ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

タンス預金

2020-03-09 22:00:33 | つぶやき
うちが入居するテナントでも、ようやく時短営業が認められるようになった。店舗側からの再三の要求にテナント側がようやく重い腰を上げた。すでに隣接するカルチャーセンタの講座もすべて休校になっており、終日、人の気配はないに等しい。にも関わらず、「開けておけ!」と言わんばかりの態度に、いくつかの店舗は勝手に閉めたり、勝手に時短をして意義を唱えてきたのがここへきてようやく実った感じだ。

タイミングとしてはちょっと遅いが、まぁ、これでも若干の負担の軽減にはなる。

気づけば日経平均も2万円を割り、円も1米ドル102円の円高に。ただし景気の底は、まだまだこれからだろう。もとに戻る前に倒れるところが続出し、この出来事はコロナウィルス大不況として、後世に残る大きな出来事になるような気もしている。このまま終息せず長引けば長引くほど、政府の初動の対応に疑問と怒りが向けられることになる。仮にベストな対応をした台湾を見習っていれば、おそらく今のような状況にはならなかっただろう。極端な消費の冷え込みもあらゆる分野での自粛も、そして街中に人がいない状況にはならなくて済んだはず。政治は結果で判断されるもの。やはりすべての対応が後手後手に回っていた。

そんな批判をかわすため、国は様々な助成金を用意して万全に対応すると言っている。ただその助成金も所詮は借金で賄うことになる。さらに今年度の税収は大幅ダウンとなるはずで、すると来年度の予算にしても再び大きな借金予算を組むことになる。返せない借金はどんどん膨らんで、そのうちにまたどこかで私たちがツケを払わせられるのだ。

そこでマイナンバーが活用される。今後、銀行口座や株などの有価証券など、個人の資産となるもののすべてにこれが紐付けされる。これで大方、個人の資産を政府が把握できるようになる。さらにとっておきの秘策がもうひとつ。日本人のタンス預金で、その額およそ50兆円などともいわれている。これに目を付けた国は、このタンス預金を出来るだけ吐き出させる方法を考えている。金塊などは不可能だが現金はやり方次第で可能だ。

それが新紙幣への交換である。

旧紙幣を一定の期間を設けて廃止する。それ以降は紙くずとなるお触れを出す。多くの人は期間までに換金する。銀行は換金した新紙幣は口座への入金を原則化する。これだけでも相当なお金が市場へ出回ることになる。数年後、このコロナ不況から脱却できない場合、国はあらゆる方法でお金を吸い上げる方法を考えるだろう。

日本の未来は、誰の目から見ても今のところ間違いなく明るくない。発展どころか現状維持ですら難しいのではないかと思う。

今回のコロナ不況が、それに拍車をかけるような気もしている。

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