武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

麻生太郎の崩壊。 押尾学の消えた携帯

2009年08月25日 | 人生の意味

麻生太郎と自民党の敗残。
この人の政治生命も、残り1週間を切った。安倍、福田の政権投げ出しを引き継ぎ、自民党ご臨終の立会人であったというのが、後世の政治戦国史における論評ではないのか。さて、ついに産経新聞も議席予測を発表した、民主党300議席を超える。自民党130を切ると出した。つまり自民党は歴史的大敗北を喫し、屍が累々と積み重なるということだ。自民党もこのくらい負けた方がいい。その敗残の廃虚から立ち上って来い。それとも世襲の公家議員たちは、隠岐の島にでも蟄居謹慎するか。しかし決戦はまだ終っていない。夏草が匂い立ち、天の雷鳴が轟く瞬間、獣のような声が一斉に咆哮する。勝つ時は鬼の如し。平成維新は血風の中で成らねばならない。
最近思うのは、麻生太郎を幾ら批判しても、批判する価値もないのではないか。しかし村の田吾作をやっている訳ではない、総理大臣なのだ。批判はしなければならない。この人、理念も、政策も、品性も何もない。昨日の演説を聴くと「我々は保守党だ。保守党は革命を起こさないんです」と叫んだが、何を言いたいのか。恐らく保守党という言葉の響きの良さに酔っているだけだろう。
しかし郵政民営化は革命ではなかったのか。しかも小泉さんの一人芝居というドタバタ劇。
次に麻生は「景気対策をやった、これからもやる。だから私に勝たせてくれ」。総理に就任してから4度の予算を組み、56兆円の大借金を新たに作りながら、今年度の第一四半期GDP成長が、たったのプラス0.9%,
前年比で見れば、それでもマイナス6.9%にもなる。麻生が勝てば、さらに借金を注ぎ込むというのか。韓国の国家予算の2倍を投入しても+0.9%というのだから、無策の証明だ。対してフランス、ドイツは緊縮予算を組みながら、プラス1.0%を達成した。
さらに麻生は、民主党の政策はバラマキだと声を枯らしながら批判する。こういうのを「お前には言われたくない」と言う場面だろう。民主党の子供手当を批判するが、自民党は少子化対策を何もやっていない。無為無策というか、我々の税金を食い物にしているだけだ。そして民主党の高速道路無料化を批判する。しかし国交省の研究では、高速道路を無料にした場合、経済効果は7兆円以上になると試算しているのだ。
次に品性、麻生の演説の前振りを再現してみる。「麻生の生のツラ初めて見た人? どうよ、テレビよりいい? お母さん、見る目あるね。へッへッ」。得意気になってこの前振りを言う。次に少年漫画の話。ここで聴衆が笑い始めると、民主党を批判する。最後は、牛の首振り民芸品のように、顔を上下に揺らして、ガハハと笑う。丁度、客の値踏みをする芸人のような顔付きになる。これからの日本は、モダンタイムスの経済成長ではなく、成熟社会と生活大国を目指す。
★民主党。
ある民主の候補者が面白いことを言った。「4年前は蝉の声がジミン、ジミンと聞こえたが、今夏はミンミンと聞こえる」。
★押尾学の犯罪。
興味深い新事実が明らかになった。死亡した女性の携帯電話が、ヒルズ・レジデンスの玄関側の植え込みに捨てられていた。その発見は押尾が逮捕された翌日の8月4日だった。黒色系の折りたたみ式携帯。誰が捨てたのか。押尾しかいまい。銀座ホステスの田中香織が全裸で死亡した部屋は、ヒルズの23階にある1LDKタイプだ。眺めは絶景。月の家賃は40万円。部屋の借主は輸入下着の通販で急成長したピーチジョンの野口美佳社長(女性)。野口社長は同じマンションに他に2部屋持っているという。マンションのセキュリティーは厳しいが、23階の部屋の前まで行くと、廊下はホワイト系の基調で、ドアは黒色のシックなトーンでデザインされている。
さて押尾の話を時系列にまとめる。午後2時に女性が部屋に入った。女性は上をダイニングに脱ぎ捨て、下はベッドルームに脱ぎ捨て全裸になった。女性がMDMA2錠目を口に入れた4時頃、震え始め歯が噛み合わなくなり、けいれんを引き起こした。押尾は驚いて、女性の心臓マッサージを行い、蘇生を試みたが6時頃死亡した。香織の肋骨が折れていた本当の原因は何か。午後8時30分にマネージャーに連絡し、部屋に来てもらった。そして9時19分、マネージャーが救急隊に連絡した。駆けつけた救急隊は、ベッドの上に全裸で死亡している女性を発見。その時点で女性は死後硬直状態になっていた。押尾学は救急隊と警察が来る前に、逃げ去り、同じマンションの別の部屋にいた。香織さんの携帯を捨てたのは、電話とメールの中身を見られたくなかった。そこには押尾学とのやり取りが残されていたから。この時間の経過を見て、納得する人はいまい。空白の時間に何があったのか、押尾はまだ本当のことを喋っていない。
岐阜県飛騨市、四方を山で囲まれた小さな町。田中香織さんは町中でも人目を引く美人であった。目のクリッとした170センチ長身でモデル系、学校時代はスキーの選手であったという。死ぬ前に友人に語っていたことは、銀座で水商売をやりたいということだった。花の銀座で、そして23階のヒルズから見える魔都東京の夜景は、飛騨の山々からは遠い。
(ムラマサ、月光に蒼く冴える)


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