火曜日に焼いて冷ましてあったのだが、小雨が降ったにもかかわらず上部に被せた土の表面が乾いていて暖かい。少し不安がよぎる。
窯を開けてみると赤い火が見えた。どうもまだ燃えているようだ。あわてて水をかけたがほとんどが燃えてしまっていた。
窯のどこかに隙間があり空気が入り込んでしまったようだ。
考えられる原因は、
1)窯上部に被せた土の層が薄かったということ。10cmくらい被せてあったが、炭焼きチーム周田さんの話では「ネットなどで作り方を見るとどれも30cmくらいは被せている」とのこと。どうも土の層が薄くて乾燥して隙間ができてしまったようだ。
2)煙突と窯の継ぎ目の隙間埋めにまいていたダンボールが燃えて隙間ができてしまった。
3)窯の内部を覗いてみると、焚口のブロックと窯のドラム缶との間にも隙間が見つかり、そこからも空気が漏れていたようだ(下の写真)。
空気の遮断を完璧にしないとだめだということで、対策として1)焚口と窯の接続部を耐火煉瓦とセメントで固めてしまう、2)煙突と窯の隙間をセメントで固めてしまう、3)窯上部に被せる土の層を少なくとも30cm以上にする、の3点を改良し再挑戦しようということになった。
今日は、焚口を耐火煉瓦で組み、窯と焚口や煙突との隙間をセメントで塗り固め、炭化時の密閉性を良くするため焚口のふたも密着するようセメントで整えた。
今週土曜の活動日に再挑戦の予定である。
それにしても、火曜日の炭焼き時には温度推移や煙の変化までは完璧だったので残念であった。炭化時の密閉・空気の遮断をかなり注意深く完璧にしないとだめだということが分かった。炭焼きも奥が深い。