むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

菩提寺山(石油の里より)2022晩夏

2022年08月21日 | アウトドア
角田山の上に雲がかかっていたので、標高が低い菩提寺山へ行ってきました。
この夏は、猛暑や雨天で1ヶ月ぶりの登山です。
はじめてのコースでしたが、見所が多く、面白い山行でした。
あちこちに油田の跡が残っていて解説がついているので、全部見きれません。
油田跡の地図があります。
ポンピングパワー(電動モーター)ひとつで、丘陵に散らばる約60基の油田を動かしていたそうで、すごい技術だと思います。動力を伝えるのは山に張り巡らされたワイヤーロープなのでが、まだ残っているロープもありました。
登山道入り口にはこんなことが書かれてありますが、遊歩道並に整備されている登山道ですので安心です。
上り下りが少ない道ですが、わずかに昇ったり降りたりしながら進むので、見かけより疲れます。
展望がきく休憩どころが何カ所かあります。
頂上まで1時間弱の行程ですので、少し数が多すぎるような気もします。
頂上から見る新潟平野の一角。
早生が収穫時期に近づいていて黄色くなってきています。
黄緑色がコシヒカリ、濃い緑が新之助かな。
ツルリンドウが咲き始めていました。
ヤブタバコが見ごろ。
キンミズヒキは終わり近い。
ミンミンゼミ、ツクツクボウシがよく鳴いています。
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『自然農法とは何か』 本田進一郎(電子園芸BOOK社)

2022年08月20日 | 読書
自然農法とか有機農法とか、定義が曖昧で扱いにくいですが、ヨーロッパにおける黎明期から、現在日本の木村秋則氏の奇跡のリンゴ栽培まで、幅広い知識をまとめてありました。
現代の欧米式の農業では将来的にリン酸資源の枯渇から、深刻な問題を生じると考えられます。
それを回避するため、東洋型の循環農業にヒントを探すことになります。
昔の日本式の農業は、人糞を田畑に戻すため、持ち出さない農業を確立していました。大量のリン酸鉱物を施用することによって維持している欧米型の農業が先細りの中、それにヒントを得ようとしていた欧米農学者がいたことも興味深くよめました。
肝心の自然農法は、耕さず、肥料をやらず、草を取らない状態を確立するために、血がにじむような努力を行なわないといけないことも解りました。
つまり、土壌を有機物の堆積物にするために雑草をコントロールしながら、土を作っていかなければならないのです。つまり、初期の段階では草刈りをこまめにして、それを積み重ねていくことになります。しかも、イネ科雑草でリン酸の活性化を図り、マメ科で窒素成分の補給を図るというように雑草の種類と見極め、その力を利用して施肥をしなくてもよくする知識も必要であるということです。
自然農法とは、シロートが手をだして成功するものではなく、農学者や篤農家が試行錯誤を繰り返し何年もかけて確立するものなのです。

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イチモンジセセリ

2022年08月19日 | 小さな自然
幼虫はイネツトムシと呼ばれるイネの害虫です。
成虫はお盆の頃に花の周りを元気に飛び回っていることがあります。
子猫が飛びついて遊んでいるのを見たことがありますが、色が地味なので返って美味しそうに見えるのでしょうか。
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豚肉届いた!

2022年08月18日 | 投資・節約
心当たりがない宅急便が来たのですが、オリックスからの株主優待品でした。
なんだろう、鹿児島って?
鹿児島黒豚のお肉でした~!
忘れた頃に届くギフトはうれしいですね。
夏バテ気味のこの時期に、助かります。
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『ジーキル博士とハイド氏』スティーヴンスン(光文社古典新訳文庫)

2022年08月17日 | 読書
あまりにも有名で、肝心のオチがネタバレしすぎている古典。
博識ある紳士のジーキル博士が、内なる欲求を解放する薬を発明してハイド氏に変身し、暴虐の限りを尽くす。
フロイトの言うところの超自我+自我で行動するのがジーキル博士なら、エスが解放された姿がハイド氏ということになります。
本来の原始的な欲動のままに生きることの心地よさを知ってしまったジーキル博士が、だんだんハイド氏に取り込まれていく怖さがありました。

ということで、この夏は『フランケンシュタイン』『オペラ座の怪人』『ジーキル博士とハイド氏』と古典ホラー3本をつづけて読んでみました。どれも、映画や劇化されている有名な作品ですが、原作はまた違った雰囲気があり、新しい発見もあって面白く読めました。

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線香の材料になるハマゴウ

2022年08月16日 | 小さな自然
お盆の海岸に咲いている花です。
線香の材料になるので「浜香」が変わりハマゴウになったと言う説があります。

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『オペラ座の怪人』ガストン・ルルー(光文社古典新訳文庫)

2022年08月15日 | 読書
海外古典ホラーの名作。
完璧な舞台設定。完璧なストーリー。魅力的なキャラクター。
中世の荘厳な巨大建築物を作るような緻密さとダイナミックスさを兼ね備えた小説です。
舞台がパリのオペラ座、現実と虚構が混ざり合い、奈落の底には、湖まであるのです。これだけで、もう怖さ怪しさ満点です。
そして怪人(ファントム)の謎。
声だけ聞こえる怪人、その姿を見た者は、骸骨だったとか、火の玉だったとか姿も定まりません。
支配人は、怪人に給料を払わされていたり……正体もわからないのに……怪人専用のボックスもあったりします。
謎だらけの展開です。
才能豊かな歌姫と青年子爵の恋に横恋慕する怪人の正体は?
歌姫を誘拐した怪人。
怪人を追うなぞのペルシャ人の出現と、歌姫を救いたい子爵。
怪人がオペラ座の地下に張り巡らす残酷な罠。
もう、読者は奇々怪々な遊園地に誘い込まれてしまいます。
映画化、舞台化もたくさんされていますが、小説を読まないなんて半分も楽しめていないと思います。

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ショウリョウバッタが成虫に

2022年08月14日 | 小さな自然
脱皮して成虫になったばかりのショウリョウバッタを何頭か見かけました。
秋が近づいています。

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墓参り

2022年08月13日 | 日々の生活
豪雨とか台風とか空が騒がしいですが、墓参りに行ってきました。
天候に恵まれて、暑いだけで無事に参ることができました。
海岸の流木はまだ酷く、海水浴客もほとんどいませんでした。
帰りに農産物直売所でいろいろ買って帰りましたが、田舎はよい野菜が安くて良いですね。
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『人生でほんとうに大切なこと』 稲垣麻由美(KADOKAWA)

2022年08月12日 | 読書
あまり知られていないようですが、精神腫瘍医とはガン患者専門の精神科医です。
ガンの宣告で、混乱してしまったり、うつ状態などになってしまった人をケアする職業です。
精神腫瘍医の清水研先生が出会ったがん患者たちのレポがメインの本でした。
ガンによって限定された生の中で生きる希望や、自分の存在意義を発見していく患者たちに、いろいろな意味で人生の考え方を学ばせてもらえます。
また、絶望したり混乱したりしている人に対して心を開いてもらう話し方などの勉強にもなります。
精神腫瘍医に出会って、最期はガンになってよかったと言えるまでに自己を発見できる人たちは、ほんとうに幸せそうでした。

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