アカジソ(赤紫蘇) (シソ科)
「アカジソ」は、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物調査目録には記録されておりません。「アカジソは、風の松原内で新しく記録された植物です」。記録する前に刈り払いさておりました。これらを採取して記録。
アカジソ:1年草。
葉と茎が赤紫色で、穂状花序に淡紫紅色の花を咲かせる。高さ50~100cm、 茎には長軟毛が疎生する。
葉は広卵形で時に縮み、質は薄く、長さ8~10cm、巾6~8 cm、色は赤紫色、または緑色。葉の上面が緑色で裏面は赤紫色のものもある。先は尖り、鋸歯があるが基部では暖味である。
花穂は太短い円柱形で、枝先につき、2花の仮輪からなり、長い。花冠は淡紅色。萼は釣鐘形で、先が5分裂し、果期にはやや大きくなり、長さ5~6㎜。萼筒には白色の長毛が密生し、黄色の腺点がある。
果実は4分果であり、分果は長さ0.7~1.5㎜の球形、網目模様がある。
栽培植物であるが各地に野生化したものがある。中国原産とされる。逸出により野生化している帰化植物。アオジソやアカジソ、チリメンジソなどの品種がある。 花期は8~10月。
01.14年08月26日 アカジソ 葉は対生。
02.14年08月26日 アカジソ 茎に紫色の毛があり、茎の断面は四角であるが、辺が凹む。
03.14年08月26日 アカジソ 葉は広卵形で、葉質は薄く縮む。裏表とも赤紫色。
04.14年08月26日 アカジソ 葉の表側疎らだが刺状の突起がある。
05.14年08月26日 アカジソ 葉先は鋭く尖る。
06.14年08月26日 アカジソ 葉の縁に鋸歯がある。
07.14年08月26日 アカジソ 基部はくさび形。
08.14年08月26日 アカジソ 葉柄にも毛がある。
09.14年08月26日 アカジソ 葉の裏側にも毛があり腺点がある。