今から10年後の、とある製紙会社の会議室の話である。
社長:『…専務、続けてくれ』
専務:『はい、我が社の生産量は2020年度の一年間で2割の減少
となりました。今や紙の生産量の1/3は塗工用紙、つまりカラー
印刷用紙です。1/3が新聞や一般書籍などの用紙、残りが包装紙
や衛生用紙、プリンター用紙です。』
社長:『どれも駄目なのか?』
専務:『はい、携帯やipadなんかの登場で、タウン誌、ファッション
誌の紙媒体はほぼ壊滅しました。『JRの車内吊広告もなくなりました
し、街でも動画広告が増えてポスターも遠からず半減するでしょう、
カラー印刷で生き残っているのは専門雑誌とカレンダーだけです。
しかし、そのカレンダーも便所の中まで貼っているのは高齢者だけ
です。また、新聞も、すでに紙で読んでいるのは高齢者だけでしょう』
社長:『はぁー、これからは、トイレットペーパーとテッシュを柱に
商売するしかないか…』
架空話だが、実際にありそうな話である。
それでもiPadを過大評価してはいけないとは思う。
大きさも重さも中途半端だしゲームができたり楽器が弾けるなんて
いらない。おもちゃのような機能も個人的にはどうでもいい。しかし、
なぜ、NHKまでニュースで流すのだろう?書籍や雑誌も、今のところ
日本でのコンテンツはたいしたことは無いらしい。
しかし、そうはいっても将来その中心にiPadがいるかどうかは別に
しても『書籍の電子化』というのはもう、止められない流れなのだ
ろう…。
出版社は紙媒体からの転向を図っているらしいが、製紙業界だけ
じゃなく印刷、製本、そしてなにより書店という存在はどうなって
いくのだろう?
街から本屋がなくなるのは寂しい。
そして何より本が無くなるのは、寂しいことである。
そしてその第一歩が、iPadの登場だとしたら、アップル社はアナログ
文化の破壊者として後世に記憶されるだろう。
とは言っても、それが近代化であり発展する社会ということなのであれば、
誰も否定出来ないのだが…
iPad ほしいな。

社長:『…専務、続けてくれ』
専務:『はい、我が社の生産量は2020年度の一年間で2割の減少
となりました。今や紙の生産量の1/3は塗工用紙、つまりカラー
印刷用紙です。1/3が新聞や一般書籍などの用紙、残りが包装紙
や衛生用紙、プリンター用紙です。』
社長:『どれも駄目なのか?』
専務:『はい、携帯やipadなんかの登場で、タウン誌、ファッション
誌の紙媒体はほぼ壊滅しました。『JRの車内吊広告もなくなりました
し、街でも動画広告が増えてポスターも遠からず半減するでしょう、
カラー印刷で生き残っているのは専門雑誌とカレンダーだけです。
しかし、そのカレンダーも便所の中まで貼っているのは高齢者だけ
です。また、新聞も、すでに紙で読んでいるのは高齢者だけでしょう』
社長:『はぁー、これからは、トイレットペーパーとテッシュを柱に
商売するしかないか…』
架空話だが、実際にありそうな話である。
それでもiPadを過大評価してはいけないとは思う。
大きさも重さも中途半端だしゲームができたり楽器が弾けるなんて
いらない。おもちゃのような機能も個人的にはどうでもいい。しかし、
なぜ、NHKまでニュースで流すのだろう?書籍や雑誌も、今のところ
日本でのコンテンツはたいしたことは無いらしい。
しかし、そうはいっても将来その中心にiPadがいるかどうかは別に
しても『書籍の電子化』というのはもう、止められない流れなのだ
ろう…。
出版社は紙媒体からの転向を図っているらしいが、製紙業界だけ
じゃなく印刷、製本、そしてなにより書店という存在はどうなって
いくのだろう?
街から本屋がなくなるのは寂しい。
そして何より本が無くなるのは、寂しいことである。
そしてその第一歩が、iPadの登場だとしたら、アップル社はアナログ
文化の破壊者として後世に記憶されるだろう。
とは言っても、それが近代化であり発展する社会ということなのであれば、
誰も否定出来ないのだが…
iPad ほしいな。
