毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 話題をまき続ける鹿児島県阿久根市の竹原信一市長。
 2月に「市長不信任を議決する状況」に追い込まれた議会、
 市長はただちに議会を解散、
 出直し市議選は先の3月15日に告示され、今、選挙中。
 22日が投票日。

 定数16に23人が立候補。
 前議員11人、新人12人。所属別では社民1人、無所属22人。

 読売新聞は詳しい候補者アンケートを報道している。
    「2度目の不信任案に賛成するのは反市長派の前議員を含む14人、
     反対は市長支持の「阿想(あそう)会」が推薦する新人を含む7人、
     2人は態度を明確にしていない」

 2度目の不信任案は議員の3分の2以上の11人以上が出席し、過半数の賛成で可決し、市長は自動的に失職するから、反市長派は11議席以上、市長支持は6議席以上の当選を目指す。

 市長は、といえば、支持候補の名前をブログに書いたり、選挙期間中も支持候補の名前を書いたカードを配ったりして物議をかもしている。
 マスコミの報道も市長批判が厳しい。

 とはいえ、大阪の橋下知事が阿久根市長の「職員給与を公開したこと」についてエールを送って、 なお、混沌とする。
 遠いけど、見逃せない選挙だ。

 ともかく、こちらの市議会は今日午前の本会議で閉会。

 ところで、昨日は、他の自治体の市民から県・市の補助金のことで不正があるので相談に乗って、と数日来の電話に続いて強い依頼があり、お会いした。
 聞いて、資料を見て、関係者として納得できないなら、弁護士を頼んで「契約無効」ということで民事訴訟するとか、オンブズ的にいうなら、・・・という違法理由で住民監査請求や住民訴訟するとか、・・というような説明をした。

 そのあと、岐阜での用事を済ませるために出かけて帰ったら・・
 ちょうどこのブログのアクセスの累計が100万件を超えた。

 ブログを始めて1年目あたりの2006年2月9日にカウンター(この画面、左上にある)を設置したもの。
 特に考えていたわけではないけど、3年間で100万件に届いた。

昨日3月18日 17時ごろ 
  

⇒ 今朝19日6時半


 そのあと、Mくんとトリゴヤの造り方の相談をしていたら
 東京の新聞社から電話。
 原稿依頼。
 「私でいいの?」と訊いたら「はい」とのこと。
 「ということは、依頼の趣旨は・・・というようなこと?」と訊いたら「そうです」・・

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点
ここのところ9位、10位あたり


1月20日 ブログ ⇒ ◆議員不人気投票を市長が呼びかけ/選挙中もブログを更新して市長に当選

2月26日 ⇒ ◆熱い阿久根市劇場/市長は職員の退職金・給与公開。議会不信任議決を誘導、解散/定数16に28人

●阿久根市出直し市議選告示 市政改革手法 論戦火ぶた 23候補、一斉に市街へ
     =2009/03/16付 西日本新聞朝刊=
 議会解散に伴う阿久根市の出直し市議選(定数16)が告示された15日、23人の立候補者は一斉に市内に繰り出し、激戦の火ぶたを切った。不信任決議を受けた竹原信一市長の改革手法などを争点に、1週間の論戦が繰り広げられる。

 立候補者の党派別内訳は社民1人、無所属22人。女性はこれまでで最多の3人が立候補した。

 各候補者は出陣式などの後、選挙カーで市街を走り回った。市長支持の前職は「職員の退職金と給与の公表は、何が問題かを市民に投げかけた。市民が理解できる対応をしていく」と声を張り上げた。反市長派の前職は「今の市長をどう考えるかの選挙」と主張。「産業振興や雇用対策の考えがない市長に代わって、やらなければならない」と訴えた。

 竹原市長が提案した人事案などに同意しながら不信任案に賛成した前職は「利害に関係なく、是々非々の立場を堅持する」と中立性を強調。改選後の焦点となるとみられる不信任案への賛否を明確にしていない新人は「二分化した考え方でなく、市民、行政、議会が一体感を持って改革を推進する」と声を上げた。

 有権者からは、多様な意見が出された。同市多田の主婦(25)は「私たち若者も市政について真剣に考えるようになった。市長支持か反対派かという単純な選択ではなく、本当に改革する力があるのは誰かをじっくりと考える」と関心を示したが、同市波留の旅館経営男性(65)は「投票には行くが、鉛筆を転がして決めるかも」と吐き捨てるように言った。

 投票は22日午前7時から午後7時まで、市内21カ所(3カ所は午後6時まで)で行われ、午後8時15分から同市赤瀬川の市総合体育館で即日開票される。

■阿久根市議選立候補者
 (定数16-23、届け出順)
児玉賢一郎67 新聞販売業  無前
浜之上大成58 自営業    無前
新坂上 誠63 元会社員   無前
山田  勝63 自営業    無前
野畑  直57 会社役員   無新
岩崎 健二59 農業     無前
牛之浜由美50 政治団体役員 無新
寺下 富雄57 農業     無新
櫁柑 幸雄72 政党役員   社前
松元 薫久32 飲食業    無新
西田己之助59 会社役員   無前
古賀  操48 会社役員   無新
浜崎 国治61 元市総務課長 無新
石沢 正彰63 飲食業    無新
的場 真一62 旅館経営   無前
牟田  学50 会社役員   無新
大田 重男60 農業     無新
市丸 俊一62 財団法人職員 無新
中面 幸人56 会社役員   無新
木下 孝行49 会社員    無前
鳥飼 光明68 農業     無前
駄木 純子49 元介護職員  無新
築地新公女68 農業     無前

●出直し阿久根市議選告示、竹原市政の是非争点に  阿久根対立   2009年3月16日 読売新聞

●阿久根市長 名刺に支持派4候補名 市選管 公選法抵触で指導へ  =2009/03/16付 西日本新聞夕刊=
 15日告示された鹿児島県阿久根市議選で、竹原信一市長(50)が、自身を支援する団体「阿想(あそう)会」に所属する4新人の氏名を列記した名刺を配った疑いがあり、同市選管は16日午後にも公職選挙法に抵触するとして、名刺を配らないよう竹原市長を指導する。

 竹原市長は、昨年8月の市長選でも告示後にインターネットのブログ(日記風サイト)を更新し続け、市選管や鹿児島県警から公選法違反に当たると警告を受けた。

 竹原市長は15日、4新人の出陣式などに自作の名刺を持参。報道陣に対し「誰を支援するか市民から聞かれるので200枚作り、配っている」と説明した。名刺には「竹原改革を支持します」の文言も記載されている。

 報道関係から指摘を受けた市選管は16日午前、県選管に問い合わせ、市議選では通常はがき2000枚以外の文書図画を頒布することができないとする公選法の規定に抵触することを確認。同日午後にも事実を確認した上で市長を指導する。

 竹原市長はブログでも4新人の実名を列記し、議員定数削減などを推進する立場と紹介。また市議選に立候補した前職2人が絡んだ政務調査費偽造問題を報道した過去のテレビ映像につながるようにし「サイテイの連中」と批判している。

 このブログについて、市選管は「明確に公選法に抵触する個所があるとは言えない」として、指導などしないという。

●公選法違反の疑いも シンパ市議紹介カード配る 鹿児島県阿久根市長  北海道03/16 12:53
 ブログ問題などで不信任決議を受けた市長による議会解散に伴う鹿児島県阿久根市議選をめぐり、竹原信一市長(50)が自らを支持する新人候補者4人を明示したカードを有権者に配っていたことが16日、分かった。市選挙管理委員会は「公選法違反の疑いがある」として、市長に配布中止を口頭で指導する方針。

 カードは名刺大で、4人の氏名に添えて「竹原改革を支持します」と記載。公選法により、同市議選の期間中に各候補者が配布できる文書は通常はがき2000枚に制限されており、市選管はカードがこの規定に反する可能性があるとしている。
        (略)

●阿久根市長、ブログで支持派候補者を紹介 阿久根対立  2009年3月16日 読売新聞
竹原信一市長=写真=が15日付で更新した自分のブログ(日記形式のホームページ)に新人候補者4人の名前を記載し、市長の政治理念を支持する政治団体「阿想会」の推薦を示したり、4人の名前などを書いたカードを配布したりしていることが分かった。ブログの書き込みを把握した市選管は公職選挙法(文書図画の頒布)に抵触する恐れがあるとみて、16日にも県選管に照会し、違法と判断されれば警告などの対応を検討する。カードについても確認するという。

 15日付のブログでは、候補者4人の名前を挙げ、「阿想会の推薦となっているようだ」と記載。4人は市長が提案した議会定数削減案に賛成し、議員報酬の日当制を推進する立場であることも紹介した。また、今回の選挙に合わせ、4人の名前と会の名称、「竹原改革を支持します」と書いた名刺大のカード約200枚も作成し、市民らに配布している。

 公職選挙法146条では「選挙期間中は、候補者の氏名や政治団体の名称、支持もしくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し、掲示することはできない」と規定しており、市選管はブログはこれに抵触する可能性があるとみている。
 市選管は15日に対応を協議したが、ブログの文言に「ようだ」とあいまいな表現があることから、慎重を期し、県選管に相談して決めることにした。
    (略)

●ブログ市長、原点は「ゲリラ活動」   朝日 2009年3月14日6時54分
 鹿児島県阿久根市の出直し市議選が15日、告示される。ブログで辞めさせたい市議の投票を呼びかけるなどして不信任決議を受けた竹原信一市長(50)が解散した。議員定数と自身の給与削減、民間登用の人事と、市長が繰り出す「改革案」に「NO」と言い続けた反市長派の前職たちは、不信任決議案を再可決し、市長を自動失職に追い込む考えだ。人口2万4千人の小さな街の政争はテレビのワイドショーにも取り上げられ、エスカレートしている。(古城博隆、三輪千尋)

 ■功罪

 出直し市議選(定数16)に立候補を表明している23人のうち、市長派は7人、反市長派は16人。市長の不信任決議は、議員の3分の2(11人)以上の出席で過半数が賛成すれば可決される。市長を失職させ、出直し市長選に持ち込むには、前職9人を含む反市長派が11人の当選者を出せるかどうかが焦点となる。

 竹原市長のブログは、市内外に、功罪両面で大きな波紋を起こしている。

 最近では2月23日、市のホームページで07年度の市職員268人の給与明細を1円単位で公開し、自身のブログからもリンクできるようにした。職員からは不評だったが、情報公開の姿勢をたたえる声も多かった。反市長派の前職は「竹原が嫌いという市民ですら、職員給与の厚遇ぶりをどうにかしてと訴える始末」とぼやく。

 一方で、掲載内容に誤りがあり、問題となったことも。

 06年9月の阿久根市議会本会議。当時の斉藤洋三市長が「でたらめなインターネットでの流しに困惑をしております」と答弁し、自身の大学の卒業証書を広げて見せた。

 当時議員だった竹原氏がブログに、斉藤氏に学歴詐称の疑惑があると書き込んだことを受け、別の議員が問いただした場面だ。竹原氏はその記述を削除したが、ある前市議は「一方的な書き込みは続き、反省したとはとうてい思えない」と言う。

 ■元自衛官

 竹原氏は防衛大卒の元航空自衛官で、30代で故郷の土木会社を継いだ。市の道路工事を請け負ったこともあったが、「職員の態度は悪く対応もでたらめ。市民に現状を知らせねば」とバイクに乗り、約8千枚のチラシを各戸に配った。

 共鳴する市民グループ「阿想会(あそうかい)」の松岡徳博会長(54)は当時の竹原氏を「ゲリラ活動家」と評する。「チラシの文言は例えば『市長はバカだ』。市役所前に止めた自分の車にベタベタと張っていた」

 竹原氏は05年、市議選で初当選。1年後に始まった市議会のネット配信は竹原氏の提案だった。携帯電話番号を書いた看板を市内に立て、市政への苦情を受け付けた。07年には、議員らが政務調査費でホットプレートやデジタルカメラを購入し、領収書を偽造した問題を追及。議員への辞職勧告決議案や市長の不信任決議案を連発したが、否決された。

 当時のブログで議長を〈市長の犬〉、議員を〈ゴミ〉〈子どもがえりした痴呆(ちほう)老人のようだ〉とこき下ろした。議員の顔写真を実名入りで掲載し、抗議を受けるとタコの写真に差し替えた。

●市長改革「不支持」11人~阿久根市議選・候補者アンケート  2009年3月17日 読売新聞
 阿久根市の出直し市議選は、候補者23人が舌戦を展開している。候補者は竹原信一市長(50)の市政運営をどのようにみているのか。読売新聞は告示前、アンケートを行った(2人は無回答)。2回に分けて紹介する。

 ■市長の改革

 「市長の改革を支持しますか」の問いに「支持する」と回答したのは9人。内訳は前議員3人、新人6人。前議員のうち反市長派の男性は「改革は必要である」との理由で支持するという。新人は、市長の政治理念を支持する政治団体「阿想(あそう)会」の4人全員。

 逆に、「支持しない」と回答したのは11人で、前議員8人、新人3人。前議員からは「改革の意図がわからない」、「目的が不明」など議会への説明不足を指摘する声が寄せられた。新人からは「市政の私物化や興味本位の改革」などの理由が挙がった。

 ■政治手法

 「市長の政治手法を支持するか」の問いには、回答した21人中16人(前議員10人、新人6人)が「支持しない」と答えた。「支持する」と答えたのは5人(前議員1人、新人4人)にとどまった。

 支持しない理由は「人を傷つける」、「誹謗(ひぼう)中傷」が多く、竹原市長のブログ(日記形式のホームページ)の内容に疑問を呈した格好。市長の改革を支持する一方、政治手法は支持しないと答えた阿想会推薦の新人は「強引で独善的」とした。

 支持する候補は「情報開示に積極的に取り組んでいる」、「手荒いかもしれないがこれくらいしなければ変えられない」と評価。支持はするが「100%ではない」、「市長は市民への説明責任を果たすべき」との回答もあった。

●阿久根市議選・候補者アンケート<下>「市長不信任」が14人
   2009年3月18日 読売新聞

 22日に投開票される阿久根市の出直し市議選(定数16)。読売新聞が立候補した23人に行ったアンケートで、「2度目の不信任案への賛否」や「望ましい議会定数」について尋ねた(回答者21人、無回答2人)。

 改選後の市議会で、2度目の不信任案に賛成するのは、反市長派の前議員9人を含む13人、反対は市長の政治理念を支持する政治団体「阿想会」の新人4人や市長を支持する前議員を含む7人。1人は「分からない」と回答した。

 候補者の回答時期が2月下旬~3月上旬だったことから、その後、無回答の2人を含め取材したところ、賛成が14人に増え、反対は7人のまま。2人は「答えられない」「分からない」と回答し、態度を明確にしなかった。

 地方自治法の規定では、2度目の不信任案は議員の3分の2以上の11人以上が出席し、過半数の賛成で可決し、市長は自動的に失職する。

 16人の全議員が出席すれば賛成9で可決するが、市長の失職を阻止する議員が本会議への欠席戦術をとり、採決を拒否することもあり得る。このため、反市長派は11議席以上、市長支持は6議席以上の当選を目指している。

 ◆定数「16のまま」最多
 望ましい議会定数は、「16のまま」が9人で最多。最も少ない定数は、竹原市長が昨年9月議会に提案した条例改正案と同じ「6」、最も多い定数は地方自治法が人口を基に定める上限の「26」だった。

 16と回答したのは前議員7人、新人2人。主な理由は「民意が反映される」や「将来は削減が必要」「第三者に諮問すべき」など。

 次いで多いのが「12」または「12~14」の7人(前議員3人、新人4人)。「やみくもな削減は良くない。妥当な数字」や「市の人口を考慮した結果」と言い、竹原市長が今年2月の臨時議会で再提案し、廃案になった4削減案には一定の理解を示した形だ。

●橋下知事も職員給与の公開検討 阿久根市長に「納得」  朝日 2009年3月5日12時18分
 大阪府の橋下徹知事は5日、鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が市職員の年収などを個人名を伏せて市のホームページ(HP)に掲載したことについて、「非常に納得できる。個人名は出さないが、役職名と給与、全部オープンにしてもいいじゃないですか」と報道関係者に述べ、府も公開を検討する考えを示した。

 橋下知事は「(職員の)給料表は公になっているが、特別手当とか手当がいっぱいつく」と指摘、「オープンにするといろんなことがわかっていい」と強調した。一方、府幹部は「個人名を出さなくても手当の内容を見ればだいたい推測できる」と心配顔だ。

 府は給料や特殊勤務手当、時間外勤務手当などについて職員の平均支給額をHPで公開している。(春日芳晃)


コメント ( 8 ) | Trackback ( )