ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

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日本推理作家協会編(東野圭吾選)『謎001』講談社文庫を読む

2008年05月20日 22時17分33秒 | 
日本推理作家協会編(東野圭吾選)『謎001』(講談社文庫)を読んだ。
1970年代からの30年間に発表された短編の中で、東野圭吾が選んだ8つの短編で面白い。選ばれたのは以下の短編(作家)

新開地の事件(松本清張)
母子像(筒井康隆)
双子の家(赤川次郎)
緋色の記憶(日下圭介)
北斎の罪(高橋克彦)
ぼくを見つけて(連城三紀彦)
手話法廷(小杉健治)
サボテンの花(宮部みゆき)
そして解説を東野圭吾が書いている。

このうち、母子像(筒井康隆)はアルビノ(白子)のことが記されている。また、小杉健治の手話法廷は、題名の通り、聴覚障害者に関わる法廷もの。仕事場を解雇された聴覚障害のある青年と仕事場での事故で中途障害で車いす生活となった肢体不自由の人が交叉して、手話法廷でドラマが展開することになる。