ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

秋めいてきた木曽御嶽山登山

2023-10-02 10:20:24 | 
明け方の中秋の名月。名古屋ではくっきりと見えていた月も恵那山SAからは雲の中に。
昼過ぎから天気は下り坂予報の木曽御嶽山へ
田の原からの歴史的な登山道“王滝登山道”で。
今年の7月にようやく開通できるようになった登山道で。
肌寒く感じる田の原。標高は2,000m超え。
登山口の鳥居の下で若い男の子達がそれぞれの写真を撮っていたので
”写真撮ってあげようか?“
と声をかけたらとても喜んでくれました。
そうしたら、
“お礼に、いろんな角度で写真撮ります!”
とワイワイと。


若い人達、いいですね!
登山にあたってとりあえず御嶽山へ一礼。
今日は新しく買ったザックで。
今まで15年近く使っていたザックが古くなったのでクラウドファンディングで見つけた、容量の異なるものを取り換えられるザック。
年齢からいって最後のザックかな。
女人禁制の山
暑さのためか秋の訪れも例年に比べて遅い。ようやく色付き初め。

空も秋の空
8合目、空の雲もすっかり秋の雲
9合目の”一口水“はほとんど水はなく、一滴、一滴ポタポタと。
王滝登山道の頂上


ここから先が今年の7月に規制解除となった”八丁たるみ“。
この先が噴火口。
2014年9月27日11:52分に噴火。日本の山岳史上最大の犠牲者が。
そしてこの噴火口沿いの八丁たるみ付近が大きな被害。

八丁たるみから剣ヶ峰方面


下り坂の天気なので風も強く、剣ヶ峰は雲の中に。剣ヶ峰へは行かずに途中まで。

登山道には雨風でコンクリート化した火山灰も。


毎年9月27日には慰霊祭。
足元には亡くなった方への献花の花があちらこちらに。
実は我が家はこの年の噴火の3週間前に黒沢ルートで登山。王滝ルートよりも噴火口は離れていましたが、それでも例年に比べて、噴煙は高く、また、硫黄の臭いが凄かった上に風向きのせいかもしれませんが、ゴーっという音も聞こえていた事を覚えています。今だから言えますが、まさか、噴火するとは思っていませんでした。噴火した日は土曜日、しかも昼だったので多くの登山者は山頂近く、つまり噴火口近くで休んでいたと。多分、当日も噴煙多くても、まさか噴火するとは思っていなかったと。
火山の山であることの恐ろしさを感じます。
また、御嶽山を常時観測する組織も無かったことも山の変化に気づくのが遅くなったのかもしれません。

昼前に早くも雲が湧いてきて雲海
時折、中央アルプスの木曽駒ヶ岳、空木岳が。

田の原に戻ってくるとあたり一面は霧。間もなく雨が降ってきそうな天気。



















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