シンガポールからおよそ2時間でマレーシアのコタキナバルに到着。
コタキナバルは東マレーシアのボルネオ島にあるサバ州の州都で海に面した中堅規模の町。
別に何があるというわけでもない、ごくごく普通の町だ。16年ぶりだが、大きなショッピ
ングセンターが2つ出来ていた以外は、ほとんど変わっていない。なんとなく発展する東南
アジアからは取り残された感が満載だった。
80年代くらいのオンボロ車もまだまだ現役で、一気に「ひと昔前のバンコクもこんな感じだ
ったな…」という懐かしい気分に。
中央市場も昔のままで、町中は古びたタウンハウスの商店が連なり、垢抜けた店は数えるほ
どしかない。コインランドリーもあちこちにあるし、安宿もたくさんある。けれどコンビニ
がないのだ。今やアジアの町のどこにでもあるコンビニがほとんどない。その分、昔ながら
の雑貨屋がたくさんあり、おそらくこの光景が昔のアジアを思い出させてくれる要因なんだ
と思った。
日が暮れると、屋台も人も出てくる。日中は35度を超えるが、日が暮れると海風が涼しく
気持ちがいい。
ある時、子供と散歩していると、娘と同じくらいの男の子が4~5人来て、「1リンギットち
ょうだい…」と手を出してきた。その状況に娘はびっくりして「1リンギットって何?」
それがお金だと教えると「どうして、お金ちょうだいって言うの?」「なんで知らない人に
言うの?」と、この展開に理解できない様子だった。
歩きながらわかるように伝えると今度は「パパはどうして臭いところばかり歩くの?」
「ここは汚いし、私は嫌い。シンガポールの方がいい…」
お金をせがまれ、さらに市場やごみごみしたところばかり連れまわすせいか、娘はすっかりうん
ざりモードに…。
どうも娘には、コタキナバルは臭くて汚い町に映ってしまったらしい。
そこで、ボルネオのイメージ回復のために、翌日はキナバル国立公園へ行くことにした。
つづく…。
コタキナバルは東マレーシアのボルネオ島にあるサバ州の州都で海に面した中堅規模の町。
別に何があるというわけでもない、ごくごく普通の町だ。16年ぶりだが、大きなショッピ
ングセンターが2つ出来ていた以外は、ほとんど変わっていない。なんとなく発展する東南
アジアからは取り残された感が満載だった。
80年代くらいのオンボロ車もまだまだ現役で、一気に「ひと昔前のバンコクもこんな感じだ
ったな…」という懐かしい気分に。
中央市場も昔のままで、町中は古びたタウンハウスの商店が連なり、垢抜けた店は数えるほ
どしかない。コインランドリーもあちこちにあるし、安宿もたくさんある。けれどコンビニ
がないのだ。今やアジアの町のどこにでもあるコンビニがほとんどない。その分、昔ながら
の雑貨屋がたくさんあり、おそらくこの光景が昔のアジアを思い出させてくれる要因なんだ
と思った。
日が暮れると、屋台も人も出てくる。日中は35度を超えるが、日が暮れると海風が涼しく
気持ちがいい。
ある時、子供と散歩していると、娘と同じくらいの男の子が4~5人来て、「1リンギットち
ょうだい…」と手を出してきた。その状況に娘はびっくりして「1リンギットって何?」
それがお金だと教えると「どうして、お金ちょうだいって言うの?」「なんで知らない人に
言うの?」と、この展開に理解できない様子だった。
歩きながらわかるように伝えると今度は「パパはどうして臭いところばかり歩くの?」
「ここは汚いし、私は嫌い。シンガポールの方がいい…」
お金をせがまれ、さらに市場やごみごみしたところばかり連れまわすせいか、娘はすっかりうん
ざりモードに…。
どうも娘には、コタキナバルは臭くて汚い町に映ってしまったらしい。
そこで、ボルネオのイメージ回復のために、翌日はキナバル国立公園へ行くことにした。
つづく…。