みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

60進法の起源

2006年01月26日 | 雑記
数の話、もう少し続きがあるのです。
次なるは60進法。どうして1時間は60分なんだろう?1分は60秒なんだろう?疑問でした。(我ながら、なんだか一休さんの「どちて坊や」みたい・・・)昨日の本に、これもまだ推測の域だけど、興味深い説が紹介されてました。

「5進数を使う民と12進数を使う種族が、混じりあって生まれた」のではないかと。

なるほどと思った。60は5と12の最小公倍数。二つの単位系が交差するポイント。ひょっとしたら、60進法の成立には、こんな物語があるかも?

今を遡ること5000年前、ユーフラテス川のほとりで、5の民(指の本数で数える人たち)と12の民(指の関節の数で数える人たち)は、長らく争っていた。ある時、賢者が現れて、60を基準にしようと皆を説得した。60なら、両者に折り合いがつくだろうと。そして、双方の民の平和と友愛の印に、60進法が採用され、平和が訪れる。シュメール人の王国、古代メソポタミア文明は大いに栄えた・・・。

公倍数は2つの数の橋渡しをするための数。もっと言えば2つの文化が調和するポイントとも言える。中学で公倍数を習った時は、それが一体何の役に立つんだ?と思っていたのだけど、20年の時を隔てて、ようやく公倍数の意味を、一歩踏み込んで理解できたような気がする。(60進法なのか60進数なのか、迷いました。)
コメント
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