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てらまち・ねっと



 大きな話題を呼んでいた鹿児島県阿久根市の議会解散・議員選挙。
 一昨日の投票で、反市長派が議多数を占め、市長不信任の再可決見られていた。 
 でも、投票日の翌日の昨日の動きは違ったらしい。

 選挙期間中、市長が自身のブログで「サイテイの連中」と批判した反市長派の候補2人は落選。
 市長は、支持の5人が上位を独占したことについて
   「出直し市長選で反市長派が勝てる状況にあるのか疑問」とした。
 反市長で候補者を擁立しようと結成した人たちは、候補者を絞ってはいるが、「今回の市長支持派の得票を考えると、腰が引けて人選が難航する可能性もある。」としているらしい。

 市長は、投票結果を見てのブログで次のように述べていた。

  「議会に市民の意見が反映されなければならない。
    議会が始まるまでに市民、議員、市長が
    一同に集まっての対話集会を希望する。」
    従来のような意見の発表会ではなく、
    お互いに質問しあい、議論する必要があると思う。
    たっぷり時間をかけて、
    必要ならば結論が出るまで何回でもやるべきだ」

 そして、昨日、反市長の議員たちも話し合いには前向きな姿勢を示したという。

 流れは混沌。 
 火中の栗を拾う人がいなければ、つまり、対立候補が候補者まとまらなければ市長選も「重く」、不信任再議決は流動的になるかもしれないとみる。

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1月20日 ブログ ⇒ ◆議員不人気投票を市長が呼びかけ/選挙中もブログを更新して市長に当選

2月26日 ⇒ ◆熱い阿久根市劇場/市長は職員の退職金・給与公開。議会不信任議決を誘導、解散/定数16に28人

3月22日 ⇒ ◆出直し阿久根市議選挙、まっ最中/市長は公選法違反か/報道も厳しい/大阪・橋下知事はエール

● 阿久根市選挙管理委員会/開票結果

●阿久根市議選 反市長派11人当選、不信任案可決の公算  西日本新聞 
     西日本 209.3.23
 不信任議決を受けた竹原信一市長が議会を解散したことに伴う、阿久根市の市議会議員選挙は22日、投票が行われ、即日開票の結果、16人の新議員が決まった。反市長派11人、市長支持派5人。改選後に提案が見込まれる市長不信任案への態度を保留していた反市長派の新人1人も条件付きで賛成する意向を表明した。このため、市長支持派は前職1人と新人4人をあわせた5人が上位当選したものの、不信任案が可決される可能性が出てきた。

 当選者の内訳は前職7人、新人9人(うち女性1人)。党派別では社民1人、無所属15人。反市長派とみられる11人に対し、市長支持派は前職1人と、竹原市長の政治理念に賛同する政治団体「阿想会」推薦の新人4人全員が当選した。反市長派の前職は4人が落選した。

 投票率は78.32%で、前回を4.61ポイント上回り、市長と議会の対立が引き金となった、異例の出直し市議選への関心の高さを裏付けた格好となった。
 当選者は次の通り(敬称略、得票順)
 山田勝、松元薫久、石沢正彰、牛之浜由美、牟田学、中面幸人、櫁柑幸雄、大田重男、岩崎健二、古賀操、木下孝行、児玉賢一郎、浜之上大成、鳥飼光明、浜崎国治、野畑直

●ブログ市長、失職の公算…阿久根市議選で反市長派が過半数 
    2009年3月23日01時30分 読売新聞
阿久根市議選の開票作業(22日、市総合体育館で)
 ブログを使った議会批判などで議会と対立し、不信任を受けた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が議会を解散したことに伴う出直し市議選(定数16)が22日、投開票され、市長失職を目指す反市長派が過半数を確保した。

これにより、改選後の市議会で2度目の不信任案が可決されて市長が失職する公算が大きくなった。失職すると5月中にも出直し市長選が行われる。
 当選したのは反市長派10人、市長支持派5人。1人は態度を保留している。ただ、得票数の上位5人は市長支持派が占めた。

 不信任案の採決には11人以上の出席が必要で、反市長派だけでは足りないが、市長支持派のうち2人は22日夜、「採決に出席する」と明言し、提案されれば採決は行われる見通しだ。
 竹原市長は昨年8月の当選後、議会批判を強め、「最もやめてもらいたい市議」などの意見を自身のブログで募るなどした。出直し市長選になれば、立候補する意向を示しており、反市長派も対立候補の擁立を急いでいる。

●市長のブログ 住民至上主義  対話集会を希望
    ■2009/03/23 (月) 市議会議員選挙の結果が出た。
 事前に行われた立候補者討論会では、ほとんどの立候補者が市民との対話の必要性を訴えていた。
 議会に市民の意見が反映されなければならない。

 議会が始まるまでに市民、議員、市長が一同に集まっての対話集会を希望する。
 
従来のような意見の発表会ではなく、お互いに質問しあい、議論する必要があると思う。たっぷり時間をかけて、必要ならば結論が出るまで何回でもやるべきだ。市民のための市政運営がなされる必要がある。

 
「阿久根の明日を考える徹底討論会」の開催と議員、市民の皆様の参加を切に希望する。

●市長不信任再可決の公算 鹿児島・阿久根、反市長派多数に 
     2009/03/22 23:56 【共同通信】
 ブログ問題などで不信任決議を受けた竹原信一市長(50)による市議会解散に伴う鹿児島県阿久根市議選(定数16)は22日投開票の結果、不信任決議の再可決を目指す反市長派が10議席と多数を占め、市長支持派は5議席となった。このほかに態度保留の1人が当選した。

 地方自治法の規定で、不信任決議の再可決には最初の議会に3分の2以上の議員が出席し、その過半数の賛成が必要。態度保留の1人は「議会には必ず出席する」と明言しており、市長支持派が全員欠席しても規定の出席数を満たすことになるため、再可決される公算が大きくなった。

 議会招集の日程は未定だが、再可決になれば市長は失職、50日以内に出直し市長選が行われる。その場合、竹原市長は立候補する意向を明らかにしており、混乱は長期化することになる。
 投票率は78・32%で、過去最低だった2005年の前回市議選を4・61ポイント上回った。

 選挙戦では、反市長派15人、市長派6人、態度保留2人の計23人が激戦を展開。「市長は独善的」とする反市長派に対し、支持派は市長が掲げる市政改革への協力をアピールした。
 竹原市長は、ブログで市議全員の不人気投票を行うなど議会側と対立。市議会は先月6日、市長不信任決議を全会一致で可決した。

●「ブログ」市長不信任へ 阿久根市議選、反市長派が多数 
    朝日 2009年3月22日23時14分
出直し市議選で投票する竹原信一市長。数日前から風邪をひいているといい、マスクを着けていた=22日午後5時42分、鹿児島県阿久根市

 鹿児島県阿久根市の出直し市議選(定数16)が22日、投開票され、ブログで市議の不人気アンケートを呼びかけるなどして、不信任決議を受けて議会を解散した竹原信一市長(50)を支持しない反市長派が、再度の不信任決議案の審議に必要な11議席を確保した。反市長派は、議会や市役所の批判をブログで発信し続ける市長を不信任決議の再可決で自動失職に追い込む構えだ。出直し市長選に発展するのは確実な情勢となった。

 ブログで「議員の不人気アンケート」を始めた竹原市長は2月6日の臨時会で、全会一致で不信任決議を受けた。「議会を入れ替え、市民にまっすぐ向く市政をしたい」として同10日付で議会を解散。出直し市長選に立候補する意向を早々と表明していた。

 出直し市議選の焦点は、反市長派が決議案の審議に必要な定数の3分の2以上にあたる11議席以上を確保できるか、だった。
 出直し市長選は、ブログを使って議会改革や市職員の給与改定などを訴える市長の手法が再び問われることになりそうだ。

●阿久根市長の失職濃厚 態度保留の新人 議会出席を明言 不信任案可決へ 市議選 一夜明け 
      2009/03/24付 西日本新聞朝刊 2009年3月24日
 22日投開票された鹿児島県阿久根市議選の当選者のうち、竹原信一市長(50)への不信任案に対する態度を明確にしていなかった新人1人は23日、同案が提案される臨時議会に出席し、投票することを明らかにした。反市長派は提案に必要な議員11人がそろい、議席の過半数を占めることから同案の可決は確実で、竹原市長は失職する見通しとなった。竹原市長は既に出直し市長選に立候補する意向を表明。一方、反市長派の候補者擁立は難航しており、阿久根市政の混乱はなお続きそうだ。

 市議選では、反市長派11人、市長支持派5人が当選。再度の不信任案可決には議員数の3分の2以上が出席し、過半数の賛成が必要。市長支持派は不信任の成立阻止に向け、議会を欠席する可能性もあるため、11人のうち、市長の政治姿勢に反発しながら不信任案への態度を保留していた新人が欠席すれば、提案できない状況だった。

 竹原市長はこの日の記者会見で4月上旬に予定される臨時議会前に、市民と市長、議会の対話集会を開くことを要望。28日ごろに開きたい考えで、竹原市長は「市議選の各候補は市民との対話を公約に掲げていた。市民との議論もなしに不信任ありきでいいのか」と早速けん制した。

 これに対し、反市長派の11人は不信任案をめぐって会合。臨時議会への出席を明らかにした新人から「市長と話してから賛否を判断したい」などの意見が出たため、議会主導での対話集会開催を検討することにした。
 反市長派は竹原市長のペースに巻き込まれないよう身構えるが、市議選では上位5人を市長支持派が独占。竹原市長を失職に追い込んでも、出直し市長選となると再度、立候補する竹原市長側に勢いがあるとみる向きもあり、反市長派からは「厳しい戦いになる」との声も漏れる。

 反市長で候補者を擁立しようと結成された市民団体「阿久根市民会議」では、候補者を絞ってはいるが、松崎勝雄代表(65)は「今回の市長支持派の得票を考えると、腰が引けて人選が難航する可能性もある。一丸となって擁立にこぎつけたい」と話している。

●阿久根市長、出直し選に意欲「反市長派勝てるのか」
     (2009年3月23日 読売新聞)
 議会から不信任を受けた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が議会を解散したことに伴う出直し市議選(定数16)から一夜明けた23日、竹原市長は市長支持の5人が上位を独占したことについて「出直し市長選で反市長派が勝てる状況にあるのか疑問」と述べ、再選に意欲を見せた。市長はまた、反市長派が多数を占めた議会と対話集会を開く意向を明らかにした。

 竹原市長は23日朝、トップ当選した議員を訪ねて祝福。市長は出直し市長選に立候補する意向を示しており、反市長派も候補擁立を急いでいる。

 対話集会は、中立的立場の市内の団体に準備を持ちかけている。市長、市議、住民の3者が参加し、議員定数削減や議員報酬の日当制、職員給与など議会や市政のあり方を議論する。議員の参加が決まれば今週中にも開く。議会では市長から議員に質問する機会がなく、昨年9月の市長就任後、ことごとく対立してきた両者の関係が修復されるかどうかが注目される。

 出直し市議選には前議員11人、新人12人の計23人が立候補し、市長失職を目指す反市長派は15人中10人が当選した。しかし、市長支持派も2人の落選にとどまり一定の理解を得た。1人は態度を保留している。改選後の市議会で2度目の不信任案を可決するには11人以上の出席が必要。市長支持の2議員も「採決に出席する」と話しており、市長が失職し、出直し選となる可能性が大きい。
 選挙期間中、竹原市長が自身のブログで「サイテイの連中」と批判した反市長派の候補2人は落選した。

●◆ スッキリ!!
どうなる阿久根「ブログ」市長 市議選結果にスタジオ陣は…
 
    
j-cast 2009/3/23

<テレビウォッチ>「お騒がせブログ市長」などと揶揄される一方、熱烈な支持者もいる鹿児島県阿久根市の竹原信一市長。市長の不信任案可決・解散に伴う市議会議員選挙が3月22日行われた。

番組は、「物議をかもした竹原市長の今後にかかる市議会議員の選挙結果が出ました」と、阿部リポーターが冒頭、やや市長に批判的な口調で取り上げた。
ところが、スタジオでからは「ボクは、(市長が言っていることが)正しい気がする」(加藤)という反論も……

竹原市長は、昨2008年8月に初当選。いらい市議会議員の定数を現在の16人から10人減らして6人にするよう提案したり、自分のブログに辞めてほしい議員の公開アンケートをしたり、市職員の給料を1円単位で公開も。
ユニークな形で「改革」へ向け問題提起してきた「ツケ」が回って、市議会で不信任案が可決し、市長が選んだのが市議会の解散だった。

22日の選挙には23人が立候補。市民の関心も高く、投票率78%という高投票率の結果、当選した議員の色分けは反市長が10人、態度保留1人、市長派5人だった。
選挙後の市議会で、再び市長に不信任案が出された場合、11人以上が出席し、過半数で可決されれば市長は失職となる。さて……

スタジオでは加藤が「マズイやり方ではあるかもしれないが、僕は(市長が)言っていることは正しい気がする」と。

これにテリー伊藤も同調し「議員定数16人はどう考えても多い。国会議員もそうですよ。日本中で現実起きている問題。次の世代の子供たちの時代に、これだけの人数が必要なのかどうか……」と、市長派側に。

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