武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

あほう迷走中。 警官が脅され500万円。 田母神の言い分。

2008年12月04日 | 人間の欲望
麻生太郎。
この人のことを書かない日のほうが珍しくなってきた師走。
「麻生実行中」ではなく、「あほう迷走中」というのは我ながら言い得て妙だ。
小沢から「その辺のチンピラ」と腐され、麻生は「若い頃、不良とは言われたが、チンピラとはね」と首を傾げたが、どちらも同じ意味だということに気がつかないのだろうか。筑豊では麻生財閥と崇められ、大久保利通、吉田茂の血脈を受け、若殿として躾けされた麻生にとって、臣下はただ平伏するものという環境に生まれ育ったことだろう。最近の自民党は3世小泉、叔父に2人の総理を持つ安倍、総理を父に持つ福田、そして明治の元勲と葉巻総理の嫡流である麻生と、一見華麗なる一族だが、果たして日本の政治にとって善き事であったのか甚だ疑問だ。その間、議員の2世3世貴族化に反比例するかのように自民党は衰退の道を辿り、権力の正統性はあたかも総理の嫡流にありという世襲政治は、血の濃さによる劣性遺伝のように、自民党政治の虚弱化を招き、その背後に隠れた官僚帝国は傲慢と腐敗に溺れていったのではないのか。

自民党は気でも違ったかのように、景気対策の為に公共事業費増大、別枠10兆円、30兆円の財政出動だと額に青筋を立てて叫ぶが、ここ10年のケースを見るまでもなく、公共事業は景気対策にはならないという実証と結論は既に出ているのだ。ちょうど1年前の2007年12月財務省発表で、国は835兆円の天文学的な借金を抱えており、今現在それがどのくらい膨らんでいるのか数字を見るだけでも怖気を震うほどだ。
その財政出動という自民の掛け声は、国民に大借金を押し付けることだ。
その835兆円にピンと来なければ、赤ん坊も含めて一人当たり700万円の借金を我々は抱えている。4人家族なら2800万円の借金を政治家と官僚の無駄使いの為に押し付けられていると言っても過言ではない。
かつて競艇界のドンであり日本の黒幕であった亡父を持つ笹川総務会長は昨日、新たな30兆円の借金(国債)をした場合、その返済見込みを聞かれて、「そんなこと誰にも分からん」と言い放った。道路利権という甘い蜜に群がる自民党政治家と官僚、地方公務員の天下り確保の亡国政治は、そろそろ終焉にしなければならぬ。

昨日、官邸での若手記者相手のぶら下がり会見で、漫画太郎の言葉使いが変わった。昨日までより丁寧な言葉になり、ベランメェ調は控えて、記者の機嫌を取る仕草を見せたが、果たしていつまで続くか。

こういう警官が桜田門に実在していたとは驚いた。
桜田門・玉川署の男性巡査長(27)が、留置人に現金500万円を脅し取られた事件。巡査長は、恐喝で逮捕された札付きのチンピラ小宮生嗣(21)(福岡・大牟田市)から、雑誌の回し読みを黙認するよう言われ、それを黙認したことが、一連の恐喝を受けるきっかけになったという。 巡査長が回し読みを許してから、煙草を飲ませろと要求され、警察官個人所有の携帯電話を1週間使用させ、そして男から、「ばれたらクビになるぞ」 と脅され、何と500万円の現金をゆすり取られたという。 この500万円は自分の口座から現金を引き出し、他人名義でこの男宛に郵送で送っていた。
巡査長は、男が携帯電話で70回以上もメールや通話で外部と連絡を取り合うのを許していたほか、雑居房内での喫煙も認めていた。500万円を恐喝した男は、中学時代から登校不良に陥り、分かっているだけで3件の押し入り傷害強盗を働いている札付きのワルだ。 この男性巡査長は、重大な服務規程違反であり、情けをかけても諭旨免職だ。

都内の区立小学校に勤務する男性教師(51)。
1年半以上にわたって、女子児童7人の体を触るわいせつ行為を行っていたという。
しかも、教師は校長から再三にわたって止めるよう注意を受けていたというが、「児童と会話によるコミュニケーションが苦手だった」 として行為を続けていたのは言い訳にもならない。 校長もそれが分かった時点で、毅然と対処しなければ駄目だ。
この教師は、小学校の図工室で3~5年の女子児童7人の、おっぱい、お尻を触っていた。 しかも、可愛い子ばかりを狙ったという。 また、両手を女児の両脇に入れて揉んだり、女児のスカートをめくる行為を続けたそうな。 この猥褻教師はもちろん、校長も副校長も懲戒免職が相当だ。 そして氏名を公表せよ。

(最終回)
田母神俊雄・前幕僚長は11月末、産経新聞の野口裕之氏のインタビューに対して心境を語った。大事な部分を抜粋し、論評したい。
(なお、本ページの主張は、憲法改正、国防軍の創設、総理大臣は靖国に参拝するのは当然だという立場である)
☆日米同盟が変質しない保障はないが。
(田母神) 「自衛隊も少しずつ自立の方向に進むべきだ。 米軍は鉾、日本は盾という考え方は直した方がいい。米国の若者の血は流すが、日本は後ろにいて血は流さないでは、日米同盟はもたない」。
(じゅうめい) 日米軍事同盟が存在する以上、基本的にはそういうことだ。 それは戦争をせよということではなく、国連平和部隊として平和活動を行なうことだ。
しかし、自衛隊が派遣される以上、そこは危険地帯であり、生命の保証はない。
それを実行する前に、憲法9条を改正し、自衛隊を合憲化しなければならない。憲法に認められていない軍を海外に派遣することは出来ない。
☆ 国家と政治家のあるべき姿をどう考えるか。 
(田母神) 「善人で国民の安全を守れない国家よりは、腹黒くてもいいから国民の安全を守れる国家の方がよい。性格が良くて無能な政治家と性格が悪くても有能な政治家なら後者の方がよい。この国はどうしてすべてがきれい事なのか。そのくせに歴史認識だけは『自虐史観』だ。いつの日か私の論文が、普通に語られる日が来るのを望んでいる」。
(じゅうめい) 腹黒い国家は、駄目だ。 百万言を費やすより、その例を挙げれば分かる。 それはロシア、中国、韓国だ。 北朝鮮は腹黒を通り越して「ならず者」 集団だ。 日本は中国や韓国のような国家になってはならない。 イギリスやフランスのような権謀術数はあっても、腹黒国家は駄目だ。 アメリカは半分は腹黒だが、反面、震えるほどの、素直さ、真摯さ、自己犠牲がある。 そういうアメリカを信頼したい。
日本の自虐史観については、日本武士道の「潔さ」という美学から来ている。
しかし同時に、日本政治の欺瞞と怠慢がもたらしたものであることも付け加えておこう。
☆ 現在の心境は。
(田母神)「後輩たちが苦労しているだろうなと、その点は本当に申し訳ないと感じている。ただ、色々な批判も受けたが、落ち込んだことはまったくない。女房には『おれは野垂れ死にするから覚悟せい』と言いました」。 (完)
(ムラマサ、鋭く一閃)

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