WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

久しぶりの上賀茂

2013年04月29日 | 手づくり市

他イベントとのバッティングや落選などで今年初めての上賀茂市。
快晴・適温のさわやかな一日でした。売り上げは17千余円。出店料+代=3,500円や交通費を差し引くと13千円ほど。ま、小遣い程度にはなりました。


各シリーズともチョコチョコ売れはしましたが...。

新作、シリーズ。

自信作だったのですが...、1つも売れませんでした。世の中そんなものさ
「何に使うのか分からんけどオモシロイ」(そこが狙いさ)と言ってくれたお兄さんもいたのでめげずに作り続けます。

ゴールデンウィークスタートの好天とあって、家族連れを中心にすごい人出。
お昼時には、お弁当を広げるグループで広い芝生がうまってしまいました。

5月5日に開催される「賀茂競馬(かもくらべうま)」の練習が行われていました。
そう言えば今日は「天皇賞」の日だったような?

練習中に一人落馬!10mほど引きずられ、どうなることかとハラハラしましたが、幸い肘をすりむいた程度で済んだようでした。

手づくり市木工仲間のBabo Craftさん。
世界各地の珍しい木でカッティングボードや一輪挿しなどの小物を作っておられますが、メインのコーヒーメジャースプーン(ティースプーンではない)は見ているだけでも飽きません(見てるだけじゃなくて買えってか)。

素晴らしいセンスと技術をお持ちで私など足元にも及びません。これ一本で一家を養っておられるプロの作家さん。そもそも私なんぞと比べること自体がおこがましい

初めて見た英国風革鞄屋さん。店主はエゲレス人?

すべて1万円前後でしたが、見た感じ3万円位してもおかしくなさそうな品物。買っておけばよかった。

上賀茂神社にも正倉院のような校倉造の建物があったんですね。気付いてなかった。
でもノッチが互い違いになっていない。どうやって組んであるのかしらん?

次回出店予定は5月5日、隋心院の小町市。おヒマなら来てよね


長浜曳山まつり 子供歌舞伎

2013年04月16日 | 今日の出来事

3月の小町市でお客さんに教えてもらった「長浜曳山まつり 子供歌舞伎」を観に行ってきました。

山は全部で13基あるのですが、今回子供歌舞伎が上演されていたのは常盤山、孔雀山、翁山、萬歳楼の4基。上演は年ごとの持ち回りなのか、上演する山はこれら4基と決まっているのかはよく分かりません。

上演時間と場所も異なっていて、私が観たのは翁山の「『一谷嫩軍記』(いちのたにふたばぐんき)熊谷陣屋(の段)」。

源平の戦に破れた平氏討伐を源頼朝に命ぜられた源義経は、平敦盛討伐を家臣熊谷直実に命じる。しかし、敦盛は朝廷(天皇家)の血をひく皇統であったことから悲劇が...。

義経は考えた。源氏が権力を掌握するにあたって朝廷との関係を良好に保つためには、たとえ頼朝の命とはいえ皇統である敦盛を討つのはマズイ。さりとて頼朝の命には逆らえない。そこで悪魔の一計を案じた。

このような「制札」を熊谷に下したのである。その意味するところは「その昔、紅葉の枝を折って罰せられた者の逸話にならい、一枝を伐るには一指を切ることで罰せよ」。しかし、その陰意は「一子を切るには一子を切れ」、すなわち「敦盛を生かすため、身代わりとして熊谷の子、小次郎の首を討て」というものであった。

熊谷に息子の敵と切りつける、敦盛の母、藤の方。藤の方は、わが子敦盛が熊谷に討たれたものと思い込んでいる。

熊谷が討った敦盛(実は小次郎)の首検分をする義経。左の女御は事実を知って嘆き悲しむ熊谷の妻=小次郎の母、相模。

歌舞伎なので役者は全員男の子。
熊谷の妻、相模役の男の子、いわゆる女形。小学3年生にしてこの色っぽさ!「惚れてまうがな」。

台詞回し、女御としての立ち居振る舞いも実に上手で、梨園に生まれていれば玉三郎並みの役者になったかも。

義経がまだ幼いころの命の恩人弥陀六。「あの時義経を助けなければこのような悲劇を生まなかったものを」と、制札を手に嘆く。

わが息子を討たざるを得なかった熊谷は、世の無常をはかなみ出家するのであった。

楽屋。

とても小学生とは思えない演技、台詞回し、声の張り。いやはや驚きました。相当厳しい稽古を積んできたんでしょうね。しかしそこは現代っ子、上演後、長時間の正座に立ち上がれなかったり、両脇を支えられて階段を下りる子がいたのはご愛嬌。ゼッタイ一見の価値ありです。


四季の郷クラフトフェア

2013年04月15日 | 手づくり市

4月13、14日、和歌山市の郊外、山東(さんどう)の「四季の郷公園」であった「四季の郷クラフトフェア」に出店してきました。昨年に続き2回目。

このあたりはタケノコの産地で、毎年春に開催されるタケノコ祭のイベントの一つとしてクラフトフェアが行われるようになり、今年で4回目。

搬入日を含めて3日間。経費節減のため社中泊したのですが、搬入後1泊目の明け方がとても冷え込んで凍え死ぬかと思いました
明け方5時半過ぎ、突然車が大きく揺れ、誰かがイタズラしているのかと思いましたが地震でした!震源地は淡路島南部で和歌山の震度は4だったらしい。
後日のTV解説で日本全国の活断層分布地図が示されていましたが、なんと近畿地方にはかなりの活断層が集中しているんですね!

出店数は約100店余といったところ。やはり地元や阪神、奈良からの出店者が多いようで、京都の市でご一緒したことのある方はほとんど見かけませんでした。

メイン会場周辺の様子。すり鉢状の真ん中はステージでジャズやフォークのバンド演奏、ダンスなどいろいろな出し物が1日5組ほど。結構みんな上手でした。

右の写真は、公園内の木でさえずっていたホオジロ。よく知られた“聞きなし”は「一筆啓上仕り候」ですが、少し“和歌山なまり”なのか「一筆啓上仕るる~」と聞こえました

公園入り口に地元農産物直売所があり、期間中500円以上の買物をするとタケノコをサービスでもらえます。私は、左端の700円のを1本買って右3本!をオマケでもらいました。オマケの方が多い!?

マイブース。両隣は京都からの手描き友禅屋さんと泉佐野からの陶器屋さんでした。
売り上げは2日間で2万円ちょっと。交通、食事などの経費が1万円ほどかかってるので純益は1万円ほど。社中泊しなければ確実に赤字でしたね。

出店者どうしの話でも話題になるのは景気の悪さ。この道ウン10年の大先輩からは、「20年くらい前は「市」の商売だけで十分飯が食えたのに今は...。」「アベノミクスといったって我々に回ってくるのはいつのことやら。」「どうせ株かなんかやってる金持ちにしか金は回ってこないよ。」といった嘆きがよく聞かれました。

確かに、売るほうも買う方も、こうした市の活気の度合いは実体経済の一つの指標でもあるように思います。お客さんの懐が暖かくなり、コツコツとモノづくりに励んでいるクラフト作家さんたちが潤ってこその景気回復だという思いを強くしました。

そんな思いの中で印象に残った出店者さんや作品。

テントから商品、出店者さんの衣装までピンク一色のメルヘンの世界を作り出していました。

本物をよく研究されて作られたウェスタンサドルのミニチュア。あまりの出来栄えに値段を聞いたら、「これは売るつもりはない」とのこと。でも「そんなに気に入ってくれたんなら〇万円なら売ってもいいよ」と。〇万円でも欲しかったけど今回の売り上げではムリ。残念。

空き時間に、「タマ駅長」で有名になった貴志川線貴志駅に「タマ駅長」に会いに行ってきましたが長期休暇中とのことでした。残念。

猫型駅舎にタマ駅長の写真に囲まれた時刻表。
“タマ駅長の由来”の由来についてはこちら。

地方行商の楽しみの一つが観光。近くに穴場的な温泉がないかと探したら、隣の紀ノ川市にありました!
「龍門山温泉」。 
私の古い安モンのナビでは検索しても出てきません。人づてに聞きながらなんとかたどり着きました。

経営不振で一時は閉鎖に追い込まれたものの、根強いファンの要望で土日のみ再開しているのだとか。平日でなくてよかった。運よく入浴することができました。泉質は塩泉で確かにしょっぱかったです。特にどうという特徴はないのですが、平日はやってないし、ま、穴場といえば穴場。
ただし、予約すれば平日でも5万円で一日「貸切」できるそうです(人数制限なし、カラオケ付、飲食持込可)。