ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

やぶ医者?

2016-07-27 20:12:55 | つぶやき
5年ぶりに健康診断に行った。

半ば強制のサラリーマンと違って、ついつい先延ばしになり、早5年近くが過ぎて
しまった。しかも、思い立ったのが前日で、目ぼしい病院に電話をかけまくるが、
どこもかしこも、「明日はちょっと無理です。最短でも2~3日後になります…」
という回答ばかり。

そんな中、唯一、「明日、大丈夫です…」と言ってくれたのが、うちのすぐ近所
にある、もの忘れ外来専門のうら寂れた小さな病院だった。一応、内科もやって
いる。しかし、建物の外観から判断すると、絶対に選択外の病院である。
当然ながら、まったく流行っている様子もない。可能な限り行きたくない要素が
満載の病院だった。

指定された時間に伺う。

病院は診療所という感じの小さな病院で、初老の医者一人に看護婦さんと事務員
さんがそれぞれ一人という構成。なんとなく昭和を思わせる懐かしい臭いがした。
朝、10時半。待合室には誰もいない。そして診療室にも誰もいない。この時間に
患者がいない外来病院なんて、なかなかないと思われる。

これで成り立つのかと、ちょっと心配になった。

健康診断というのは、普通、多くのことを看護師さんがやるものだが、ここは
暇なせいか、お医者さんがすべてをやってくれる。それはそれでなんとなくあ
りがたい。暇なせいか、問診も凄く丁寧で健康談議もに花が咲いた。
当初は肺がんと大腸がんと胃がんをお願いしようと思っていたのだが、胃カメラ
がないらしく、胃がん検診は別の病院でやる羽目に。

ただ、結果的には大満足だった。

実際、診療では来ないかもしれないが、健診ならどこも同じはず。いや、違うのか?
藪医者は、見過ごす可能性もあるのか?
血液検査や尿検査はしかるべき検査機関でチェックするはずなら、窓口はどこでも
問題ないはず。まぁ、深く考えないことにしよう。

ただ、こんな暇な病院なら、話好きの年寄でいっぱいでもいいはずなのに、どうし
て患者さんはいないのだろう?それだけが、唯一、不思議だった。

よほど藪なのか?

今や病院もサービス業的な要素を付加していかないと、経営が成り立たないとも聞く。
けれど、町中にはそこから取り残されてしまったようなガラパゴス的な病院もまだまだ
健在だった。

内情はわからないけれど。

それでも、なんだか健康とは別の部分で、ちょっと安心した気になった一日だった。






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