RBC NEWS「沖縄で初確認から2か月“軽石”の影響続く」2021/12/06
沖縄の軽石被害状況。2ヶ月も経っても改善の兆しはない模様。離島への生活物資搬送や漁業・観光業へのダメージは大きい。YouTubeではボランティアの除去作業がたくさん報じられているが、政府はいったい何をしてるんだろう?日頃迷惑ばかりかけている米軍は、こういう時こそ少しはお役に立ってはどうなんだろうか。
今日の京都新聞に興味深い記事が2つ。
1つは控えめながら政治家の痛いところを衝くコラム。
最近の京都新聞は揺れ幅が激しいが、創業一族・経営者と対極にいて振幅を大きくしている存在が、おそらくこの日比野さん、元新聞労連委員長、京都新聞編集委員兼論説委員の重責にも就かれ、現在は京都新聞東京編集部長(東京へ左遷?)。
もう1つは関連するテーマに関する書評。
「資本主義だけが残った」ブランコ・ミラノヴィッチ(ニューヨーク市立大学大学院シニアスカラー )
評者は、諸富徹京大教授。
もっとも、読んで分かるように、評者は著者の考えを後追い要約しているだけで評論はしてはいない。これが書評と言えるかはさておくとして、
まず、著者のブランコ・ミラノヴィッチ氏は「ニューヨーク市立大学大学院 ストーンセンター シニアスカラー」という肩書きの資本主義信奉者であり、”その立場から現代資本主義の問題点と未来への展望を考察した書”という事実は抑えておかねばなるまい。
著者の主張を私なりに再度、要約すると、
経済圏が拡大していく歴史過程で、社会経済システムの目的は利潤追求であり、それこそが最大の価値であるとする「リベラル能力資本主義」が欧州で誕生し、ゆっくりと成長拡大を続けて行った(グローバリズム)。
一方で、経済力で先行する「リベラル能力資本主義」に後れを取った後進国(地域)では、対抗するために急速な資本主義化を急がねばならず、推進力としての国家的総動員体制確立のために、共産主義を唱える共産勢力の台頭は必要な過程であった。こうして生まれた資本主義を「政治的資本主義」と定義し、「共産主義」は「資本主義にとって替わるシステム」なのではなく、後進国(地域)が「資本主義」に至るための単なる過程に過ぎない、とする。
「リベラル能力資本主義」では資本が資本を再生するしくみにより、ごく少数者への利潤と資本の集積が加速度的に進行し、ますます格差が拡大せざるを得ない。一方「政治的資本主義」では、政治的腐敗と利権による格差を生み出さざるをえない。
いずれにしても格差が拡大せざるを得ないという、共通の問題点を抱えている。
著者は、そもそも「資本主義」、「共産主義」を社会体制の歴史の中での位置づけとしてしか定義していなくて、中身の考察はほとんど行っていない。つまり自分の土俵へ引っ張り込んで自分有利の土俵でのみ議論するという、老獪な「知識人」の手口でありフェアな議論ではない。
そして著者が提示する資本主義の将来への指針は、
「グローバル経済の未来を左右するのは、資本主義と他の経済システムの競争ではなく、資本主義内の二つのモデル、つまり、「リベラルで能力主義的資本主義」と「政治的資本主義」間の競争だろう。リベラルな資本主義が「民衆の資本主義」へ進化し、拡大する格差問題にうまく対処しない限り、欧米のシステムは、(マルクス主義のいう)社会主義ではなく、中国型の政治的資本主義に近づき、金権政治的になっていくだろう。格差を是正し、「民衆の資本主義」への進化を実現するには、中間層により大きな金融資産の保有を促す税インセンティブを与え、超富裕層の相続税を引き上げ、公教育の質を改善し、選挙キャンペーンを公的資金でカバーできるようにしなければならない。そうしない限り、「政治的資本主義」同様に、排他的な少数で構成される特権階級の家庭が、将来に向けて永遠にエリートを再生産していくようになる。(「フォーリン・アフェアーズリポート」2020年1月号)」
著者が目指すべきとする「民衆の資本主義」とは?上の引用にそって書き出してみると、
『格差を是正し、「民衆の資本主義」への進化を実現するには、中間層により大きな金融資産の保有を促す税インセンティブを与え、超富裕層の相続税を引き上げ、公教育の質を改善し、選挙キャンペーンを公的資金でカバーできるようにしなければならない。』
日本風に分かりやすく言い換えてみると、
「富裕層の税引き上げで格差是正」、「公教育の充実で国民全体のレベルアップ」、「政党助成金!?で選挙活性化??」、「小金の投資運用(NISA)による中間層の所得引き上げ」、ちょっと拍子抜けするほど凡庸・陳腐ではある。
この立場からすると、後進地域中東では「イスラム原理主義」が「共産主義」の役割を果たすことになるとも考えられるのかもしれない。
大阪の梅田阪神百貨店や東京三越百貨店など大規模商業施設でコロナクラスターが発生している。
来店客がコロナを持ち込んだ可能性が考えられまた、表からは見えない大規模商業施設のバックヤードでは三密状態にならざるを得ない場面があるなど、感染対策の難しさも指摘されている。対策として大規模商業施設の休業要請が検討されているという。
一方、8日に閉幕したオリンピックでは、選手村や競技場にコロナ感染者を入らせないよう、選手は毎日PCR検査を受けることが義務付けられていた。為政者側も、感染拡大を防ぐ最も効果的な手段は、人が集まるところに(無症状)感染者を入らせないようにすることだということを、実は分かっていたことを示している。もっとも、それでも感染者は発生していたが、毎日検査を実施していなければもっと多くの感染者が発生していただろう。
これらの事実から導き出されることは、「感染拡大を抑える最も有効な手段は(無症状)感染者を野放しにしないこと」であるのは明白だ。
飲食店の営業を時短したところで短時間でも営業している限り、(無症状)感染者がやってくれば感染のリスクは防げない。だから「感染拡大を防ぐために休業を要請する」?そのロジックならば、オリンピックも休業すべきだったはず。「いや、オリンピックでは毎日検査を実施して感染者を洗い出し、ただちに隔離対策をとっていたから”休業”せず開催できたのだ」?ならば飲食店や商業施設も検査を徹底して、(無症状)感染者がそもそも店舗に来ないような対策をとっていれば、時短もまして休業も必要ないはずだ。なんかおかしい。
なぜ戦争は起きるのだろう?考えたことはありますか?
まあ、争いではなく平和を希求するという意味ではまだマシかもしれないが、なぜ戦争が起こるのか、戦争したがるのかを説明できていないという意味では、根本的には大して変わらない。
平和がいちばんコンサート デュオグランパ
永見さんの戦争体験談
イスラエルにいるムスメから日本の百均で売ってる便利グッズを送ってほしいと言ってきた。
ところが、その百均商品がなぜか、ほとんど見つからない。しかも百均の店員自体が、尋ねてもその商品を知らない場合がほとんど。
そんな中で見つけた数少ない1つのタオルハンガーも、ムスメの写真のような無垢材のしゃれた木製じゃなくて安物の木を黒い塗料で誤魔化したいかにも安っぽい造り(写真のようなロゴも入ってない無地だし)。
こちらは磁石石鹸ホルダー。
よくある石鹸ホルダーでは石鹸の水分が抜けきらずニュルニュルになってしまうことがあるが、磁石で石鹸吊るすと乾燥しやすいという、斬新?なアイデア。確かに水切れは良さそう。ただし、石鹸が大きいうちはいいけどチビてきたら注意して使わないと、石鹸に埋め込んだ金具で怪我しそう。結局、普通の石鹸ホルダーも必要になるという危惧はあるけど。
しかし店頭では見つからず、店員に尋ねても商品自体を知らなかった!ので、一生懸命説明して品物を理解してもらうのが大変だった。
カッター付きバターケース。
なるほど、きれいな四角にバターを切り出せればホットケーキなどに乗せたとき、お店で出されるような見栄えの良い物にできそうだ。家庭でなら普通にバターナイフで切ったもので十分だと、私なんかは思うけどね。後始末も面倒そうだし。
しかし、これも上の「磁石式石鹸ホルダー」同様、店頭では見つからず、店員に尋ねても商品自体を知らなかった!ので、一生懸命説明して品物を理解してもらうのが大変だった。
なんかちょっとうがった見方しすぎかもしれんけど、これって新手のステスルマーケティングなんじゃ?
たぶんこれ、自称「百均マニア」のブログかなんかの投稿記事らしいけれど、「便利でおしゃれそうだけどコストがかかって100円では利益が薄いもの」を、客寄せパンダで少量、期間限定で店頭に並べて来店を誘い、すぐ売り切れた後に来店した客を、仕方なく別商品を”ついで買い”に誘う」という作戦のような気がする?
百均ブログ作者も客も)その作戦にうまく乗せられてる。もっと悪い見方をすれば、「自称百均マニア」と百均は結託してる?「食べログ」の、バイト料もらってニセ高評価投稿してる連中みたいな。
根が素直なムスメもまんまと嵌められてしまったようだ。この世知辛い世の中、見る目をもって生き抜けるように、オヤジのようにもっと疑り深いひねくれもんに教育すべきだったかもしれない。
新興百均セリアの品ぞろえは確かにスゴイ。ダイソーにとっても脅威だろう。競争が激しくなると、そういう違法すれすれのマーケティング手法も横行してきそうだ。
昨日、新規コロナ感染者はついに東京で4,000人超、全国でも12,000人超と、オリンピックじゃないけれど、どちらも”自己記録更新”したそうだ。
5月の記事で「ワクチン接種拡大によってむしろ感染爆発が起きる可能性」を指摘した。
案の定というか、予想通りというか。
今日の京都新聞によると、アメリカCDCが次のような調査結果を発表したそうだ。
予想どおり、ワクチン接種拡大によって接種済み者は、感染しても発症、重症化するリスクは大幅に抑制されることは、疫学的データからも推測できる結果となった。ただし、あくまで疫学的状況証拠からの帰納的推測であることを忘れてはならない。
真に科学的な証明には、これに加えてワクチン接種者群、未接種者群に実際にウィルスを投与して結果を見る演繹的実験も伴う必要がある。ま、人体実験になるので不可能だし(昔731部隊は中国でこの実験をやっていた!)、現状医学的研究の大半は疫学データによる片道だけの帰納的解析しかできないのだが。
ま、真に科学的な実証実験についての理解はさておき、ワクチン接種拡大によって感染しても発症しない、あるいは無症状、軽症状(「自分はワクチン接種済だからコロナじゃない風邪かなんかだろう」と勝手に誤解するものが増える)ゾンビのような感染者が爆発的に増えて街中をうろつく、バイオハザードの悪夢が人為的に作り出してしまった可能性大なことに、改めて注意喚起したい。
ワクチンが「被接種者本人の発症、重症化を抑える効果はあるようだ」という疫学的データは(突貫工事的治験データ)あっても、「他人はは感染させない」ことを示唆するデータはこれまで無かった。
新聞記事にもある通り、「従来のウィルスは接種完了者がまれに感染してもウィルスの量は少なく、他の人にうつす恐れは少ないと考えられていた」そう、示唆する研究データさえもなかった、希望的に都合よく「考えられていた」だけなのである。
今回ののCDCデータは「他人に感染させる可能性は普通にある(とりわけデルタ株拡大によって)」ことを強く示唆することを示した世界初のデータなのだ!
ただ、残念ながら時すでに遅し、手遅れと言ってもいい段階へ玉砕突入し、オリンピックと心中することになってしまったようではあるが。
私はコロナ禍でのオリンピック開催強行には反対だ。ただ、昨日の大橋悠衣選手の400個人メドレー日本人初金メダル、阿部兄妹の兄妹同日金メダルには、そこだけを見ればやっぱり感動させられた。それだけに複雑な気持ちになってしまう。
開催賛成派からは「オリンピック反対に選手を利用するな」「中止は頑張ってきた選手が可哀そう」という声が上がっていた。マスコミも、開会までは連日コロナ対策がメインだったのに、オリンピックが開催されるとオリンピック一色に塗り替えられてしまった。「何がなんでもとにかく開催して、メダルの感動場面さえ作り出してしまえば反対意見など言いにくくなる」という姑息な思惑が透けて見える。コロナ下での開催の可否決定に選手には責任も権限も与えられていないことは言うまでもない。
だからこそコロナ禍+商業オリンピックの負の側面についても世界が真剣に考える情報を提供すべきなのに、感動ばかりをことさら強調するマスコミを先頭とする世の雰囲気は、これこそまさしく反対意見を抑え込むための選手の「利用」ではないか。なんともアンフェアで卑怯なやり方だ。
例えコロナ禍がなかったとしても、スポーツには不向きな酷暑環境が確実視されていたのにあえて強行したことに対し、体調を崩したり批判の声をあげる選手もいる。涼しい国の選手や政治、経済面で困難を抱える国も多く、疑念や不安なく素直に応援できるスポーツにふさわしい公平な条件下での大会にもなっていない。
やはり、オリンピックの役目は終わっているどころか、格差なくフェアな条件下で競い合い、心から応援できる新しい形の世界大会を模索する上での弊害にさえなってきていると思う。
いよいよコロナオリンピックに突撃のようだ。
政府、五輪関係者は自分たちの無策を棚に上げ、飲食店に無実の罪をなすり付けて国民の目をそらせ、玉砕に向かってまっしぐら。
最大の問題は、ごく一部の医学者と政党、良識ある識者を除いて、政府も五輪関係者も国民も「感染拡大対策の基本提要」に全く気付いてなく、的外れな対策や議論ばかりが横行している所にある。
「感染拡大対策の基本提要」、それは「感染源を速やかに抑え隔離する」、これに尽きる。「避三密」だの「ワクチン」だのは無いよりはまし、「マスク」や「飲食店犯人説」に至ってはほとんど効果がなくむしろ「これで少しは防げるかも?」といった誤解曲解風説を流して有害でさえある。
「ワクチン」接種の拡大は無いよりましだが、盲点がある。
突貫工事的治験によって「ワクチン」接種済み者は「発症率が大きく低下する」ことは科学的に確認されている。問題なのはこれと表裏一体の事象である。ワクチン接種者の「感染加害抑制率」(正式な用語ではないが)については実証データは無い!のである。つまり、ワクチン接種者は「自分は感染しても発症はしない確率が高い」と一応の安心感は得られる。しかし、一度体内に取り込んだ「ウィルスを他人に感染させる能力は失っていない」という、盲点的重要な事実だ。
ワクチン接種による免疫獲得者の拡大は、「無症状感染者」が爆発的に拡大する(恐れがある)という重大な事実に目を向けなければならない。
私は、昨年3月の日本でのコロナ拡大初期に「検査の徹底による無症状感染者の発見・隔離」が最重要課題だと自身のSNSで発信してきた。まあ、無名凡人のごまめの歯ぎしり、残念ながらどこにも届いていないのだが。
東京では、第5波が立ち上がってきたようだ。今のコロナ検査体制は、あくまで「発症者」中心で「無症状感染者」はあいかわらず町の中をうろついている。しかも「ワクチン」を打たれたゾンビ?として爆発的に増殖しつつある。断っておくが、うろついているミナモトは「飲食店」はあくまで二次的なもので、根源は職場それも「海外との接触機会の多い会社」であることは間違いない。職場感染した感染仲介宿主たちが、飲食店や家庭、学校その他へ感染を広げているのである。間を置かない外国変異株の流入はその明白な証拠だ。
感染拡大初期のころなら「検査の徹底による感染者の隔離」も有効であっただろう。しかし、「ワクチン接種による無症状(無発症)隠れ保菌者」の爆発的拡大が予想される今に至っては、すでに手遅れ、進退窮まった無力感もある。もう後はヤケクソで以前の日常生活にもどり、「自分は大丈夫」という根拠薄弱な楽観論と「運」に頼るしかないだろう。
テニスの大坂なおみ選手が、全仏の1回戦勝利にもかかわらず、記者会見拒否からさらに棄権することになったそうだ。最初の全米優勝以来、重圧からうつ病を患っていたという。
だと!!!
ところで、