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「立って祈る」「五体投地」「二礼二拍手一礼」「神社祭式」

2024年06月18日 | 生活
🌸神社で拍手は打つな2

⛳神に座り込み合掌する人たち
 ☆江戸時代、庶民のあいだに伊勢神宮に参拝が広がっている
 *伊勢詣の参拝者は、座り込み、合掌して、神を拝んでいる
 *頭を垂れて、 一心に拝んでいる人物もいる
 *拍手を打っているような人間は1人もいない
 ☆昔の人たち、神に祈る場合、座り込むか、近い形をとった
 *現在の二礼二拍手一礼は立って行うもの
 ☆神に祈るとき、立って礼拝するのは正しいやり方なのか
 ☆仏教では、「五体投地」という礼拝のやり方がある
 *両手、両膝、額を投げ伏すもので
 *仏や高い位にある僧侶、高僧を礼拝するときのやり方
 *日本では、一般の信者が五体投地をやることはない
 *僧侶が実践するものになっている
 *チベットの仏教徒は、今でも五体投地をくり返している
 *イスラム教も「五体投地」1日5回の礼拝が行として課せられている

⛳「二礼二拍手一礼」が定着した理由

 ☆日本にある神社の多くは、神社本庁の傘下にある
 *神社本庁、民間の宗教法人、戦後神社界を束ねるために作られた組織
 ☆東京都神社庁のホームページを見てみると
 *「神社参拝の作法」ということで
 *手水の仕方や拝礼の仕方が動画を使って説明されている
 *一般的な礼拝作法やマナーをとりあげ
 *二礼二拍手一礼の参拝の仕方が示されている
 ☆神道の世界では、教えを説く人物はいない
 *教えがないということは、作法などについて
 *やり方を示す人物がいないということを意味する
 *神が定めた作法というわけでもない
 ☆二礼二拍手一礼の作法は、誰がどうやって定めたのか
 *明治に入ると、太政官制度が敷かれ、式部局が設けられた
 *式部局が改称して生まれたのが式部寮で式部職と改称されている
 ☆役割は、宮中における祭典や礼式、雅楽などを司る
 *現在の宮内庁式部職がそれにあたる

⛳変遷する参拝の仕方
 ☆明治時代制定された『神社祭式』
 *官国幣社の祭祀のあり方について規定したもの
 *拝礼の仕方としては、「再拝、拍手」と記されていた
 *現在の二礼二拍手一礼の作法に通じている
 *二礼二拍手一礼の起源は、『神社祭式』に求められる
 ☆『神社祭式』の作法、神職が神社で行われる祭事に臨むときのもの 
 *氏子の立場にある一般の人間に対して勧められたものではない
 *戦後に神社本庁が誕生すると、再拝二拍手一拝となった
 (一般の氏子の作法ではなく、あくまで神職の作法である)
 ☆明治から終戦迄、神職は国から給与を支給される官吏であった
 *神官が祭祀で拍手を打つようになると
 *それを見た一般の氏子も、拍手を打つようになっていく

⛳漱石の作品にみる「柏手」
 ☆漱石が小説で書いていることからすれば
 *20世紀のはじめ、神社で拍手をするしきたりがあった
 *二礼二拍手一礼という形をとっていない
 ☆社前での参拝の際に、二礼二拍手一礼を行うという作法
 *いったいいつから奨励されるようになったのか不明
 ☆現在、多くの神社で、二礼二拍手一礼を奨励する掲示がなされ
 *参拝者もそれに従っている
 ☆若い人たちは、率先してそれに従っている
 *彼らが神社に参拝するようになった時点では
 *多くの神社でそうした掲示がなされていたのだろう
 ☆年齢が上の人間になると、二礼二拍手一礼にはどこか違和感がある
 *二礼二拍手一礼が、もともと神職の作法であり
 *それを行う前に玉串を捧げる行為が実践されるべきものだから
 *本来、二礼二拍手一礼は、単独で行うものではない
 *玉串を捧げることと二礼二拍手一礼はセットになっている
 *賽銭箱に賽銭を投げ入れるのが玉串を捧げること代わりではない
 *玉串を捧げるときには、神に相対しているという感覚が生まれる
 *賽銭を投げ入れるという行為にはそれが欠けている
 ☆二礼二拍手一礼は、神社に参拝する作法として
 *好ましいものなのだろうか、筆者には強い疑問を感じる
 ☆神社に参拝するということは、堅苦しいことなのだろうか
 *もっと自由でいいのではないだろうか
 *若い人も、二礼二拍手一礼にこだわるのではなく
 *社前で合掌するというやり方をとってみたらどうだろうか
 *思いを込めるには、その方がずっと好ましいはずだ
 ☆二礼二拍手一礼では
 *こころを込めて神と相対することにはならない
 *神社で拍手を打ってはならないのだ
                      (敬称略)
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『神社で拍手を打つな!』












「立って祈る」「五体投地」「二礼二拍手一礼」「神社祭式」
(ネットより画像引用)

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