WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

北朝鮮のヨンピョン島砲撃

2010年11月30日 | このごろ思うこと

北朝鮮が韓国ヨンピョン島を砲撃した。

すわ、南北に緊張、全面戦争か、日本も北朝鮮ミサイルの射程内と単純な連中がヒステリックに騒いでいる。

したり顔の南北評論家連中は、若いキムジョンウンへの権力移譲を急ぐためだの、アメリカを交渉に引っ張り出すためだの、軍部の内紛などとかまびすしいが的外れもいいところ。

自民党とそのとり巻きは、鬼の首でも獲ったようにヨレヨレ菅民主党政権を攻めたてる。ま、どうせ自民・民主同じ穴の狢同士のいつもの対立パフォーマンスなのはミエミエだが。

そんな中で国民は訳も分からず、なんとなく「北朝鮮は怖いぞ、日米安保を強化せねば」と再洗脳されようとしている。普天間もますます迷走しそうだし。

このタイミングで米韓合同軍事演習、横須賀からはジョージ・ワシントンがいよいよワシの出番かと、嬉々として出港。“きむじょんいる”政権は、これまたこのタイミングでウラン濃縮施設を訪朝した米官にチラ見させて帰したと言う。

なんかできすぎてるって思いません?
北朝鮮のウラン施設なんて10年位前からとっくに噂になっていたじゃあありませんか。アメちゃんだって知っていながら「機密(だかどうだか)」として隠していた。いつか使うカードとしてお互い残していたわけだ。

いくらバカな“きむじょんいる”(それでも菅よりはずっとかしこい)だって、韓国とその裏にいるアメリカ相手にケンカ売ったって勝ち目ないしなんの得にもならないことくらい分かっている。ではなんで反発食らうに決まっているしょうもないチョッカイを出したのか。不利な核は本気でやるつもりは毛頭ないけれど、局地戦ならアメちゃんも望むところだし、時々は世界を刺激しておかないと誰も相手にしてくれなくなるからね。

アメリカって貿易大赤字なんですよね。染み着いた浪費と飽食の国民性はいかんともしがたい。そこで、実は余ったブタのエサのような作物を日本に売りつけたり、世界中の「西側同盟国」に兵器を売ってなんとかもってるような国だ。ロシアも似たようなもん。ま、資源がチョット多いだけマシか。

とにかく、アメリカもロシアも(中国も)兵器を売りたいわけね。それも核兵器なんてお客さんが壊滅しては元も子もないし自分も危ない兵器じゃなく、自国とは離れたところで末永く使い続けてくれる局地戦用の兵器。リサイクルもきかずこんなにいい商売は他にない。

そのためには世界のあちこちで小競り合いを続けてもらわないと困るわけだ。
そして、そんなことは百も承知の、日本のアホどもよりチョットかしこい、“きむじょんいる”はそういう大国の事情をうまく利用してるってこと、要するに持ちつ持たれつってヤツだ。

日本がすべきこと、それはこんな仲の悪いフリをしながらウラで利用しあってるようなヤツラとは付き合わないことだ。鎖国?それで国が自立できるなら結構なことじゃないですか。はっきり「そんな兵器ビジネス、戦争立国にはかかわりませんよ」と宣言すればいい。毅然たる態度を示すためにも日本国内の一切の軍事基地は速攻無くす、当然“暴力装置”の自衛隊もなくし余計な兵器は買わない、食料自給しアメリカから余計なブタのエサなど買わない。

「そんなことしたら日本はやっていけない」「外国から攻め込まれたらどうする」って?
困るのは輸出大企業だけ。だいたい、すでに日本ではもう「やっていけなく」なってるじゃないですか。だから我も我もと現地生産してる。
日本を攻め取って何のメリットがあるんですか。日本には、略奪する資源もない、食い物もない(米だけはあるか)。それよりもひたすら働かせてモノを買わせ、欲しい物は作ってくれるよきお得意さんとして付き合っておく方が得に決まってる。


YB

2010年11月29日 | 好きなうた

27日、YB(ユンドヒョンバンド)のコンサートに行ってきた。
期待にたがわないすごいバンドだった。

2002年、日韓共催ワールドカップの応援歌「Oh!Korea」?(あの「アリラン」のアレンジ。正式タイトルは知らない)の圧倒的な歌唱をTVで聞いた時、韓国にもすごいアーティストがいるもんだくらいに思っていた。

そのユンドヒョンが京都でコンサートをするという。それも全くの手弁当のチャリティーコンサート。 「丹波マンガン記念館」再開を応援するための。

抜群の声量、ドスの効いた迫力のある声(あまり適当な表現ではないが)、そして忌野清志郎亡き今の日本の牙も骨も抜かれたただの悪ガキバンドにはないロック本来の強烈な反骨魂。

彼は「政治には興味はない」と言っていた。しかし、それは彼の差別や戦争といった不条理なものへの反抗心と民族愛が、何か構えたものではなく、人間として音楽のベースとして彼の心に普通にあるものなのだということなのだろう。
だからこそ今回のチャリティーコンサートも実現した。ちなみにチケットは「ぴあ」や「セゾン」といった大手プレイガイドでは扱っていない(扱ってくれない?)。

京都の京北に「丹波マンガン記念館」なるものがあるというのは、私も数年前に京北を訪れたときに気づいてはいた。しかし、恥ずかしながらその重い意義について思い至ることもなく、「そのうち行ってみよう」くらいの意識でしかなかった。

今回のコンサートをきっかけに、あらためて「丹波マンガン記念館」にまつわる日本の加害の歴史を確認できたことは、私にとって意味のあることではあった。が、それ以上に生YBを体験できたことは幸運であった。

また日本公演があったら必ず行きたい。


ペレットボイラーの皮肉

2010年11月24日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・

新聞報道によると、「京都市が8月から始めた「木質ペレット」を使うボイラー設置に対する民間助成に、3カ月たっても応募がない」という。
「エコ」ポーズをとりたかった京都市と「エコ」で儲けようと考えたボイラー関連企業の思惑も、「エコ」も儲けの手段としか考えない同類企業にはすでに見透かされていた、という何とも皮肉な事実の証明ではあった。

ペレットボイラー設置にかかる費用は3~4000万円にもなるという。
3年ほど前、とある環境NPOが間伐材を使った木質燃料ボイラーの実証実験を行った。しかし、熱効率も悪く投下した費用に見合うほどのCO2削減効果は見られなかった上、故障が多く維持管理にも多額の経費がかかることが判明したのだった(当然ながらこのような環境運動家にとって都合の悪いデータは公表されていない)。

だいたい、3~4000万円もの初期費用や導入後の多額の維持管理費を稼ぎ出すための経済活動が、いったいどれほど多大な環境負荷を生み出すことになってしまっているのかが(意図的に)全く考慮されていない。CO2フリーと喧伝されている原発も同様だ。

最近の「エコ」には環境コマーシャリズムのこの手の“だましのテクニック”が氾濫しすぎている。“善良な”「環境」市民はこんなエセ「エコ」にコロッとだまされる。


今時、見上げた若者達

2010年11月24日 | まつたけ

この前の土曜日、はるばる南会津から星さん夫妻がまつたけ山整備の見学に来られた。

翌日曜日は、滋賀県荒神山で地元の方々が行っているまつたけ山整備の応援であった。

なんとそこに星さんの姿が!。
まだ若いカップルのこと。私はてっきり、せっかくはるばる京都まで来たのだからと、日曜日は今が盛りの紅葉見物にでも出かけられたものと思っていたから驚いた。

というのも、その前の週にも某県からお役人を含む団体さんが視察に来ていたのだが、午前中1時間ばかり形だけの見学をしてそそくさと観光に行ってしまったものだった。まつたけ山整備の視察を口実に、公費を使っての物見遊山旅行であるのが見え見えであった。役所や補助金がからむ団体の視察にはこんな腐った連中が多い。こんなヤカラが日本をダメにしている。

星さん夫妻は私費で土日2日間目いっぱい、私達と一緒にまつたけ山整備体験に汗を流し、月曜日は仕事があるからと観光もせずに帰られた。

彼らは本気だった。当たり前のことと言えばそうなのだが、腐ったヤツラが多い今の世の中、まったく見上げた若者達だった。あの腐れ役人どもには爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。


木津川アートから --印象に残った作品--

2010年11月16日 | アート

私達がお店を出していた鹿背山エリアから。

里山の林の中に、ひっそりとまるで鏡のような小さな池、落ち葉舞う空中に浮遊するイスたち。なんとも不思議な光景ですが...。

実はこれらの写真は、実際の作品(インスタレーション)の写真を上下反転させた画像です。写真の上部は池に映った鏡像。下部が実在の景色。
反転前の写真は上の画像をクリックすると見られます。

反転させても、いや反転させることによって現実以上に成立して出現する幻想の世界。作者の意図するところは違っていたと思いますが、私にとっては不思議で新鮮な発見でした。

妙に魅かれたクリオネ風の森の精?たち。実際の作品は右図のように林を広く使って、毛糸や旗?、木片、人形など様々な素材をデコレーションしたインスタレーションだったのですが、なぜかその一部、森のクリオネたちが心に残りました。

その他では八木邸から。
デジカメ写真では再現できなかったのが残念ですが、ほの暗い蔵の中に銀河系のような世界が現れていました。アルミニウムの板や球の表面に配された無数の小さな凹み(たぶんポンチで打った)、光が当たるとまるで外から宇宙を見ているような錯覚におちいりそうでした。


木津川アートプロジェクト

2010年11月08日 | チェンソーカービング

 京都府南部に位置する木津川市の鹿背山で里山復活にとりくんでいる「鹿背山元気プロジェクト」からのお誘いで「木津川アートプロジェクト」にちょこっと参加させていただいた。
このイベントは、セント君で話題になった平城京遷都1300年祭の一環として、また来年度に京都で開催予定の「第26回国民文化祭」のプレイベントとして行われているとのこと。

 「まつたけ十字軍」有志メンバーで「里山マルシェ」の名でピザ・トン汁の模擬店を、またマツクイムシ感染松を除伐した薪で窯焼きした「岩倉焼」、間伐ヒノキをチェンソーカービングしたウサギ(来年の干支)、ヒノキの木皿の販売をさせていただいた。

初日、100枚以上の販売でてんてこ舞いのピザ店。地元特産の柿のトッピングが意外に合うと大好評でした。



石で手作りしたピザ窯で焼いてます。

隣ではチャイ、ジュースの模擬店が。
チャイを売るキレイなおねえさん。スタッフさんかと思っていたら実は若手アーティストさんでした!
気さくに作品解説もしてくださいました。

岩倉焼と木製品の模擬店。初日、抜群のトークで次々と売り上げるSさん。



2日目。Sさんも顔負けの販売実績をあげた“子供店長”しゅん君。昼前にはウサギ完売。平皿も1枚だけ残して売りきりました。


「鹿背山元気プロジェクト」では特産の柿、柿ジャム、古代米、元気Tシャツなどを販売。


現地の里山ではアーティストさんたちの作品も展示中、ですがお店が忙しくて写真を撮っていません。11月14日まで開催中ですのでお近くの方はぜひご来場ください。
メンバー、鹿背山エリア展示の作家さん、運営スタッフさんでパチリ。