サン・ジャポというTV番組で、「そこのけそこのけ」の「あたご」に真っ二つにされた漁船の事件が話題になっていたときのこと。おためごかしに心配するふりをして、「自衛隊がたるんでいる」と極めて当たり前の言わずもがなの迎合コメントをたれる偽善者コメンテーター達と違って、しょこたんは、行方不明の乗組員の若者のことを、「まだ23歳、これからやりたいこともいっぱいいっぱいあったでしょうに」と涙声で、少々幼くはあるけれど、本気で気遣い心から心配していることが伝わってきて、ジンときた。意外と純な人なんだと好感をもった。
ところがである。なんと、番組終了時に「感情的な発言をしてしまい、すみませんでした」と謝らされたのである!不条理な人災に将来を断たれたかもしれない若者のことを、素直に本気で気遣っただけなのに、「別に」の女王様はいざしらず、何を謝る、いや何に遠慮して謝らせる必要があるのか!最近のTV自体が、他に謝るべきことはもっとあるだろう。今のTVの怖い暗部を見せられた気がした。