を感じるうれしい出来事とちょっとショックな出来事がありました。
<うれしい出来事>
26日長女に第一子誕生。男の子。ついにジイジになりました。
早くに母を亡くし、小学校低学年から幼い弟妹達の保育園の送り迎えまで明るくやってくれた、よくできた娘でした。幸せになってほしい。
<ショックな出来事>
朝、次女に「お父さん、目が真っ赤だよ」と言われて鏡を見ると、“充血”というよりは“出血”してるように真っ赤。べつに痛くも痒くもないので気づかなかったのですが「まあ一応診てもらっておいたほうがいいかな」と眼科を受診しました。
先生のお話では、「目が赤いのは内出血だが、痛み痒み目やになどが無いのなら特に問題なく放っておいても2、3週で消えるでしょう」とのこと。
問題は、検査の結果「緑内障」の初期であることが判明したこと。この歳まで幸いにも深刻な病気をしたことは無く、なっても「ダッチョー」だの「ボーコーケイシツ」だのなんだか笑える病気ばかりでしたが、とうとう立派な病気持ちになってしまいました。これで年寄りの井戸端会議の定番、病気自慢にも胸を張って参加できるようになりました。
この病気、周知のとおり視野が欠け始めてももう片方の目がカバーするため初期のころは気づかず、症状を自覚し始めたころにはかなり進行しているんですね。放っておくとだんだん視神経が死んで視野が欠けて行き、治ることは無くついには失明する。
命に関わるわけではないけれど人生の楽しみの8~9割は失ってしまうという、死ぬにも等しいけっこうコワイ病気です。(将来、iPs細胞とやらで視神経の再生ができたりするのかしらん?)
以前は眼圧が高くなるのが原因と言われたが(勉強のしすぎ?、テレビの見すぎは関係ないそうです)、今では長寿命化と検査による発見機会が増えたことで、眼圧は正常でも発症している(ことが見つかる)ケースの方が多いことも分かってきて、40歳以上の5%の人がかかっていると言われているそうです。発見率は今後もっと増えそうだし、私の年齢ではもっと発症率は高くなっているはず。
先生には、「たまたま内出血で受診して発症していることがわかったので不幸中の幸いでしたよ」と慰められてしまいました。
残念ながら死んでしまった視神経は元に戻ることは無いので、今後は進行を抑える治療をすることになります。具体的には眼圧を下げる目薬を点す。「眼圧は正常範囲であってもより下げてやることで進行を抑えられる可能性がある」そうです。
まあ、どうせ残り短い人生、“放射線被爆によるがんリスク”同様あと15年、いや10年ほどもってくれれば御の字か。その間に見たいものは見ておかなくては。
みなさん、40歳を過ぎたら症状が無くても(気づかなくても)眼圧、眼底、視野検査を定期的に受けたほうがいいかもよ。