ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

関税の話

2019-11-05 22:11:08 | つぶやき
つい先日、中国のカーゴ屋さんで、中国と韓国とは、すでにFTA(関税撤廃)が結ばれているということを初めて知った。つまり中国と韓国は一部の例外を除くと、関税なしでモノの輸出入ができるということになっている。ちなみに日本は、未だ韓国ともFTAは結んでいない。
このところ日中韓のFTAの話し合いもされているようだが、おそらくは当分はないだろうと思っている。

うちなど弱小輸入業者でもあるので、常にモノを輸入するときに関税の大きさを実感している。ちなみうちはタイからもモノを運んでいるのだが、タイと日本はすでにFTAが結ばれていて、こちらは関税のストレスからは解放されている。

中国からモノを輸入する時、関税手数料と中国輸出通関手数料、それに関税と消費税の4つの税金が課せられる。関税手数料は段ボールひと箱に対して200円と輸出通関手数料が80円、つまり段ボールひと箱にたいして280円かかる。消費税は10%だ。この10%には商品代金と送料と関税を足したものに対して10%かかるということ。

当然だが、関税は商品の内容によって変わる。うちは衣料品や雑貨が主なので、例えばTシャツなら7.4~10.9%、ジャケットやトップスやワンピースなどは5.3~12.8%かかる。マフラーやスカーフで4.4~9.1%。革のバッグで8~16パーセント、アクセサリーなら5.2~5.4%といったところだ。ちなみにウール(毛皮)のコートには20%もかかる。

よくわからないのは、毛皮のコートとアクセサリー以外は、同じ商品でも関税に大きな開きがあるということ。アウターなどは5.3%と12.8%と倍以上の開きがあり、これだけの差があると当然、売価にもに大きく影響してくる。時には安く、時には高くということが度々、起きる。こればかりは、どういう風に判断しているのか、まったくわからない。運を天に任すしかないし、下手に文句を言っても、まず覆ることがないので、受け止めるしかない。

なので、いつも荷物が届くときは、ちょっとドキドキする。
関税が低めの時は小躍りし、高めの時はため息をつき落ち込む。

明日は荷物が届くことになっている。

どこか受験の合格発表を待つ心境に似ている。


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