2017年に吉野山のさくらを見に行った時にニホンオオカミの銅像と看板を見つけました。
今日の毎日新聞によると、この動物がニホンオオカミであることは残されている頭蓋骨から推定されたのですが、今回、DNA解析によりその事実が証明されたとのことです。(毎日新聞報道より)
2017年に吉野山のさくらを見に行った時にニホンオオカミの銅像と看板を見つけました。
今日の毎日新聞によると、この動物がニホンオオカミであることは残されている頭蓋骨から推定されたのですが、今回、DNA解析によりその事実が証明されたとのことです。(毎日新聞報道より)
とあるニュータウンにある保育園のご依頼で竹のドームを作りました。
”産官”に時に+”学”、自然たっぷりの山間丘陵地を大規模開発するニュータウンの手法は、手っ取り早く儲けるシステムとして日本のお家芸です。
昨年、訪れたときには周辺はまだ宅地造成中で見通しが良かったのですが、今回再訪してみると周囲は似たりよったりのメーカー住宅が立ち並び、すっかり見通しはきかなくなってしまっていました。
こうしたニュータウンのご多聞にもれず、出来立ての今のところは対象となる子供たちも多いようで保育園も大繁盛しています。しかし、各地の先輩ニュータウンで一斉高齢化に伴うニュータウン自体の高齢衰弱問題が起きているのに、いつになったらたくさんの教訓は生かされるのか。まあ、ニュータウンでチョチョイと一儲けスタイルに「構造改革」が行われる気配はない。
さて、保育園からのご依頼は園庭に日陰が無いので日陰を作ってほしいというもの。
いろいろ検討の結果、保育園周囲にわずかに残る開発前の自然の名残りの林に生える竹を活かそうということになりました。世界中で竹やその他の素材でこうしたドームづくりが行われているようで(YouTubeなどにたくさんアップされています)、それらを参考に作ってみようということになりました。
サッカーボールのデザインを踏襲した骨組みはほぼ完成。あと、これに日除けシートを被せます。子供たち、喜んで遊んでくれるかなあ。
ちなみに背景の住宅群は、昨年訪問時にはありませんでした。
和歌山県のとある山へ、仲間7人で出張整備に行ってきました。
高野山付近の山までは、京奈和道がだいぶんつながってきたので約2時間。数年前までは2時間半かかりました。
整備地の標高はおよそ600m。500m付近まではくねくね山道を走って車で登れますが、最後の急斜面を約30分かけて徒歩登山。まあまあ大変です。
マツタケの生える山の基本3条件は、
1.樹齢15年~30年のアカマツが優先的に高密度で生えていること
2.地面を覆う厚い腐植層が無いこと(土地が栄養過多だと生えない。胞子も根に届きにくい)
3.近くにマツタケの生える山があって胞子が飛来する可能性があること
です。
今回出張した山は、1、3の条件は満たしており、後は条件2を満たすように落葉落枝を搔き取り除去して腐植層の堆積を防ぎ、マツタケ胞子が飛んできてアカマツの根に取りつきシロを形成するのを待ちます。これまでにも年3回以上は出張整備している山です。
地表に腐植層が堆積しないように落葉落枝を搔き取ります。
きれいになりました。
私のお楽しみは途中、奈良県の南端御所市にあるスーパー「オークワ」の特性サバ寿司。
1尾の半身分が698円と安くて、身も厚く美味い。人気なのか残り2個しかなく慌てて1個買いましたが写真を撮り忘れ。
帰りにお土産用に、こちらはまだ残っていたけれど少々割高(358円)の半分サイズをお土産用に買いました。
御所市付近に行かれた際にはぜひ、お薦め。
三重県と和歌山県境に近い山奥、紀和町に「丸山千枚田」「木津呂集落」という絶景ポイントがある、と観光案内の写真に載っていました。
「丸山千枚田」は、棚田百選にも選ばれた日本一枚数の多い棚田。
「木津呂集落」は、川が極端に蛇行して集落を丸く取り囲んだような地形。
ぜひ一度見て見たかったので行ってみました。
丸山千枚田のビューポイントは、熊野古道通り峠をさらに登ったところ。
熊野市街から国道311号線を和歌山方面へ15kmほど行き、途中から県道40号線に入って山へ上がって行くと熊野古道通り峠の登り口があります。
車を少し先の路肩空きスペースに駐車して通り峠をめざします。
いかにも熊野古道といった雰囲気の山道。
15分ほど登ると通り峠。
ここからさらに千枚田ビューポイントまで階段を上る。
着きました。丸山千枚田の眺望。
確かに絶景ではありますが、昼間よりも早朝とか夕方の方がより絶景度が高そう。
6月に行われる虫送り行事では、たくさんの松明が焚かれてそれはそれは圧巻のよう(な写真を見ました)。夜にこのビューポイントに上って来るのはちょっと勇気がいりそうですが。
次に「木津呂集落」をめざして山道を走っていると、途中それらしき景色が見えました。
中央の集落っぽいところ。
近くの鉄塔付近で何やら作業の準備をしているらしき男性を見つけ、「何かの工事ですか」と尋ねたところ、工事ではなく「観光ガイドをしていて、瀞峡へのハイキング道の整備をしようとしていたところ」だとのこと。で、いろいろと教えていただきました。
「木津呂集落」のビューポイントは県道沿いではなく、写真の集落のさらに向こうに見える山の上とのこと。そこまで登るのに普通の足で2時間はかかるそうです。そんな余裕はない、残念。
「この近く、木津呂集落を囲んで流れる北山川の中州に苔の道が美しい森がある」と教えていただき、行ってみることに。
本当にきれいな苔道が縦横に続く幻想的な森でした。
これらの苔の道は、その昔、山で切り出した木材を筏に組んで川伝いに麓まで運んだ筏師と呼ばれた人たちが、山へ帰ってくる際に歩いた道だったそうです。
出会ったガイドの方は、そうした地元の歴史遺産や自然を守るため、私的な観光協会として観光ガイドをしているそうです。なかなか大変そうですが頑張っていただきたいものです。機会があれば今度は木津呂集落を山の上のビューポイントから見てみたい。
丸山千枚田から木津呂集落や苔の森へ向かう道中に、昨年できたという道の駅「九郎兵衛の里」があります。規模は小さいのですがユニークな地場産品を販売するなかなか良いところでした。
お昼に食べた地鶏親子丼。味が濃厚で歯ごたえがあって美味しい地鶏でした。
地鶏ラーメンも美味しかった。
地元産柑橘類を使ったユニークな飲み物など。
新姫サイダーの新姫はここでしか採れない夏ミカン?だそう。柚子でもスダチでもオレンジでもない、沖縄のシークワーサーに近いかもしれない風味でした。
なんか、昔の大砲を模したようなオブジェ。
2日目は、朝一番に勝浦漁港へマグロの競り市を見に行く。7時開始。
マグロの品質はしっぽの切断面を見て判定するようです。
朝マグロを食べに漁港の漁師さん御用達めし屋へ。
キハダマグロの刺身。分厚く大胆にさばいたキハダマグロ(2人前1,000円)がいかにも漁師飯。
めしやの看板犬、カイト君。どっかのスマホ会社のお父さん犬みたい、愛嬌たっぷり。
「よう来たな、ワレ、まあ、マグロでも食ってかんかいワレ」
「ワシ、散歩から帰ったとこで喉かわいてんねん」
水道蛇口から直接水を飲むのがお好き。うちの猫のテンちゃんと一緒。
70年近くの人生で初めてやって来ました。
まずは観光センターの無料駐車場をめざして山道を登る。
途中、土産物店が並ぶ街道で駐車場の客引きが。那智神社参道近くは500円、少し離れると400円、少し離れた(と言っても徒歩わずか10分ほど)観光センター付近になると駐車無料で店内へ客引き。初来で知らないと有料駐車場に停めてしまいそう。もっとも、連休中は観光センター駐車場も満杯だったことでしょう。
なお途中、さらに山の上にある那智神社へ上がる車道もありますが、通行料800円!
観光センターの無料駐車場に停めて参道まで戻り、参道の階段を上る。
結構上るので(山門まで200段、山門から境内まで100段くらいはあるのでは?)足に不安のある方は800円払っても車道を行くのがおすすめ。
山門は改修工事中でした。
山門からさらに階段を上がる。
那智大社。ここも改修工事中多し。
遠く三重塔越しに那智の滝が見える。
ご神木?の大楠。根元の穴をくぐると厄除けのご利益があるという、が300円!。
売店のソフトクリームで疲れを癒す。
梅ソフト、那智黒ソフト(黒は備長炭で色付け)各300円。
滝へ向かう途中にあるちょっとホラーな石像。子安地蔵のようですが、這って来る赤ちゃんがなんだかちょっとコワイ。
熊野古道っぽい石畳の道(階段)をどんどん下りていく。
那智の滝が見えてきました。
那智の滝。
確かにすごいとは思いましたが、いまいち感動がない。もっと山深い細道を歩いてやっと滝つぼに到着するイメージを持って行ったのですが、思いっきり観光地。なんか拍子抜け。
10連休後で空いているだろうと期待して、熊野古道(伊勢路)めぐりに末娘と行ってきました。
往路は期待通り車の流れも順調、天気も良く、気持ち良いスタートでした。
1日目、マグロが旬の勢南熊野市から南紀勝浦、那智の滝へ。
熊野市、熊野古道松本峠近くの海岸に岩の浸食でできた奇景、鬼ヶ城。
海岸沿いの遊歩道を行く。
おそらく10連休には大勢の観光客でごった返したことでしょう。
奥に見えるオーバーハングの大岩の下が千畳敷。鬼ヶ城の名の由来となったと思われます。
もう少し遠目に見ると、下の人と比べるとその規模の大きさが分かるというもの。
小半島状の岩場をぐるっと回りこむと遊歩道の向こうに獅子岩が見えますがちょっと遠い。
いったん国道に戻って、半島の向こう側の海岸から見た獅子岩。
う~ん、まあ、獅子に見えない...こともないか。ちょっとマーライオン的な残念感も漂いますが。右奥の半島が鬼ヶ城。
鬼ヶ城にある漁協直売所。
マグロ丼500円。+イクラトッピングで800円のところ本日限り700円!
連休の見込み違いでイクラが余ったかな?
いわゆる”手づくり市”ではありませんが、商売優先ではなく、「純粋にモノ作りを楽しみ遊ぶ、イベントがあったらいいのに」と思っていたところへ、まさに「渡りに船」で出展しました。
フェアの詳細はこちら。
会場は、「けいはんなオープンイノベーションセンター(旧わたしの仕事館)」。
結構広いスペース(4.2mX4.2m)をいただけて、大物も展示できありがたかった。
WESTWOODの屋号で出展。
出展テーマは、
「間伐材、自然木で作るスツール、ベンチ、テーブル、木工雑貨」
里山は、人々がそこに入って活用することでいろいろな生き物が仲良く暮らせる豊かな環境を作り、守ることができます。里山をきれいにする活動で出てくる間伐材や自然木を活用して田舎風の素朴な家具や木工雑貨などを製作することで里山に入ることがもっと楽しくなります。自然の木の風合いを生かし、お金もかからず、難しい加工技術を使わなくても誰でも作れる世界に一つだけの作品で日々の暮らしが楽しく豊かになります。
「3脚スツール作り」や「バードコール(鳥寄せ)作り」ワークショップは好評で全部なくなりました。よかったー。
お隣は京都造形芸大、IT工作機械で合板を加工するデジタル木工の展示。期せずしてアナログ木工の私とは好対照の展示と相成りました。
中2階入口側から展示会場を俯瞰。ブースは写真の1階最奥。(建物の構造上入口は2階)
手前はスポンサー企業(島津、オムロンなど10数社)のブース。企業もイベント趣旨を理解してかあまり商業ベースの展示はなく、遊び心を感じられて好感を持てました。
2階。
入口付近ではデジタル音楽、演奏のピコピコ音が響き渡っていました。
写真を撮って回る余裕がなく、会場の様子が分かる写真が撮りきれませんでした。
上の写真中央のブース。デジタル自走式魔法のほうき。モチーフはさておき、セグウェイのような乗り物としてのオリジナリティーと遊び心が感じられ印象に残っています。
地元木津川市からの出展。
旧加茂町で活動されている「当尾(とうの)OhBaaaaaz(おばあーズ?)」さん。
変わりコンニニャクなどの出展。やはり地元からの出展は大事です。なんかホッとします。
同じくぢもぢも、木津高校生の「お茶クラブ」。
撮影が開場直前の朝のためまだ準備中、頑張れ高校生!
ロボットコーナー。
やはり圧倒的に9割はデジタル関連技術の展示。今の世の流れか、もともとイベント自体がIT、ロボティクス目的なのか、私の超アナログ展示はなんか来てはいけない場違いな所へ来てしまった居心地の悪さも感じてしまいましたが。
写真撮ってませんがスターウォーズのR2D2がピコピコ歩き回っていて、子供たちや”インスタ映え”を狙う大人たちに大受けでした。
子供を預かるキッズスペース。
でもなんか”おざなり”感が...。
子供たちが対象の展示も多い割には子連れの家族が一休みできるスペースがほとんどなく、私のブースは展示もさることながら、ベッドのエアマットでトランポリンに興じる子供たちなど、家族連れの休憩スペースと化してしまいました。まあ、喜んでいただければそれでいいんですが。
手づくりプラネタリウム?
中見たかったけれどかなわず。
外国からも。3Dプリンターの会社らしい?
全体として、デジタルに偏りすぎという印象を持たざるを得ませんでしたが、純粋にモノ作りを楽しむ」という基本コンセプトは実現できていてこうしたイベントをもっと発展させてほしいと思いました。
余談ですが、会場の「けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)」。「仕事の歴史」など、旧「わたしの仕事館」の名残をとどめる案内板がそこここに残されたままになっていて、「兵どもが夢の後」みたいな哀愁を漂わせていました。
一部はレンタルラボやレンタルオフィスとして利用されているようですが、天井が高くて明るく広いホールや会議場などは「しごと館」後の使い方に迷走し、たまにこういうイベントで使われる以外は超近代的で立派な「廃墟」。廃墟マニアには新しい発見があるかも。それにしても、580億円もかけてもったいない。
中2階などあって3次元的不定形に分断されている分かりにくい部屋割り、京都駅のような建物の仕様から鑑みるに、見本市などのようなイベント会場には向いていない。天井の高いホールを周囲を取り巻く中2階を含む各階や階段、スロープのいろんな角度から俯瞰できる仕様は、現代美術館みたいな使い方が最も妥当なのではないかと感じました。
当初たくさんあった研究所も目立った成果を出せないまま撤退も相次ぎ、近年は工場や物流センター誘致に舵を切っているんだとか。車で街を走っていると、確かにそんなのが増えている感じがしました。学研都市よ、どこへ行く?