ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

柔の道は茨バラの道

2010-05-12 18:50:04 | 時事(国内)
早いものでかつて柔ちゃんと呼ばれた、柔道の谷亮子選手もすでに
34歳で2児の母親である。

そんな彼女が、次期参院選に民主党から立候補するとのことである。

しかも現役を続け、次回、ロンドン五輪を目指しながら、育児もこなし、
野球選手である夫を支え、そして国会議員まで4足の草鞋である。
いくら小沢に懇願されたとはいえ、普通で考えれば到底無理な話だ。

もっとも、育児と夫の世話などの家事全般は人に頼んでやれるとしても、
国会議員と練習の両立だけでも大変だろう。新人議員ならあいさつ回りや
政治家としての学習だってあるはずだ。いくらロンドンで金を取る為だと
しても、われわれの血税である、結して少なくない議員報酬を得る以上は、
こちらのほうも疎かしていただいては困るのである。

16歳で人々の注目を浴びてからこれまでの人生は、多くの人々からの温かい
声援ばかりであったに違いない。それは彼女自身の努力の賜物であった
としても今後の議員の道はそういうわけにはいかないのだ。練習ばかりで
議員活動を疎かにすれば、容赦なく批判もされるし、仮にロンドンで不甲斐
ない結果に終われば、「議員になんかになるからだ…」との苦言も出るだろう。
また、政治家としても目立った活動実績がなければ、地球を覆うほどの愛で
頑張っていただいても、ただの税金泥棒である。

それもこれも全ては、票欲しさに甘い言葉で丸めこんだ小沢の責任なのだが、
「やる」と言った以上は本人の責任でもある。もっとも自身にも多少は政治家
としての野望もあったのかもしれないが、仮にそうだとしても、現役を退いて
からでも遅くはなかったはずである。

現役を続けながらという彼女の場合、とうの昔に現役を退いた、中畑や堀内、
池谷とはわけが違うのだ。

今後の柔の道が、茨バラの道にならなければ良いのだが…。




コメント