4年前、「荒れたカラマツ林を整備する代わりに間伐したカラマツ材をログハウス用にいただける」という条件で林の整備を行いました(2009年4月4日記事)。経済的に行き詰まり残念ながらログハウス計画は休止せざるをえませんでした。
そのカラマツ林で太陽光発電が行われているという話を聞いて見に行ってきました。
じぇじぇじぇじぇじぇ、ひどい!、カラマツ林は跡形も無く砂漠化した跡地には...、
悲しくて、切なくて涙が出そうになりました。
「地球環境に優しい投資」だって!これのどこが!!これはまさに福島の立ち入り禁止区域の姿と同じではないか。
あの林をこんな姿にするためにいったいどれだけのエネルギーが浪費されてしまったことか。
だいたい「太陽光発電」なんてパネルのコストも維持費も高く、エネルギー効率も悪い。こんなものが成立するのは「補助金」と「電力固定価格買取制度」があるからこそだ。そのツケは結局、電気料金値上げや税金となって国民に回ってくる。
それだけではない。ソーラーパネルを並べるために失われる森林、パネルを並べることでますます元に戻せなくなってしまう耕作放棄地は一層の環境破壊となってはねかえってくることが分からないのか!これではあの終戦後の野放図な拡大造林政策の成れの果ての森林荒廃と同じ過ちを繰り返すことになるのは目に見えている。
今の日本の電力消費量を太陽光発電でまかなうためには、日本の国土の半分以上をソーラーパネルで埋め尽くさなければならないのだ。10%まかなうだけでも九州全土をソーラーパネルで覆い尽くすくらいの敷地が必要となる。
こんなくだらないシステムは、被爆の危険がない以外は原発と同じではないか。いや、その「環境に優しい」皮をかぶせた推進の巧妙さにおいては原発以上に悪質かもしれない。
メーカーと電力会社と銭に目が眩んだ「投資家」やブローカー、そのお先棒を担がされていることに全く気付いていないバカな環境運動家に乗せられてはならない。
しかし、「太陽光発電」はもはや宗教然となっていて誰も異議を唱えない。もう手遅れかもしれない。将来、日本中には廃墟となった太陽光発電施設があふれかえっていることだろう。