教師は「日教組の組織をあげて戦う」と発言したという。
憤慨した佐々氏が「私は一個人の父兄として貴方をクビにするまで闘う」というと、女性教師は突然、床に土下座して「クビになると食べていけない、みんな日教組の指示によるもの」と、教師は一転して土下座して謝罪しはじめた。
日教組は支持政党である日本社会党が朝鮮労働党との関係を強化した1970年代から北朝鮮との連帯を強調し、訪朝団の派遣を積極的に行い、北朝鮮の指導者を賛美してきた。
かつては旧社会党と共産党を支持政党とし、現在は「立憲民主党」および「社会民主党」を支持している。
団体日本教職員チュチェ思想研究会全国連絡協議会では歴代会長は日教組幹部経験者がやっている。
著名人
故、槙枝 元文
(1921年3月4日 - 2010年12月4)
日本教職員組合委員長を務めた。
計30年に渡って日教組の中央役員を務めて大きな影響力を持ったことからミスター日教組とも呼ばれた。
12年間にわたり日教組委員長として君臨した槙枝元文は、「私は訪朝して以降、世界の中で尊敬する人はだれですか。と聞かれると、真っ先に「キム・イルソン主席の名前を挙げることにしています。」と2002年の金正日総書記誕生60年の祝賀メッセージで述べている。
北海道アイヌ協会
北海道居住のアイヌの組織。
「アイヌ民族の尊厳を確立するため、その社会的地位の向上と文化の保存・伝承及び発展を図ることを目的とした団体であるが、チュチェ思想との関連性が伺える。
-以下、金正恩著作研究会結成集会経過報告より抜粋-
金正淑女史生誕100周年にあたる2017年12月24日、大阪において金正恩著作研究会結成集会が盛大に開かれ,結成の経過報告、会則、役員の提案をおこないました。顧問として金日成・金正日主義研究全国連絡会代表世話人の「家正治氏」とチュチェ思想国際研究所事務局長の「尾上健一氏」の2名が、共同代表として沖縄大学名誉教授の「平良研一氏」、朝鮮の自主的平和統一を支持する松本市民会議会長の「小松清志氏」、
北海道アイヌ協会副理事長の「阿部ユポ」氏、富山県平和運動センター議長の山崎彰氏、金日成・金正日主義研究全国連絡会事務局長の三上太一氏の5名が選出されました。
金正恩著作研究会結成集会
また、2017年10月に刊行された『金日成・金正日主義研究』の中に「先住民族として誇りを持って生きる」と題して「阿部ユポ」氏が寄稿を寄せている。
寄稿文より
私はチュチェ思想研究会の尾上研一先生を初め、チュチェ思想研究会の皆様とお付き合いするようになって20年近くになります・・・
阿部ユポ(本名:阿部一司)氏は内閣官房アイヌ政策推進会議の委員でもある。
アイヌには膨大な予算がついていて、2018年度のアイヌ政策の予算は、2017年度の 1.45 倍の 40億 5900万円となったと内閣官房アイヌ総合政策室が発表している。
- 協会が認めれば誰でもアイヌになれる、利権目当てに増えるアイヌ民族。
- 学費・免許・旅行代…全てタダ。
- 修学資金貸付制度を利用して今まで24億9千万円が利用されているが、返還されたのはたったの160万円だけ。
アイヌは巨大利権と化していて様々な不正受給の温床となっている。
目次 : 序章 沖縄だけではない、北海道も危ない!/ 第1章 アイヌは先住民族なのか?/ 第2章 国民が知らないアイヌ利権の実態/ 第3章 アイヌを利用する人々/ 第4章 北の大地を赤く染めた北教組とメディア/ 第5章 ここまで進んでいる中国の土地買収
関西生コン
「関西生コン」は正式名称を「連帯ユニオン関西地区生コン支部」と言い、関西を拠点にする労働組合です。
「日本最強の階級的左翼労組として著名で、公安当局による常時監視対象労組なっている。
関西に拠点を置く労組にもかかわらず、沖縄で行われたデモなどの活動報告が目立ちます。
関西生コンのメンバーは「沖縄辺野古現地闘争派遣団」として沖縄県名護市の大浦湾の座り込みやカヌー抗議に参加するなど、沖縄の活動家とは「共闘関係」にある。
2017年3月12日に、沖縄平和運動センターの代表である山城博治の保釈と辺野古への移設への抗議を求めて700人余の組合員が参加し、ミキサー車など250台が大阪市内の繁華街をデモ行進したことを、沖縄タイムスが報じている
大韓民国から親北の反国家団体と認定されている在日韓国民主統一連合とその傘下の在日韓国青年同盟とは共闘関係にある。
日朝国交正常化の早期実現を求める訪朝団「日朝友好なにわの翼」が、2013年4月30日から5月4日まで訪朝した。このメンバーに、関西生コン支部の池上健士組員が含まれていたと朝鮮日報は報じている
労働争議を名目にしてあちこちの工事現場に嫌がらせをするなどの行為を行い、和解金を強要するなどを行ったとして、恐喝と威力業務妨害容疑で、幹部や組合員逮捕者85人を出している。
また社民党や新社会党の強力な支持団体でもあります。
2017年の新春旗びらきでは、当時民進党の辻元清美氏と社会民主党副党首の福島瑞穂氏が挨拶をしている。
全日建近畿地方本部・各支部共済2017年旗開き
辻元清美氏は暴力団とも繋がりがある関西生コンのトップである逮捕された委員長の武健一武氏のことを『大阪のお父ちゃん』と呼ぶくらい親密な関係にある。
関西生コンは労組の名を借りた巨大な暴力団組織で、これまで80人以上の逮捕者を出している大事件であるのになぜかマスコミは一切報道しません。
どこに忖度をしているのでしょうか。
チュチェ思想に沖縄が狙われている
沖縄の基地反対運動になぜかハングル文字が
沖縄がターゲットにされている理由としては、米軍の基地問題で賛成派と反対派の対立があり県民の気持が分断されている状況にあるため浸透させやすいのです。
その狙いは沖縄をチュチェ思想で覆いつくし、北朝鮮化させることにより本土との分断化を図り、沖縄から米軍を追い出すことにあります。
朝鮮半島まで約1300kmにある西太平洋の「扇の要」ともいえる戦略的要衝の沖縄から米軍を排除できれば北朝鮮への脅威が一つ消えることになります。
そのため「チュチェ思想」の信奉者が沖縄の「新基地移設反対」を唱え、関係団体がデモに参加しています。
また分断手法として「沖縄独立論」が取り上げられ沖縄のオピニオンリーダーと呼ばれる層に一定程度、浸透していて活発な運動をしている。
現実的には可能性は低いとは思いますが、狙いは沖縄を北朝鮮化し、日本から独立させることにあります。
とにかく沖縄の中での対立や本土との対立が多くなればなるほど北朝鮮には都合の良い状態なのです。
なぜ沖縄の基地反対運動に「ハングル文字」や「日教組」「労組」「中核派」の旗が多く見受けられるのか、そんな疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、「チュチェ思想」というキーワードから糸を手繰り寄せて行くとその関連性が見えてきます。
チュチェ思想と拉致被害者
1970年頃から80年頃にかけて、北朝鮮による日本人拉致が多発しています。
日本政府は北朝鮮に拉致された被害者として17名を認定している。
また「警察白書」によれば「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案」として「883人」という人数が明記されているが、実はこの内の約7割は本人が納得の上北朝鮮に渡っている可能性があると言われている。
この頃の時代はまだ労働争議が活発な時代であり労働者の賃上げなどをめぐり企業と労働組合との間で正面からぶつかり合う対抗的な団体交渉が行われていた。
労働者の自覚や知識の向上のために、労働組合などを中心に「労働学校」が設立され労使交渉における闘争理論などを学んだ。
左翼と労組とは元々深いつながりがあるため共産思想のマルクス主義などの講義も設けられていて、そのなかで政治思想に興味があり、特に筋のよさそうな者をチュチェ思想研究会等に導いていった。
完全にチュチェ思想に染まり共感を覚えた若者が理想とする国である北朝鮮を訪れてみたいと思うようになるのは自然な流れである。
そうして自らの意志で北朝鮮に渡航したのはいいが、二度と帰れずそのまま行方不明者となっている。
渡航した者の中には若い女性も多く「よど号ハイジャック事件」を起こした赤軍派のメンバーの妻となっている女性が何人かいる。
金正日指揮下の特別工作員の手配によって「よど号」の花嫁となるべき女性たちは日本国内から選抜された。
・・・チュチェ研の幹部活動家だった金子恵美子は、1977年1月11日にパスポートを取得、2週間後の25日、羽田から出国。
のち赤木士郎の妻になった。
赤軍派のメンバーの妻となった女性たち
森順子
1953年生まれ、朝鮮人の父と日本人の間に生まれる。77年にリーダーの田宮高麿と結婚、国際手配のため帰国できず現在も北朝鮮に在住。
福井タカ子
元看護婦、1975年に東欧経由で北朝鮮に入国し結婚。
黒田佐喜子
チュチェ思想研究会の幹部であり76年に北朝鮮へ入国しその後結婚。
水谷脇子
1956年生まれ、愛知大学生の頃から理想の楽園とされる北朝鮮へ憧れ77年に北朝鮮に渡り結婚。
魚本民子
1952年生まれ、高校時代から新左翼活動に傾倒し、76年に北朝鮮に渡りその後結婚。 他4名がいる。
解説
よど号ハイジャック事件とは、1970年3月31日に共産主義者同盟赤軍派9人により、日本航空のよど号をハイジャックして彼らの理想の国とする北朝鮮へ亡命した事件である。
拉致問題とは関係ないだろうが、現在も行われている労働学校の中に「アソシエ」という労働学校があるがこれは「関西生コン」が中心となって設立された学校である。
大阪労働学校アソシエ
ホームページの「お知らせ」欄に「滋賀県警による関西地区生コン支部に対する不当弾圧に抗議する」「不当逮捕者の即時釈放を強く求める」という抗議声明が掲載されている。
また、国鉄千葉動力車労働組合により設立された労働学校のホームページを見てみると、鎌倉 孝夫氏(チュチェ思想国際研究所理事)(埼玉大学名誉教授)が講座カリキュラムの中に講師として招かれている。
動労千葉労働学校
文在寅大統領とチュチェ思想
韓国では1980年代に、民主化を求めて学生による反政府デモが高まりを見せ、大学生のデモに高校生、サラリーマンも合流し、デモ参加者は100万人が参加した。
その中で、金日成主義を讃美する「主体思想」(チュチェ思想)と呼ばれるイデオロギーが盛り上がりました
そうした学生運動の中に主体(チュチェ)思想を公然と掲げる者(主体思想派=主思派)も現れた。
南北朝鮮ではこの主思派のことを「チュサッパ」というのだそうです。
その後1990年代、韓国の民主化が進むと、学生運動家たちは「民主化人士」と呼ばれ、社会の様々な領域に散らばって行き、いま、この世代が韓国社会のなかで権力を持つ世代になっています。
現在韓国大統領となっている文在寅氏は学生時代にこの学生運動に参加して逮捕され、服役した経歴があり、あの柔和な顔からは想像もできないような、かなり過激な運動をしていたようである。
また文在寅大統領の両親は北朝鮮・興南(フンナム)の出身である。
文在寅は大統領になると大統領人事で大統領秘書室長に前ソウル副市長の任鍾氏(51)を指名した。
任氏は1980年代の学生運動団体「全国大学生代表者協議会」議長で有名な人物である。
民主化で生まれた全大協は左翼運動の核となった団体で北朝鮮に正当性を持つ主体思想派とマルクス主義者で構成されたが、「任氏は主体思想派の代表」だった人物だ。
つまり、韓国大統領府の中枢に、北朝鮮を信奉した経歴の秘書室長を誕生させている。
その後も政権中枢に、かつて文在寅大統領と共に学生運動のリーダーを務めていた左派の仲間を次々と任命して、今や青瓦台(大統領官邸)の側近の6割以上を「チュサッパ」が占めているといわれている。
こうした背景をみると文在寅大統領が北朝鮮のスポークスマンと揶揄されるほど南北統一に前のめりになっているのかが理解できる。
文在寅政権は日本に対して慰安婦問題、徴用工問題、レーザー照射問題などで軋轢を生み、また文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が天皇陛下について「戦争犯罪の主犯の息子」と発言をしたりとあえて日韓関係を壊そうとするような行動をとっている。
そして決定的なのが8月22日、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を「国益に見合わない」として破棄すると発表したことである。
常識ではありえない決定を下したのです。
マイク・ポンペオ国務長官は22日に訪問先のカナダ・オタワで記者会見し、「韓国の決定に失望した」と述べた。
このような行動に日本人はとっくに韓国疲れをしているが、アメリカでも「韓国疲れ」が広がり始めている。
このまま行けばいずれ韓国はアメリカから切り捨てられのではと韓国の保守派は危惧している。
南北連邦制統一法案を実現させる
文在寅大統領は、日本の敗戦により植民地支配から解放された8月15日「光復節」を迎えた演説の中で、「2045年までに南北統一して日本よりも強い国になる」と明言した。
韓国の経済力と北朝鮮の核が一体化すれば日本に負けることはない国ができるということだ。
「文大統領が目指すのは、北朝鮮主導の『赤化統一』である。
当サイトの記事「【文在寅は北の秘密党員だった】金正恩に送っていた誓詞文で明らかに」で紹介したように韓国の大統領府は文在寅を始めチュチェ思想を信奉する左派勢力にすでに支配されている。
抵抗する組織として最後に残っているのが検察であリ、法務部を押さえることで検察の解体を進めることができすべての権力をコントロールすることがが可能となる。
そのため疑惑の渦中にあるのも関わらず文在寅は曹国(チョ・グク)氏を強引に法務長官に抜擢した。
北朝鮮の指導思想である「チュチェ思想」に基づく韓国革命を成就させるためにはチョ氏が絶対に必要だからだ。
チョ氏は過去に武装蜂起による革命を目指した過激な左翼団体に所属していたことがあり、国家保安法違反の罪で逮捕された経歴がある。
今でもチョ氏はバリバリの社会主義者であることを隠しておらずこの二人の目指すところは同じである。
韓国国内の分断が始まった
目的を成し遂げるためにチョ氏を強引に法務長官に据えたことで市民の間に怒りが爆発し、10月3日に行われた開天節に合わせて文在寅大統領を凶弾する大規模なデモが行われた。
主催者発表では300万人が参加したとされているが青瓦台前の大通りの面積から割り出すと100万人ほどではないかと推測されている。
朴槿恵(パク・クネ)前大統領を弾劾に追いやったろうそく集会を超える規模となっている。
朴槿恵大統領の退陣を求めて光化門を埋め尽くしたろうそく集会は動員されて組織化された感が強いが、今回のデモは自発的に集まった一般人の参加者も多くまた退役軍人も立ち上がりデモに参加している。
主婦や学生はチョ氏の娘の不正入学に対して、保守政党や退役軍人はこのまま文在寅が政権を握り政策を進めれば、やがてアメリカに見捨てられ、その結果中国に寄り添うしかなくなり自由主義陣営から共産主義陣営に組み込まれることになるという危機感を抱いての大規模デモとなった。
チョ氏への不正に対する「一般市民」の怒りと民主主義国の韓国が崩壊してしまうという危機感に目覚めた「キリスト教団体」や「保守政党」と「退役軍人」たちが呼応して今回の大規模デモに発展し更に広がりを見せている。
キリスト教徒が立ち上がったのは共産主義国家になればチュチェ思想と相容れないキリスト教信者が真っ先に弾圧されるという危惧からだ。
韓国は今、内戦前夜を思わせるほどの国を二分する分断状態になりつつある。
北朝鮮が長年に渡り韓国に仕掛けてきた北朝鮮の指導思想である「チュチェ思想」に基づく工作活動が成就しようとしている
今後、文在寅政権が主導権を握り「チュチェ思想」による革命が成就すれば38度線が対馬海峡沖に降りて来ることになり、他国のことだから日本に関係ないというわけにはいかなくなる。
否応がなしに日本も巻き込まれることになるため今後の韓国の動向には注意が必要だ。