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てらまち・ねっと



 昨年から何度もとりあげて来た 千葉県知事選挙。
 今日3月12日告示。

 (2011年1月23日追記=今年の名古屋はトリプル選挙なので=⇒ ◆愛知県知事選の候補者・マニフェスト/公式HPにリンク)

(2011年1月24日追記=名古屋市長も告示された⇒ ◆名古屋市長選の候補者のマニフェストは )

 誰にも読めない混沌とした選挙になってきた。
 そんな中、絞り込んだ情報は次。

 2月に朝日新聞が分かりやすい「構図」を出していた。
 「ザ・選挙janjan」は的確に伝えてくれ、専門家によるマニフェスト分析まで出している。

 そんな中でも、3月8日の毎日新聞は面白かった。
 「・・1月18日。羽田空港に到着した選挙プランナーを堂本氏が迎えた。斎藤まさし氏(57)は・・「無党派選挙の神様」とも呼ばれる。 ・・
 ・・日本を代表する選挙コンサルタント会社「アスク」の三浦博史社長(57)は4年前に続き、森田氏の陣営に入った。三浦氏は2年前の都知事選で石原慎太郎知事を支援・・
 ・・白石氏も「複数のアドバイザー」を招いているが「名前は言えない」(陣営幹部)。
 千葉県知事選はまさに選挙のプロによるイメージ戦の様相も帯びている。 ・・」

 そこに、西松建設事件の影響で政党イメージがいっそうダウン・・・

 ところで、先日は、市民団体による5候補の質問状の回答も公表された。
 それぞれの違いが出ているので、今日の最後にリンク。

 2008.12.9 ブログ ⇒ ◆千葉と秋田の県知事選挙/来春実施/揺れている背景
 2009 .1.11 ⇒ ◆千葉県知事/市民オンブズマンいばらき
   1.14 ⇒ ◆千葉県知事選挙/民主党は白石予定候補の推薦取り消しか
   2.9  ⇒ ◆千葉県知事選挙/5人の候補で固まった模様/堂本さんは引退

 (追記 3.21 ⇒ ◆注目の千葉県知事選/選挙公報の配布も開始された)

 ともかく、私は堂本さんを推していたし、お世話になったし、その方向だ。

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●攻守逆転?千葉の陣 知事選、消える小沢ポスター(1/2ページ)   朝日
 2009年3月12日3時1分

 西松建設の違法献金事件にからむ小沢民主党代表の秘書逮捕後、初の与野党対決型の大型選挙となる千葉県知事選が12日、告示される。政権交代への期待を追い風に地方選で躍進する民主党にとって、次の総選挙を前に、事件や党の対応への風当たりの強さを探る試金石になる。

 民主党などが推薦する吉田平氏と小沢氏のツーショットポスターが消えた。同党は千葉県北部の小選挙区内にこのポスターを150枚掲示したが、3日の小沢氏秘書の逮捕後、写真なしポスターに張り替えた。11日朝、JR柏駅前で約30分間演説した吉田氏は「民主党」を口にしなかった。

 今回の知事選は、与党系が支援する白石真澄、森田健作両氏に対し、民主、社民、国民新各党が吉田氏を推薦。自民の一部が吉田氏支援に回るが、与野党対決の構図だ。

 1月の山形県知事選、今月1日の山口県柳井市長選と、今年に入って地方選では与党系の苦戦が続く。総選挙が先送りされる中、今回の知事選を民主党は「国政選挙に次ぐ大きな県民の意思を問う選挙」(鳩山由紀夫幹事長)と位置づける。秘書逮捕直後に吉田陣営と協議した際も「民主党色は隠さない」と決めた。知名度の高い森田氏らに勝つには、連合の組織力に加え、総選挙の立候補予定者と街頭演説を繰り返すしかない――との判断からだ。

 ただ、頼りの無党派層は、「政治とカネ」の問題に敏感だ。投開票日5日前の24日には秘書の勾留(こうりゅう)期限が切れ、起訴されるかどうか注目を集める。小沢氏の進退について同党の元衆院議員は「一日も早くケジメをつけてほしい」。

 逆に自民党側には反転攻勢への期待感が高まる。県連が自主投票にしたため、「あくまでも地元で」(幹部)と及び腰だったのが一転、11日には菅義偉選挙対策副委員長が首相官邸に麻生首相を訪ね、森田氏の情勢を伝えた。「勝てるかもしれません。そうなると(自民党の)雰囲気が良くなる」

    (とても分かりやすい「構図」は2月の朝日新聞の記事)


●千葉県知事選挙を前に公開討論会を開催 野田市で初めて 
    janjan 神山玄太 2009/03/08  から 詳しくはリンク先を
 任期満了に伴う千葉県知事選挙(12日告示、29日投開票)に向けた公開討論会(主催・公開討論会を開く会)が7日、千葉・野田市の興風会館で行われた。討論会に参加したのは立候補を表明している新人で、大学教授の白石真澄氏(50)、県議会議員の西尾憲一氏(58)、社会福祉法人理事長の八田英之氏(64)、元衆議院議員で俳優の森田健作氏(59)、会社代表取締役の吉田平氏(49)の5氏(50音順)。野田市で公開討論会が開かれるのは初めて。

 各立候補予定者による決意表明の要旨は次の通り(座席順)。

▼森田健作
 千葉県は、全国的に影が薄いと感じる。私は県民の一人として、大変残念でならない。千葉県にはディズニーランドや国際空港があり、全国で農業が2位、漁業が3位という潜在的能力を持っているが、それを引き出す戦略、そしてそれに活力を与える監督がいないのではないか。この千葉県に自信を持ち、そして誇りの持てるような千葉県をつりたい。

▼白石真澄
 (借金が2兆6千億円もある)千葉の現状を考えると悲観的にならざるをえない。こんな借金だらけでは、子どもたちの未来は本当に暗いと思う。一刻も早く借金を返し、福祉や医療、教育、さらに成田を抱える千葉県が世界の千葉として発展するように、21世紀を引っ張る産業に投資をしていく。まず、千葉の家計簿の見直しが必要だ。

▼八田英之
 千葉を医療や福祉や教育の面でも住みやすい県にしたい。住民の命とくらしを守るという自治体本来の責務を果たすように変えていく。当面の緊急課題は、雇用の確保と地域医療の再生だ。公共事業を福祉型、雇用拡大型に切り替えていく。

▼西尾憲一
 地球温暖化は人類の生存にかかわる深刻な問題であり、千葉県において地球温暖化対策条例の制定を進める。医師不足の問題に対応するために、県立医科大学を創立し県内で働く医師の数を増やしたい。財源は、洪水・渇水対策上からも必要性がなくなってきている八ッ場ダムの建設を中止し、約230億円の財源を節約する。

▼吉田平
 (今の厳しい経済状況では)今までの常識では考えられない、思い切った策が県政運営に必要だ。1人1人の県民の声に耳を傾け、その中から大事なエッセンスを引き出して、スピード感を持って実行する。今、一番大事なことは、民間の感覚を千葉県政に投げ込むことだ。民間の経営感覚で、千葉県を変えていく時だ。

●キーワードは脱政党? 新人5氏乱立の千葉県知事選 (1/2ページ)   サンケイ 2009.3.8 19:09
 12日告示、29日投開票の千葉県知事選の行方が混とんとしている。現職の堂本暁子氏(76)は3選出馬を見送り、無所属新人5人が立候補する見通しだが、明確な争点はない。自民は3派に分裂し、民主も推薦候補選定で迷走。“千葉都民”らの無党派層が勝負の鍵を握っている。
   (略)

●千葉県知事選 各陣営のマニフェストをよむ  janjan. 早稲田大学マニフェスト研究所2009/03/10 
・・・各氏のマニフェストをどのようによめばよいのか、早稲田大学マニフェスト研究所の林紀行事務局長に評価をしてもらった。・・・
 マニフェストの教科書的な定義は、「数値、期限、財源、工程表を明示した選挙公約」である。これまでの曖昧な選挙公約とは違い、当選後に何をするかが明示されているので、候補者間の違いが分かりやすくなる。また、最近の世論調査をみると、投票するにあたり、マニフェストやそこに掲げた政策を重視する有権者が増えている。

 マニフェストには、様々な政策が盛り込まれるため、それをすべて読みとき、理解することは困難である。そこで、重要になるのは、マニフェストに掲げた政策を一言で表すキャッチフレーズや重要施策ということになる。以下、そのような観点から千葉県知事選挙におけるマニフェストの位置づけをみていくこととする。

討論会に臨む立候補予定者  (撮影:神山玄太)

――「政策の顔」でもあるキャッチフレーズは、わかりやすいか。

 5氏のマニフェストのキャッチフレーズは、以下の通りである。白石氏、西尾氏、八田氏は、「千葉県の立て直し」をテーマとしている点で共通する。また、八田氏、森田氏、吉田氏は、「県民の生活やくらし」に重点を置いたメッセージとして打ち出している。マニフェストの内容を見ると、西尾氏、白石氏もこの点は同じであり、厳しい経済環境から県民生活をどのように守っていくかが今回の選挙の争点の一つになりそうなことが分かる。

候補予定者  キャッチフレーズ
白石真澄  「よみがえれ!千葉」

西尾憲一  「千葉県県議会議員10年の経験を活かして、千葉県を活性化します。」

八田英之  「あなたの願いとどいていますか、いまの県政 今度こそ暮らし第一の県政に!」

森田健作  「千葉県民くらし満足度日本一宣言」

吉田平   「チャレンジ吉田たいら 経済生活危機突破 緊急政策を発表」

――県の目指す姿であるビジョンは、書かれているか。
 マニフェストというと個々の政策をより具体的にすることは必要であるが、それがすべてではない。千葉県の場合でいえば、県が目指すべき未来地図とそれを実現するために必要な具体的な政策がセットで示される必要がある。登山にたとえれば、登る山と頂上に至るまでの登山路である。

 5氏のマニフェストをこうした軸に立って整理すると、政策重視型(個々の政策に力点を置いている)が、西尾氏と吉田氏、理念型(目指すべき方向性に力点を置いている)が八田氏、バランス型(理念と政策のバランスがとられている)が白石氏と森田氏という形に分類できる。

 マニフェストですべてが説明できるわけではないので、選挙戦を通じて、どのように内容が充実していうのかをみていく必要がある。また、内容の充実や精緻化は必要ではあるが、立ち位置や軸がぶれていないかをみるのも重要である。

――政策の内容はどうか。

 この5年間のマニフェストの流れからすると、全体的にやや甘いといえる。5氏全員にあてはまるわけではないが、政策の優先順位や政策の数値目標、期限が明確な部分と曖昧な部分の差が大きい。また、昨今の経済情勢をふまえると、財源を明確にし、各政策にどれぐらいのコストがかかるかについては全ての候補者の課題であるといえる。県民の生活を守ることは重要だが、借金をして、つけを後回しにしてでもそのことを最優先で実行するのか、それとも財政改革をしながら重点項目だけをやるのかなど、方法は複数あるはずである。こうした県政運営の基本部分を分かりやすく説明していく努力が必要になろう。また、この社会情勢では仕方ない面もあるが、千葉県の未来像や自分が目指す夢についての明るい部分も語って欲しい。
 
――それぞれの政策について。

 (以下、詳しくはリンク先をどうぞ)
 
●ニッポン密着:千葉県知事選 政党の影響力低下 イメージ戦略、拍車   毎日新聞 2009年3月8日
 「無党派旋風」を巻き起こし既成政党を震撼(しんかん)させた堂本暁子千葉県知事(76)の初当選から8年。引退する堂本氏の椅子を目指し、29日に投開票される知事選は5人が出馬する乱戦模様になる見通しだ。候補者選定を巡って迷走した自民党は自主投票。政権奪取に向け勢いをつけたかった民主党は、小沢一郎代表の秘書逮捕で冷や水を浴びせられた形だ。政党の威信は低下、際だった争点もなく、有権者に対立軸が分かりづらい構図の中、各陣営はイメージ戦略に奔走する。

 千葉県庁の知事室を白石真澄氏が花束を持って訪れたのは昨年12月22日。「私のどんな政策を継承するの」。堂本氏の問いに、白石氏は無言だった。

 自分へのバトンタッチを求めつつも、堂本氏が出馬する可能性も捨てていなかった白石氏は、あえて手の内をさらさなかった。継承する政策や価値観をめぐり、2人の溝は埋まらなかった。堂本氏は、後継者を模索し続け、赤字のローカル鉄道社長として再建に取り組んだ吉田平氏を後継指名した。
     ■
 「昔は金を持ってきてでも自民党の推薦をほしがったものだ」。ある自民党県議は嘆く。2月22日に千葉市中央区で行われた森田健作氏の事務所開き。「議員の先生方は今回『裏方に徹する』と言ってくださった」

 森田氏が聴衆を前に声を上げた。自民党県議らが多数集まったが名前すら紹介されなかった。森田氏は自身の70年代のヒット曲「さらば涙と言おう」を熱唱し演説を締めくくった。

 千葉県は、55年体制下で自民党公認・推薦の知事が君臨し続けてきた。崩れたのは8年前。自民党などの推薦候補が、市民団体が擁立した堂本氏に敗れた。

 当初、自民党の一部は民主、公明両党相乗りで白石氏推薦を模索した。しかし、独自候補の擁立にこだわる県議らは、「反白石」を鮮明に。結局、「一枚岩になれない」(実川幸夫県連会長)との判断で自主投票となり、県議の半数は森田氏を支援する一方、白石氏を国会議員やほかの県議が支持。森英介法相は吉田氏と一時、政策協定をかわすなど、自民は四分五裂のありさまだ。

 「政権交代の前哨戦に」と意気込んでいた民主党。しかし、小沢代表の秘書逮捕で、民主側から吉田氏の陣営に「民主が表に出ないほうが……」の声も伝わる。他陣営を支援する自民党県議は「知事選と国政をリンクする吉田陣営の戦略は崩れた」とみる。政党の影響力低下は否めない。
     ■
 1月18日。羽田空港に到着した選挙プランナーを堂本氏が迎えた。斎藤まさし氏(57)は、過去2回の堂本氏の選挙に加え、秋葉忠利・広島市長らを初当選に導いたことで知られ「無党派選挙の神様」とも呼ばれる。

 到着ロビーで斎藤氏が「飲み物を買ってくるので、ちょっと待ってください」と話すと、堂本氏のそばに控えていた男性が自販機に走った。斎藤氏はこの男性が堂本氏の意中の後継者である吉田氏と知り、驚いた。支援要請に態度を保留していたが「フットワークの軽さ」などを評価、面接は言葉を交わす前に終わった。

 日本を代表する選挙コンサルタント会社「アスク」の三浦博史社長(57)は4年前に続き、森田氏の陣営に入った。三浦氏は2年前の都知事選で石原慎太郎知事を支援。「都政私物化」批判を「反省」戦略でかわし、大勝に導いた。米国の選挙キャンペーンを研究した三浦氏は、アスクのホームページで「握手戦術から最新のIT選挙まで、常に常識を塗り替える新たなチャレンジを行っています」とアピールする。

 白石氏も「複数のアドバイザー」を招いているが「名前は言えない」(陣営幹部)。千葉県知事選はまさに選挙のプロによるイメージ戦の様相も帯びている。

 吉田陣営・斎藤氏は、事務所に、200台の電話設置を指示。1000人を目標とするボランティアが「電話作戦」を始めた。白石氏は今月、メディア戦術を競う「空中戦」に備え、広告代理店に勤務していた女性アドバイザー(29)をメディア担当に迎えた。一方、森田陣営・三浦氏は「戦術は明かせない」と話す。

 全国では東国原英夫宮崎県知事、橋下徹大阪府知事らが誕生、国政選挙でもメディア戦略が重要性を増した。千葉にも有名人が次々と駆け付ける。立候補予定者の一挙手一投足、ポスター、集会とあらゆる分野にプランナーの戦略が潜む。政党がかすむ一方、イメージ戦略を担うプランナーの存在感は重みを増し、選挙の劇場化は加速する。【神足俊輔、斎藤有香、沢田石洋史】

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 ◇千葉県知事選に立候補が予想される顔ぶれ
白石真澄 50 関西大教授  =無新
西尾憲一 58 県議     =無新
八田英之 64 団体役員   =無新[共]
森田健作 59 [元]衆院議員=無新
吉田平  49 [元]会社社長=無新[社]
 (50音順、敬称略)

●立候補予定者への公開質問状 女性団体が回答を公開  東京 09年3月5日
 二十九日投開票の知事選で、県内十一の女性団体で構成する「候補者の政策を知る会」(表弥生代表)は四日、県庁で記者会見し、立候補を表明している五人への公開質問状の回答を公表した。
 質問状は二十七項目の選択式。二人には個々の質問に答えてもらえなかったが、同会は「考え方や具体的な施策を知る一つの参考資料にしてほしい」と話している。
 同会のブログ=http://chibatiji.exblog.jp/=で公表しているほか、チラシにして配布する予定。 (小林孝一郎)

●千葉県知事選ー候補者の政策を知る会,ブログ
2009年3月の県知事選に向けて、各候補者の政策を県民に告知

公 開 質 問 状  回答一覧   


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