連休中、天気がよいので御嶽山へ。そろそろ紅葉かなぁと期待しつつ濁河温泉口から。御嶽山は、夏は御嶽教の人たちが、
”六根清浄、御山は快晴、登らせ給え、懺悔、懺悔”
(ろっこん しょうじょう、おやまはかいせい、のぼらせたまえ、ざんげ、ざんげ)
と声を上げながら登ります。文章で書くとこうなりますが、節をつけながら山域に大きく響く声は声明(しょうみょう)のようで聞き惚れてしまいますし、やはり身が引き締まるような気持ちになります。さらに御嶽教は非常に多くの教会があるので、いくつもの教会の人たちが登っていく様子は、霊山”御嶽山”を肌で感じられます。
ちなみに、六根とは、”眼”、”耳”、”鼻”、”舌”、”身(触感)”の5つの感覚とそれらによって得られる思いである”意”です。また、”どっこいしょ”という語源はこの”六根清浄”に由来しているそうです(六根清浄は六根浄とも言って、ここから由来しているそうです)。これらは、御嶽山、二の池小屋のホームページに出ています。
これらの光景は、夏の、それもお盆までが中心です。
今回は御嶽教の人たちがよく登る木曽側ではなく比較的に宗教色が少ない飛騨側から登りました。宗教色が少ないとは言ってもやはり宗教的なものはあります。
昨日は乗鞍畳平で今年の初氷、とのことで冷え込みました。御嶽でも橋は霜、霜柱もたくさんありました。
そして、山頂近くでは、今年初めてのツララを発見
でも、天気がよいので、見晴は最高!
飛騨側山頂近くの五の池小屋で、昼食を。ここの管理人は非常に若く、スタッフも若いです。とても素敵な管理人さんとスタッフです。不思議なことですが、山小屋の管理人さん、スタッフが若いと、若い登山客が多いですね。この山小屋ができた10年前にはよく行きました。今年からデッキができて、思わず、ここで飲むビールは最高!と思い、500円を払おうと思ったら+100円でエビスビールが飲めますよ!との管理人さんのお言葉につられて、エキストラの100円を払ってしまいました。
(多分日本の山小屋では唯一?)シナモンたっぷりの”ホットワイン”と”管理人お手製のアマゴの燻製が入った”おつまみセット”を。このホットワイン管理人が小屋をまかされた10年くらい前に、名古屋の登山店(よく我が家が行く登山店です)で”ヨーロッパの山小屋ではよく出るよ!”とのことから出したものです(ちなみに我が家もスキーツアーの時にはよくこのホットワインを飲みます)。管理人、スタッフといろんな話をしていたらスタッフの女の子が大きな声で”おつまみセットの方!”(少しはずかしかったです!管理人さんも”声が大きいよ!”と笑っていました)
<おつまみセットは自家製のアマゴの燻製のほか、燻製チーズ、キュウリが>
紅葉は、まだ、まったくなく、それでも目を皿のようにして探してようやく、一部が紅葉した木を発見
あとは、濁河(にごりご)温泉へ。
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