WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

太陽光発電に殺されたカラマツ林(TT)

2013年08月20日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・

4年前、「荒れたカラマツ林を整備する代わりに間伐したカラマツ材をログハウス用にいただける」という条件で林の整備を行いました(2009年4月4日記事)。経済的に行き詰まり残念ながらログハウス計画は休止せざるをえませんでした。
そのカラマツ林で太陽光発電が行われているという話を聞いて見に行ってきました。

じぇじぇじぇじぇじぇ、ひどい!、カラマツ林は跡形も無く砂漠化した跡地には...、

悲しくて、切なくて涙が出そうになりました。


「地球環境に優しい投資」だって!これのどこが!!これはまさに福島の立ち入り禁止区域の姿と同じではないか。
あの林をこんな姿にするためにいったいどれだけのエネルギーが浪費されてしまったことか。

だいたい「太陽光発電」なんてパネルのコストも維持費も高く、エネルギー効率も悪い。こんなものが成立するのは「補助金」と「電力固定価格買取制度」があるからこそだ。そのツケは結局、電気料金値上げや税金となって国民に回ってくる。

それだけではない。ソーラーパネルを並べるために失われる森林、パネルを並べることでますます元に戻せなくなってしまう耕作放棄地は一層の環境破壊となってはねかえってくることが分からないのか!これではあの終戦後の野放図な拡大造林政策の成れの果ての森林荒廃と同じ過ちを繰り返すことになるのは目に見えている。

今の日本の電力消費量を太陽光発電でまかなうためには、日本の国土の半分以上をソーラーパネルで埋め尽くさなければならないのだ。10%まかなうだけでも九州全土をソーラーパネルで覆い尽くすくらいの敷地が必要となる。

こんなくだらないシステムは、被爆の危険がない以外は原発と同じではないか。いや、その「環境に優しい」皮をかぶせた推進の巧妙さにおいては原発以上に悪質かもしれない。
メーカーと電力会社と銭に目が眩んだ「投資家」やブローカー、そのお先棒を担がされていることに全く気付いていないバカな環境運動家に乗せられてはならない。

しかし、「太陽光発電」はもはや宗教然となっていて誰も異議を唱えない。もう手遅れかもしれない。将来、日本中には廃墟となった太陽光発電施設があふれかえっていることだろう。


モモンガと温泉巡り

2013年08月20日 | 山の温泉

クラフト市の後、まだまだ酷暑の京都へは戻りたくないので、モモンガの来訪で有名な八ヶ岳の山小屋「やまびこ荘」にモモンガを見に行くことにしました。

「やまびこ荘」は、深い森林地帯の様相を呈する北八ヶ岳と岩稜が荒々しい南八ヶ岳を分ける中間に位置する夏沢峠にあります。
夏沢峠はその昔、佐久と諏訪を往来する近道として開かれたそうです。なのでアクセスは茅野側からと反対側の小海町側からのルートがあるのですが、今回は茅野側から登ることにします。理由は単純、楽だからです

車で茅野側三井の森終点からダートを約3km、30~40分ほど、多少車が傷むのを覚悟で登ると、標高約1,890mの桜平に着きます。一般車で行けるのはここまで。タクシーもここまでは来てくれます。
林道脇や奥に駐車スペースがあり40~50台くらいは駐車できます。あともう少し駐車スペースはあるのですが、傾斜や路面の具合を考えるとそこは4WDでないとムリでしょう。

登山口ゲートです。鍵かかってます。ここから登り始めます(9:50)。
なお、山小屋などの業務車両は鍵を開けてさらに上、夏沢鉱泉(2,070m)まで行けます。

オーレン小屋(2,315m)。さすがに2,000mを越えると涼しい涼しい。灼熱の京都に比べると天国ですな

夏沢峠(2,430m)、「やまびこ荘」着(11:20)。桜平から休憩無しで1時間30分かかりました。案内書には2時間くらいと書かれています。途中休憩などを考えるとそのくらいは見ておいたほうがよさそうです。
バックは硫黄岳(2,755m)。今回は避暑のためのゴクラク登山なのでパス。

峠から小海町方面を望む。

宿泊手続きをして小休止。今回の目的の一つ、日本最高地点の露天風呂「本沢温泉」目ざして出発(11:30)。露天風呂は峠を反対側に下ったところ(2,150m)にあります。
露天風呂まで下ること30分、12:00着。硫黄の匂いがプンプン。
 
バックは硫黄岳爆裂火口の雄大な断崖絶壁。      上から見る。左下が露天風呂。

お盆休みの土曜日、混んでいるのを覚悟できたけれど誰もいません。極楽ゴクラク

泉質は言わずもがなの硫黄泉、湯温は40度くらいでしょうか、ちょうど良い。pH3だそうで、傷口などあるとちょっとヒリヒリするかも。でも殺菌効果あり。熱くなれば縁に座って涼む。すぐ側に冷たい沢も流れている。

湯に使ってのんびり昼飯のオムスビを食べていると、15分ほどして若い男性が2人、3人と続けてやってきたのでお互いに写真を撮りあいっこ。
続いて父子の親子連れ。3年生くらいのちびっ子は「つまんな~い」とブーたれていました。

「やまびこ荘」のご主人の話しでは、「シーズンは混むよ。並ばないとは入れないこともある」と脅かされていたので、まあ、ラッキーだったの...かな?
“正しい”登山者はまずピークの制覇を優先するので温泉はその後、たぶん、午後は混むのではないかと思います。温泉にゆっくり入りたいなら午前中ですかね。
混浴なので「あわよくば...」と1時間半も粘ってみましたが...。これ以上の“絶景”への展開はなし。ザンネン。あきらめて山小屋へ戻ることに。
つづら折れの登りは約40分、せっかく流した汗をまたかくことになりますが、涼しいのでゆっくり登ればそうでもないです。

で、いよいよ夜のお楽しみ、モモンガに会いたい!
本棚の一番上段がエサ場。午後7時半ころからランプの薄明かりの中ひたすら待つ。

キタ~~、何かいる?私の古いデジカメではこれが限界。もちろんフラッシュなどもってのほか。元々静かに観察していれば長く遊んでくれているものを、心無い登山客がフラッシュをたくもんだからすっかり怯えてしまってすぐ逃げてしまうようになってしまったんだとか。

翌日明け方5時頃、窓外にあるエサ場にも出現。

空が白んでくるとモモンガは去り、替わって小鳥達がやってくる。
“ウソ”という小鳥です。ホントです

早朝の山小屋はさすがに少し肌寒く、メガネストーブが焚かれています。これがまた良いのです。流行の立派な薪ストーブは山小屋には似合わない。

山小屋のご主人。以前は赤岳山頂小屋にもおられたんだそう。
ご主人も数cmほどの小さくてかわいい木彫りを作られる。オコジョがかわいかった。持参したチェンソーで彫ったモモンガを記念に置かせてもらいました。「しっぽの置き方が実際と少し違うよ。背中にべったりとつけるんだよ」とアドバイスをいただきました。なるほど、上の後姿の写真を見ると確かにその通り。やっぱり実物をよく観察しないとダメですね。

下山途中で見かけた“岩上の糞”。オコジョのマーキングだろうか?

最後に夏沢鉱泉で朝風呂。これまた朝早くは貸しきり状態。極楽ゴクラク。



小淵沢クラフト市

2013年08月20日 | 手づくり市

八ヶ岳の麓小淵沢でお盆の6日間開催されたクラフト市に出張出展してきました。

小淵沢は標高900m前後の高原で、商売もさることながら酷暑の京都から逃げ出しての避暑が最大の目的です。

でも今年は本当に異常気象の酷暑。小淵沢も朝夕はとても涼しいのですが日中はやはり暑かった。それでも京都のような耐え難い蒸し暑さではなく、乾いたさわやかな暑さです。
市終了後は八ヶ岳登山も予定しています。

会場は温泉施設「スパティオ小淵沢」、隣は「道の駅小淵沢」。

初日のマイブース。


用意したテーブルとベンチはおかげさまで完売、チェンソーカービングのフクロウ大なども出て積み込みに苦労した大きな物が全部売れてホッとしました。
売り上げは5日間で4万円余でした。最終日は、後から避暑に来たムスメ夫婦との観光のため閉店。

お隣は革工芸の「mittsu muttsu」さん。その隣が切り絵の「克」さん。昨年もご一緒しました。

「mittsu muttsu」さんの息子さん、たいち君、6歳。人懐っこくてとても年長さんとは思えない身長とおしゃべり上手のかわいい子。

たいち君が撮ってくれました。

ストーンペイントのお店。たぶんエアブラシだと思いますがよく出来ていました。


アルバイト

2013年08月19日 | このごろ思うこと

手づくりビンボー人は手づくりだけでは食えず、生活のためアルバイトもしないといけません。

仕事は人工林の調査。右は“親方”のOさん。私は助手です。

 

京都北山の民有林は、何町歩もある広大なものから150坪程度の猫の額みたいなものまでが複雑に入り組んでいます。
調査自体は半径6mの範囲にあるスギ、ヒノキの本数、個々の胸高直径と高さを記録するというものでそう難しくはありません。

問題は、目印もない山の中からその場所を見つけるのが大変なのです。仕事の99%は山中の道なき道をウロウロ登ったり降りたりの場所探しです。

猛暑の中、ジャングルのような、はたまた崖のような急勾配(「なんでこんなところに植林なんかしたのか」とグチの一つも言いたくなる)を登ったり下ったりは結構シンドイです。

風が涼しい尾根道を行くハイキングは楽しいですが、山中での場所探しは尾根から見下ろしたのではとても見つけられません。なので、道も無い沢から入って谷筋を数えながらの探索となります。これはもう、調査というより“探検”。

雨上がりの沢筋はヒルはいるは、ブヨにアブにハチ、日陰からマムシは出るは...。

おまけに、やっとたどり着いても現状が台帳の記録と異なっていることもしばしば。
山をよく知る経験豊かなOさんでなければとてもこなせませんね。

でもまあ、いかにして記録にある山域を見つけるか、よい勉強にはなりました。
あ~、しんどかった

もともと誰のものでもなかったはずの恵みの山が、いつからどういう経緯で私物化していったのかよく分かりませんが、狭い日本の山を細分しジグソーパズルのようにしてしまった山林所有制度。

結局ほとんど管理もされずほったらかしなのに、国も自治体も森林組合も「所有者」の同意なしにはなにもできないのです。中には相続を重ね権利関係がこんがらがってしまっている山も。

日本林業衰退の大きな原因の一つはこの制度にもあるのではないかという思いを強くした今回の経験でした。


8月4日 小町手づくり市

2013年08月19日 | 手づくり市

ちょっと日がたってしまいましたが...

 

ものすごく暑い日で荷物を積む元気も出ませんでした。

お客さんも少なそうだし、夏用、よしずの日除け付きログベンチとチェンソーアートの木彫りだけ持っていきました。

やっぱり売れませんでした

ベンチはその後、山整備仲間のOさんが自宅に置くと引き取ってくれました。助かったー。