みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

12進数の起源

2006年01月25日 | 雑記
数の話。ピアノを弾いていると12という数が気になる。
なぜなら、ピアノの鍵盤を思い浮かべると分かるのだけど、ドレミファソラシの7つの白鍵+5つの黒鍵 =12。その次の音は一回りして1オクターブ上のド。つまり音の世界は12進数。
同じく、暦(1年=12ヶ月)も12進数ですね。

普段、慣れ親しんでいる10進数は、明らかに両手の指の本数に由来するけれど、ならば12は?
なぜ12進数などが使われるようになったのか?暦と音楽が共に12進数なのには、何か理由があるのだろうか?ずっと関心を持っていたのだけど、本(黄金比はすべてを美しくするか?)を読んでいて、ようやくそれらしき説に出会う。(とりあえず音楽は除いてですが・・・)

ヒント。答えは、君の手のひらに。



気付かれました?

答えは、4本の指にある関節の数(4×3=12)。親指は数えるために使うので除きます。ちょうど現代人が携帯でメールを打つ時に親指を使うように、大昔の人は、親指で、指の関節を指差して、数を数えていた。携帯を使う現代人だからこそ、しっくり来るんじゃないかな?
一応念のため断っておきますが、本書の著者によると、まだ説の段階で、まだ確実な話とは言えないようです。でも、感覚的にピッタリ来るなぁ。

もしも、人間の指の関節が2つだったら、1年は8ヶ月だったかもしれない・・・。
普段は、気にもとめない当たり前のことに、いろんな人類の歴史が詰まっている。感慨深い。こういうのを歴史ロマンというのかな?
コメント (2)
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