直前模試2019年 第1回の問9の肢3などの質問が多くあります。いいことです。
「保証人が主たる債務者Bを相続した場合に、その後弁済したときは、当該債務は、主たる債務者の承認として債務の消滅時効を中断する」かどうかという問題です。
この場合、場合分けをしましょう。状況が曖昧だからです。
しかし、ここで民法の考え方のベースがなんとなくわかりませんか。
そう、常にいっています。
民法は、「本人の意思を尊重」するものだ、と。
それが本当に、自然にでてくることが、実力がついた証拠なのだ、と。
つまり、相続があったことは、常に、相続人にとってわかっていないということです。
その被相続人が、遠くにいるかもしれません。勘当していたかもしれません。
もしかしたら、被相続人はふらーと放浪癖があり、アフリカにいて音沙汰ないかもしれません。
そうすると、常に相続したことを知っていないということです。
相続放棄も、知ってから3か月ですね。
業法の死亡等の届出も、相続人は知ってから、30日以内ですね。
ということは、相続を知らないのに不利益を受けては、その人の意思は尊重されませんね。
こういうところまで、考えておくといいのです。役に立ちます。
模試を提供したかいがあった、ということになるでしょうか。
みんな、この模試で頑張れ。
では、また。
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