ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

紅葉と桜の見事な共演

2024-11-29 15:57:01 | 旅行記
豊田市小原地区、旧小原村。ここには、約一万本の四季桜。春と秋の二回開花する四季桜。秋のこの季節は桜の花と紅葉とのコントラストが見事。

夜明け直後、まだ朝の陽光は差し込んでいませんが明るくなってきて桜の花が輝いています。




山の合間から太陽の陽光が差し込んてきて桜の花、紅葉がくっきりと。







川見薬師寺では539年ぶりの秘仏の薬師如来像の公開。
若い住職さんと色々とお話を。
高野山系の川見薬師寺、来世の祈祷よりも現世のご利益を重視しているそうです。そのために現世のご利益のための祈祷が行われてきたそうです。若い住職さん、とても知識が豊富で楽しく時を過ごさせていただきました。

朝食を採っていなかったので五平餅で空腹を。

太陽もたかくなり、上から陽光が差し込み始めると紅葉と桜がくっきりと






小さな祠のある神社へ


なんと皇紀2600年の刻みのある鳥居と昭和15年の石碑
天然鮎で

小原地区近くの松月寺へ。
イロハモミジは紅葉はようやく。赤色が眩しく

桜と紅葉の共演。

珍しい光景


















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11月に観た映画

2024-11-29 15:25:59 | 映画

毎月1日は映画の日、特別料金なので映画。滝沢馬琴の生涯を葛飾北斎との掛け合い、そして30年近くかけて執念で作り上げた作品の南総里見八犬伝をVFXをふんだんに使って。鶴屋南北、渡辺崋山なども。
役所広司さん、内野聖陽さんのベテランの凄さ、そしてVFXでの南総里見八犬伝の世界を美しく。
面白い、日本的な映画

亡くなった知人のスマホに語り続ける、現代的な映画。
昔ながらの昭和の香りと近代的な都市名古屋近くの三重県の風景と相まって心温まる映画。黒木華さんはもちろん、皆さん素晴らしいです。雨の三連休、心穏やかな日に。

熊本で半年間も上映されている映画。脚本兼監督が名古屋出身なので名古屋のトヨタ系映画館での期間限定上映。熊本県の山鹿灯籠を中心に妻を亡くして放浪している男と山鹿の町の人達との交流。日本人ならではの感性の琴線に触れる素敵な映画。有名な俳優さんは、でていませんが、殆どが富良野塾の出身者、素晴らしい演技。久しぶりに感動した映画。ちなみに“骨なし灯籠”とは山鹿灯籠踊の頭に乗せる灯籠。紙でできていて”芯“がない事から。
先行上映で。

踊る大捜査線へのオマージュ。踊る大捜査線のような事件、リズム感は皆無。でも、静かな大人向けの映画。先行上映なのでパンフレットはまだ、ということでしたがその理由は最後のエンドロール後に明らかに。

一つのシリーズの一区切り。
柳葉敏郎さん、静かななかに強い意志を感じる素敵な映画

平野啓一郎さんの小説。
近未来のAIにより仮想空間。そしてその中でその仮想空間の下に実行する“アバター”、それを指示する”顧客“。完全に二分化された日本社会を。“顧客”の指示で殺人を犯す“アバター”。恐ろしいとは思いますが既に人との”生の“人との触れ合いよりもスマホのネットの方を重視している今の日本。この映画が絵空事とは思えないと。
“昭和は良かったね!”と思わず嫁さんと。

嫁さんお出かけなので、“敬老パス”と”シニア会員権“で映画。30年前にも観た映画。あまり当時の記憶にはありませんでしたが、とても静かな、そして古き良き時代を感じさせられる素敵な映画。本来ならば出会うことの無い二人の、“詩”を通した心の交流。観終わってからなにか心が洗われる映画。

台湾初の鉄道ドキュメンタリー映画。台湾南部の非電化区間の南廻線の電化前に7年かけて。鉄道に関わる人達の親子3代にわたっての鉄道一家、親の姿を見て育った子供、鉄道マニア、工事関係者。
なにか今の日本が失った世界が残っている台湾。台湾は先端的な世界と古き良き世界が混在。昔、台湾には仕事て何度も。そして移動には鉄道を。日本統治化に普及した台湾の鉄道。出発の合図も“オーライ”ではなくて”オーレイ“。これも日本統治名残り。懐かしいD51、C57も。台湾の人達の懐かしい鉄道愛。多分、そのために会津の只見線復活に多くの台湾の人達が自分達の故郷にダブらせたのか、多くの支援金。
懐かしさを感じる映画

倉本聰さんの脚本。
落ち着いた、そして大人の複雑な心情を。出演されている俳優さん達の奥深い演技にあっという間に。アニメ等の実写映画とは異なり倉本聰さんらしい素敵な映画。
それにしても、映画へのコメント書き込み見ると、揚げ足取りのような書き込み多いのですね。SNSでもそうですが常に食ってかかる人たちはいるものです。可哀想とは思いますが。
そんな雑音は吹き飛ぶ素敵な映画

学生時代の40年ぶりの再編集、4Kリマスター。昔は“狂気”を感じましたが、今は狂気よりも”恐怖“を。“恐怖による支配”は、日本の周りの国々では普通に。でも今の日本も似たような社会に。マスコミによる”情報の切り取り“、SNSによる“フェイク”を恐れて、殆ど口をつむいでしまう社会。常に周りからの批判を恐れて何もしない日本の今の社会。
この映画を単なる反戦映画と見るのは短絡的。マーロンブランドのカーツ大佐が最後に繰り返して発する言葉”恐怖“。これこそこの映画の言いたかった事なのかもしれません。40年以上経って歳を重ねたこと、社会も大きく変わったこと、そんな事を考えさせられた映画。3時間の長さを感じさせなかったです

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