アマゾンプライムビデオで無料だったので視聴しました。
1988年作成の映画です。
内容は、管理教育に嫌気がさした中学生たちが反乱を起こし廃墟に立てこもり、引き戻そうとする教師、父兄、警察とバトルをするというものです。
言ってしまえば、全共闘のような学生運動経験者が、中学生の夢想を映画化したような作品です。
そこにはリアリティーがまったくなく、お祭りモード全開の雰囲気があります。
戦車まで動かしてしまうにしては、(ネタバレ白文字→)花火を打ち上げてすべて水に流されるという幕引きというハチャメチャぶり。
ある思想家が、戦争と祭りは、エス(無意識)の解放という共通点があると言っていましたが、描かれているのは祭りで、題名が戦争なのですから、管理教育下の中学生のエスの解放の映画としてみるとしっくり来ます。
おおらかな気持ちで、祭りを楽しむつもりで見ることをお勧めします。
※宮沢りえの女優デビュー作(彼女は日本アカデミー賞新人賞を受賞)。一言で言って「足長~っ!」
注)画像は記事の内容と関係ありません。