来週の16日17日と山形市で全国大会をひらく全国市民オンブズマン連絡会議は、先日、外部監査の全国評価を発表しました。
全国市民オンブズマン連絡会議の全国大会。山形市で
事務局の内田さんのブログに詳しいのでリンクし、新聞などを紹介。
岐阜市は、「改善要望」をつけられました。
以前、岐阜市長の後援会の関係者が監査を委託・受託して問題があったような覚え。
こちら、山県市は、ポスター代水増し問題で議会が混乱しているので、今回の大会は欠席と予定。事務局から選挙公営ポスターのことで各地報告をして、と依頼がありました。が、いつ自主解散し選挙になるか分からないからと断りました。
その後、議会の様子や会議の状況などから、すぐにどうこうはしないようなので、「諾」の返事。
なお、自治体のチェック事項の選択にとても参考になるところの、全国の外部監査とそのオンブズ の評価を網羅した冊子があり、毎年発行されています。
その注文は ⇒ 通信簿
詳しくは、下記の事務局のブログをどうぞ。
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外部監査の定め ⇒ 地方自治法 関連部
事務局のブログ 2007年 09月 03日
平成18年度包括外部監査の通信簿 オンブズマン大賞は長崎市
●【社会】
愛知、岐阜に「改善要望」 市民オンブズ包括外部監査 中日 9月4日
全国市民オンブズマン連絡会議(事務局・名古屋市)は三日、都道府県や政令市などで義務付けられている包括外部監査について、二〇〇六年度の「通信簿」を発表した。中部地方では三重県と浜松市が、首長らにとって参考となる「活用賞」に選ばれたが、愛知や岐阜県などは「欠点が多い」として「改善要望」という厳しい評価が下された。
包括外部監査は、弁護士や公認会計士らが外部の視点でテーマを選び、個々の行政執行を監査する制度。〇六年度に実施された計百十四自治体の監査結果を評価し、優秀賞は「オンブズマン大賞」の長崎市を含む四自治体、活用賞は三十自治体で、改善要望は三十四自治体だった。
「活用賞」の三重県は、行政の支出がテーマで「支出に過誤が生じやすい局面に焦点を当てユニーク」と評価された。
水道、下水道事業が対象の浜松市も「『談合が存在している可能性がある』など歯に衣(きぬ)着せぬ的確な指摘が多い」とされた。
一方、「改善要望」の愛知県は県教委の財務事務などがテーマだが「コストの観点にとどまった」とされた。
岐阜県では県立大の財務などが監査されたが「一般的な意見にとどまり、低レベル」と低い評価。
名古屋や豊橋市などは「分かりやすい」などとされたが、「活用賞」にはとどかなかった。
中部地方の「活用賞」、「改善要望」は次の通り。
▽活用賞=三重県、浜松市▽改善要望=愛知、岐阜、静岡、富山県と岐阜、長野、富山市
● 適切な外部監査、長崎市に大賞 オンブズマン連絡会議 朝日 9月4日
全国市民オンブズマン連絡会議は3日、自治体の行財政を弁護士や公認会計士などの「外部監査人」がチェックした06年度の包括外部監査について、監査対象の選定や評価の適切さ、報告書などのわかりやすさを評価した「通信簿」を発表した。最優秀の「オンブズマン大賞」には、長崎市が選ばれた。
この通信簿は99年度分から始まり、8回目。今年は都道府県と政令指定都市、中核市、条例に基づき包括外部監査を実施している計114自治体を対象とした。
長崎市では、外郭団体などとの契約や補助金について監査。連絡会議は「被爆者団体を含む『聖域』も監査し、タブーを作らず正否を監査する態度は外部団体への直言を生んでいる」と評価した。
優れた監査に対して贈られる「優秀賞」は長崎市以外では3自治体。監査が行政の改善に役立つという「活用賞」は30自治体。求められる水準に達していないという「改善要望」は34自治体で、前年の20自治体に比べ増加した。連絡会議の井上善雄弁護士は「全体的にレベルが上がり、評価も厳しくなった」と話した。
主な結果は次の通り。
【優秀賞】長崎市(オンブズマン大賞)、沖縄県、兵庫県、香川県丸亀市
【改善要望】秋田県、栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、富山県、岐阜県、静岡県、愛知県、奈良県、鳥取県、岡山県、福岡県、熊本県、宮崎県、千葉市、川崎市、福島県郡山市、宇都宮市、埼玉県川越市、富山市、長野市、岐阜市、奈良市、広島県福山市、山口県下関市、高松市、松山市、高知市、鹿児島市、東京都港区、同荒川区、香川県坂出市、同善通寺市
● 「オンブズマン大賞」に長崎市…監査の視点を評価 読売 9月4日
全国市民オンブズマン連絡会議(事務局・名古屋市)は3日、47都道府県や政令市、中核市など計114自治体が昨年度に行った包括外部監査の内容を評価し、「通信簿」として発表した。
最優秀の「オンブズマン大賞」には、長崎市の監査を選んだ。
長崎市の監査は、原爆被爆者の健康診断などを行っている市の外郭団体などを対象に委託料や補助金が適正に使われているかどうかをチェックした。同連絡会議は「行政がどうあらねばならないのか、視点がしっかりしている。最近の会計基準の考え方も引用している」と評価した。
ほかに沖縄、兵庫両県と香川県丸亀市が「優秀賞」に選ばれ、他の自治体でも活用できる有用性があるとして30自治体の32件の監査が「活用賞」に選ばれた。
一方、34自治体の39件の監査に対しては「改善に向けて具体的な指摘がない」などの理由で、改善を要望した。
包括外部監査は、自治体の監査委員による監査とは別に、弁護士や公認会計士、税理士などが独自のテーマを決め、自治体の行財政について適切に執行されているかどうかをチェックする制度。しかし、監査結果が十分に生かされていないケースもあり、同連絡会議は、監査テーマの有効性や、行政の改善の方向が具体的に示されているかどうかなどを基準に評価した。
(2007年9月3日22時8分 読売新聞)
● 長崎市にオンブズマン大賞=自治体外部監査の「通信簿」 時事 9月4日
全国市民オンブズマン連絡会議は3日、公認会計士ら外部の専門家が各自治体の行財政運営をチェックした2006年度の包括外部監査について、監査内容の適切さなどの観点から評価した「通信簿」を公表した。評価対象とした都道府県や政令市など全国114自治体のうち、特に優れた「オンブズマン大賞」には長崎市が選ばれた。
包括外部監査は1999年度から中核市以上の自治体に義務付けられた制度で、同連絡会議がその「通信簿」を公表するのは今回で8回目。06年度の全体的な特徴として「監査が年々充実しており、行政の課題への具体的提言につながってきている」と指摘している。
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