ミツバツチグリ(三葉土栗) (バラ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年04月02日 07時09分39秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

この、ミツバツチグリは、「植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001発行別冊発行」の植物目録にはありません。新しく出た新種です

 

ミツバツチグリ緒言:多年草。

チツグリに似ている。北海道~九州の山野の陽当たりのよい所に生え、高さ15~30cm。

地下に肥大した根茎があり匐枝を出す。四方に走出枝をのばしてふえる。

葉は3小葉からなり、匐枝につく葉は少し小さい。根生葉は長い柄がある。

小葉は楕円形で鈍い鋸歯があり、両面無毛。

花茎は高さ15~30cmになり、集散状に径1~1.5cmの黄色い5弁花をつける。

果実は表面にしわのあるそう果。花期は4~5月。

西日本に多いチツグリは小葉が3~7個で、表面に白い毛が密生し、匐枝は出さない。根茎は紡錘状で、焼くとクリのような味がし、生でも食べらる。ツチグリ名はこの根茎にからつけられたもの。ミチバチチグリの根茎は食べられないとある。

 

01.12年05月21日 ミツバツチグリ 風の松原内では生育しているところでは2ケ所のようです。道路端の日当たりのよいとこりで群生しています。どうしいままで気がつかなかったのでしょうか。ヘビイチゴと間違っていたでしょうか。

 

02.12年05月22日 ミツバツチグリ 茎は、茎葉と花茎とに分けられる。この個体は茎葉が4本て、掛けが2本で匐枝から出る茎葉が1本でした。

 

03.12年05月22日 ミツバツチグリ 黒いのが根茎で、紡錘状で焼いて食べられようです。根は四方に張っており根張りは相当な物です。四方に走出枝をのばしてふえる。匐枝から出る葉は小さい。

 

04.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎の茎に毛がある。

 

05.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎の茎の断面に毛がある。断面的に見るとハート形に見える。これも断面はハート形に見えます

 

06.12年05月22日 ミツバツチグリ 茎葉につく葉の標準的な裏表。このように葉柄は長い。葉質薄い。

 

07.12年05月22日 ミツバツチグリ 3小葉の平均的な葉の形で3小葉。

 

08.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎の全体像。葉は互生につく茎葉につく葉よりかなり小さいです。そして葉腋には托葉があります。花は集散花序。

 

09.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎につく葉ですが変化が多い。左から下側~上に行くほどはが小さくなる。

 

10.12年05月22日 ミツバツチグリ 托葉。

 

11.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉腋に托葉がある。

 

12.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の表側に毛があります。

 

13.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の表側に毛がある。

 

14.12年05月22日 ミツバツチグリ 小葉の基部は楔形。基部二は鋸歯がありません。

 

15.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の縁は鋸歯がある。

 

16.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の先端は鋸歯状の先端。

 

17.12年05月22日 ミツバツチグリ 葉の裏側ですが脈状にけがある。

 

18.12年05月21日 ミツバツチグリ ミツバツチグリの葉ですが水孔のあと杉花粉で水孔の後が解ります。

 

19.12年05月22日 ミツバツチグリ 花茎の先に花を集散状に花をつける。

 

20.12年05月21日 ミツバツチグリ やや下向きにつけるミツバツチグリの花。

 

21.12年05月22日 ミツバツチグリ 花弁5個、雄しべ沢山。中央に雌しべがあるがぶつぶつしている感じのがそうです。

 

22.12年05月22日 ミツバツチグリ 1個の雄しべで葯は薄茶色で花糸は白く無毛です。

 

23.12年05月22日 ミツバツチグリ 雌しべはげんざいの所小さく、何か苺の表面に似ている。

 

24.12年05月22日 ミツバツチグリ 萼片は10個で毛があります。

 

25.12年06月12日 ミツバツチグリ 花も終わりそう果をつけ始めた。

 

26.12年06月21日 ミツバツチグリ 痩果は帯白褐色、長さ1.1~1.2㎜、幅0.8~0.9㎜の全体に丸みを帯びた卵形、表面に濃赤紫褐色の小点が多く、明瞭な隆起線があり、腹面に細長い付属体がある。赤丸がそうです。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、本当のまだかけ出しです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

参考文献:山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花 著者 林弥栄 山と渓谷社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 風の松原通信 常盤林道散策... | トップ | 十二湖自然観察会 十二湖自... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Cafeの宿六)
2013-04-02 21:20:04
こんばんは
いつも丁寧な写真と詳しい解説で山野草の勉強させていただいてます。大変な作業ご苦労さまです。これからも楽しみに覗かせていただきます。
返信する
できるだけ (タロンペ)
2013-04-04 19:58:41
Cafeの宿六様
そうですね。私の性格かもしれませんが、できる範囲内で詳しく調べています。ですから同じ種を3年位掛かって調べていますが、それでもあれがたりない、これがたりないで大変です。
でも本当に宿六様のような写真と文章が書けたらと思っております。
素晴らしいです。
毎日楽しみに覗いていますので宜しく。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事