女子フィギュアSP。
ソチ、女子フィギュアSPを見たが、日本女子は全員が致命的にジャンプを失敗していた。皆、何かオドオドとしていて、昨年12月の全日本選手権で見られたような、身体から溢れ出る強いオーラが感じられなかったのはどうしてだろう。
鈴木明子は、まあ、あんなもの(失礼)。
村上佳菜子は、舞い上がって、目が泳いでいたのは、チャレンジ精神を失って、守りの姿勢に転じたからなのか。まだ若いのだから、溌剌とした演技を見せて欲しかった。
さて、問題の真央ちゃん、
選曲が悪かった。
ショパンのノクターンは夜を暗示し、月を眺めてあの人を想う、という風なロマンチックなイメージを持つと同時に、一歩間違えば、ネガティブな悲愴や不幸をも呼び覚ます、危うい曲なのだ。それに合わせたのかどうか、薄い紫のコスチュームは薄幸を連想させ、真央ちゃんには似合わなかったと思う。
そして、日本のコーチ陣、ソチを最後に全員お引取り願いたい。
真央ちゃんのコーチはヨボヨボのお爺ちゃん、佳菜子にはイケ好かないオバサン、これでは選手たちをインスパイアさせることなど不可能。
日本には八木沼、荒川静香、村主などなど、優れた人材がワンサカいるのだから、これらの人材を次世代のコーチとして登用すべきだ。
荒川静香がトリノでゴールドメダルを取った時に述懐したことは、「モロゾフに師事したのは、彼が実際に踊って教えてくれたから自分の身になった。口だけで言われても、分からない」。
さて、キムヨナ。
口惜しいながら、素晴らしかった。
伸び伸びと演技をしていて、ジャンプに安定感があったし、踊りの芸術性も高かったと思う。そして彼女の英語を初めて聞いたが、ネイティブに近いですね。まあ、韓国が生んだ突然変異だな。
(じゅうめい、鋭く斬る)