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てらまち・ねっと



 多くが辞めて当然と見ている民主党代表の小沢一郎氏。
 政治家が自らの政治活動のためのお金の流れの問題が指摘され、しかも当事者と当局の違いのはその解釈だけ、加えて第一秘書の逮捕、起訴となれば、日ごとに傷は深くなる。 
 最近の自民党の大臣のように、すっと辞めたほうがダメージは少ない。

 そもそも、民主党が代表を辞めさせられないところは、深刻な課題だ。
 考えてみれば、野党は、自民党の閣僚らも事務所費問題やその他で辞任させてきたのに、こんな重大事案で「代表を継続」では、矛盾している。

 こんなことでは、「政権に就いてもどうするのか疑問」、そんな声が出ても不思議ではない。
 世論調査でも、無党派層が民主から離れ、一時は自民に大きく差をつけるようになっていたのに、今はその差が詰まっているという。
 これでは、千葉知事選にも強い逆風。

 ともかく、政権交代に「小沢」を期待する人もいるけど、多くは「政権交代」そのものに期待している。そこが見えずにいると民主党も自滅していくのだろう。 
 与党が、「小沢が辞めないほうが、世論が離れるから好都合」というのはよく分かる。

 そんな思いのこのごろ、昨日26日の朝日新聞の一面左の記事、「管氏、辞任うながした20分」と見出しが目に付いた。一昨日24日夜の小沢氏の「続投表明の会議」の直前のことの出来事の報道。

 小沢氏「私が代表を続けることがプラスかマイナスか、私に判断をすることはできない。すべて国民の受け取り方次第だ」

 その反響を受けてなのか、昨夜のテレビのニュースで、管氏が盛んに(&いかにも形式的に)、「小沢の継続」を話しているのを見て、事態の流れが想像できた。

●複数の大手ゼネコン担当者、受注前後に小沢氏側を訪問
●大久保被告の起訴状要旨
●今後の捜査はどうなる 政界ルート追及は継続

●小沢氏に辞職勧告決議も 西松献金問題で自民・町村氏
●小沢氏続投 思惑交錯 
● 朝ズバッ!  小沢「続投」VS「辞めろ」 民主党内闘争の旗色

●菅氏、起訴直後の小沢氏続投表明に異論
●続投容認「民主党の限界」
●ポスト小沢 本命は岡田克也副代表

●小沢代表続投 「居座るならもっといい」与党、追及控え

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 ぜひ、記事の中を読んで・・・

 3月26日 朝日新聞 一面

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↓ 昨夜、26日夜のNHKニュースから ↓
    

●複数の大手ゼネコン担当者、受注前後に小沢氏側を訪問   3月24日 16:34 日経
 西松建設の巨額献金事件で、複数の大手ゼネコン東北支店の担当者が、東北地方の大型公共工事の受注前後、民主党の小沢一郎代表の事務所にあいさつに訪れていたことが24日、ゼネコン関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、公共工事に小沢氏側の意向が反映されると、ゼネコン側が受け止めていたとみている。

 特捜部は、小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=ら小沢事務所側の影響力の有無を慎重に調べている。

●小沢代表の秘書起訴、東京地検 「迂回献金」で虚偽記載  2009/03/24 18:58 【共同通信】
 西松建設の巨額献金事件で東京地検特捜部は24日、違法な企業献金を受領しながら虚偽の報告をしていたなどとして、政治資金規正法違反の罪で、小沢一郎民主党代表の公設第1秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者大久保隆規容疑者(47)と、同社の前社長国沢幹雄容疑者(70)を起訴した。

 元総務部長岡崎彰文容疑者(67)は処分保留のまま釈放した。大久保被告は否認しているとみられる。

 西松建設は、ダミーとされる政治団体を通じ、二階俊博経済産業相ら自民党議員側に対してもパーティー券購入や迂回献金をしており、特捜部は、こうした資金が支出された経緯の分析を進める。小沢代表への事情聴取は当面、見送る方針。

 東京地検の谷川恒太次席検事は大久保被告の起訴について「特定建設業者から長年、金銭提供を受けており、見過ごせない重大で悪質な事案」と述べた。

 西松側のダミー団体は新政治問題研究会(新政研)と未来産業研究会(未来研)。

 起訴状では、大久保被告は2006年10月ごろ、実際には西松建設からの企業献金なのに新政研や未来研の名義で計300万円を陸山会と民主党岩手県第4区総支部の口座で受領。これを含め、03-06年に同社から計3500万円の献金を受けたのに、政治資金収支報告書には新政研や未来研からの献金と偽って記載したとしている。

 また、国沢被告は06年10月ごろ、違法な企業献金などと知りながら、新政研や未来研の名義で、陸山会と4区総支部、民主党岩手県連に計500万円を献金したとしている。

●大久保被告の起訴状要旨    中国新聞 3月24日
 小沢一郎民主党代表の公設第1秘書大久保隆規被告(47)の起訴状要旨は次の通り。

 【虚偽記載】
 小沢代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者で、民主党岩手県第4区総支部の献金受け入れ事務にも従事していたが、2006年までの4年間に陸山会が計2100万円、4区総支部が計1400万円の献金を西松建設から受けたのに、政治資金収支報告書には、同社のダミーとされる政治団体「新政治問題研究会」(新政研)や「未来産業研究会」(未来研)からの献金と虚偽の記載をした。

 【企業献金など】
 06年10月ごろ、新政研名義で陸山会の口座に100万円、新政研と未来研の名義で4区総支部の口座に計200万円を受領し、西松建設からの違法な企業献金や第三者名義での献金を受けた

●【西松献金】今後の捜査はどうなる 政界ルート追及は継続 
    サンケイ 2009.3.24
 赤坂の個人事務所を出発する小沢一郎・民主党代表=24日午後0時57分 東京・港区赤坂 (撮影・大西史朗) 小沢一郎氏の秘書の起訴で大きなヤマを越えた東京地検特捜部の捜査だが、西松建設事件の「政界」ルートの捜査は今後も継続される。

 小沢氏側が関与したとされる公共工事での受注調整は平成17年末、ゼネコン各社が行った「談合決別宣言」の前後までだったとされ、刑法の談合罪は時効とみられるが、その後も小沢氏が代表の政党支部には建設業者からの企業献金が続いており、小沢氏側が工事受注への便宜を続けていれば談合罪に問われる可能性がある。国の出先機関や自治体への働きかけがなかったかについても慎重に捜査を進め、あっせん利得処罰法などに抵触する事実の有無も調べるとみられる。

 一方、西松からダミーの政治団体などを通じて資金提供を受けていた自民党議員側にも、捜査の矛先は向けられることになる。献金やパーティー収入の金額が多かった二階俊博経済産業相や尾身幸次元財務相、森喜朗元首相らの政治団体の会計責任者から事情聴取を行い、違法性の認識の有無を問うことになる。

 特に二階氏は、自身が代表の二階派の政治団体「新しい波」が自民党側で最も高額だった上、同じく代表を務める政党支部も西松社員の個人献金を装った偽名献金を受けていた疑いが浮上している。特捜部は徹底解明する方針とみられる。

 また西松事件はタイでの贈賄疑惑もあり、タイ側の捜査次第では、「タイ」ルートも不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)容疑で立件する。

●小沢氏に辞職勧告決議も 西松献金問題で自民・町村氏 
     サンケイ 2009.3.19 23:42
 自民党町村派の町村信孝会長は19日、西松建設の巨額献金事件で秘書が逮捕された小沢一郎民主党代表に対し、辞職勧告決議案を提出する可能性もあるとの認識を示した。

 都内で記者団の質問に「事と次第によってはそういうこともあるかもしれない」と述べた。

 これに先立つ町村派総会で、杉浦正健元法相が「小沢氏が議員辞職しないなら、自民党が辞職勧告決議案を国会に出すべきだ」と提案。町村氏がその旨を細田博之幹事長に伝えた。

 これに関し党幹部は同日夜、「捜査がどうなるかは分からない。決め打ちはしない方がいい」と記者団に述べ、現時点での提出に慎重な考えを示した。

●小沢氏続投 思惑交錯  読売 3.25
 民主党の小沢代表が24日夜に代表を続投する考えを示したことについて、県内の政党関係者の間には様々な思いが交錯した。民主党関係者は「続投は意外」「前進あるのみ」などと受け止めたのに対し、与党関係者は小沢氏の政治姿勢などを厳しく批判した。

 民主党県連の近藤洋介会長(衆院山形2区)は24日夜、「西松建設を巡る問題が民主党や政治全体への不信感を高めてしまったのは大変残念」とコメント。続投を「意外だった」とし、「いかに信頼回復の道筋を立てるのか、小沢氏の今後の判断に期待する」とした。近藤氏は小沢氏が無投票で3選された昨年9月の党代表選で、野田佳彦・党広報委員長に出馬を促した経緯がある。

 山形1区から同党公認で出馬予定の鹿野道彦・元農相は25日、「小沢氏は党本部幹部と相談し(続投を)判断したのだろうから、その考えに沿って一丸となって前進するのみだ」と話し、次期衆院選に与える影響については「有権者が判断すること」とした。衆院選で同党と選挙協力する社民党県連の広谷五郎左ェ門代表は「小沢氏の問題が総選挙に影響があるとは思わないが、適切な説明責任を果たしてほしい」と注文した。

 与党や共産党の関係者はは24日夜、そろって厳しく批判した。自民党県連の今井栄喜幹事長は「秘書が起訴された事態を真摯(しんし)に受け止め、真相を明らかにすべき」、公明党県本部の寒河江政好代表も「検察批判で開き直りを見せ、国民に政治不信を招いた責任は重大。辞任すべき」とコメント。共産党県委員会の後藤太刀味委員長も「説明責任をまったく果たしておらず、国民は納得していない」とした。(2009年3月26日 読売新聞)

● ◆ 朝ズバッ!
小沢「続投」VS「辞めろ」 民主党内闘争の旗色
 
      j-cast 09/3/26
<テレビウォッチ>『涙の続投宣言』(3月24日)から一夜明けて、民主党内で広がった「小沢降ろし」の声を番組は伝える。小沢代表に距離を置く主だった議員たちの言い分を映像で流す。

スタジオゲストにも招かれた小宮山洋子代議士の主張は「小沢代表の裁判闘争と、民主党として政権を取りに行く選挙の戦略とは全く別。そこを区別してほしい。ここは、お引きになって頂くことではないか」というもの。

みのもんたは「国民の心情が、じわっと籠っている。小宮山さんの中には染み通っている感じですね」と言った。

嶌信彦(ジャーナリスト)も「法律的な問題というよりも、政治手法に対する反発が、特に女性は強い。小宮山さんの意見が、女性の感性を代表している気がする」と語る。

小宮山代議士とともにゲストに呼ばれた原口一博衆院議員は、小沢支持の立場から法律論を繰り広げていたが、旗色はよくなかった。

みのが紹介した朝日新聞の記事によると、菅直人代表代行までが小沢代表に辞任を迫っていたという。包囲網は次第に狭まっているようだ。

●西松建設献金事件:小沢氏秘書起訴 菅氏、起訴直後の小沢氏続投表明に異論 
        毎日新聞 2009年3月27日 東京朝刊
 ◇「小沢氏、時間かけ判断を」
 民主党の小沢一郎代表が公設第1秘書の起訴後に代表の続投を表明したことを巡り、菅直人代表代行が24日、起訴直後の続投表明に対する異論を小沢氏に訴えたことが26日明らかになった。世論の動向を見極めるよう求めたものだ。鳩山由紀夫幹事長を中心とするグループからも同日、世論を踏まえた辞任の可能性を指摘する声があがった。小沢氏の続投を了承した執行部周辺でも、続投の是非を巡って揺れている実態が浮き彫りとなった。【田中成之、佐藤丈一】

 「党の結束と国民からの信頼の両方が大事だ。今は党の結束を優先しているが、国民の信頼は非常に厳しい。もう少し時間をかけて判断した方がいいのではないか」

 24日夜、民主党本部で小沢氏と2人だけで会った菅氏は、早期の続投表明に疑問を唱えた。その後、鳩山氏や輿石東参院議員会長らが加わった幹部会でも同様の発言を繰り返した。だが小沢氏はその後の役員会、常任幹事会で続投の意向を表明。菅氏もそれ以上粘らなかった。

 菅氏は26日の記者会見で「国民の受け止め方を含め、もうちょっと見極めの時間があっていいと感じた」と説明。「私も含めて続投を了とした。代表と共に、信頼回復を含め、日本の多くの課題に立ち向かいたい」とも述べ、現時点では続投を支持すると強調した。

 一方の鳩山氏は、自らを中心とした党内グループ「政権交代を実現する会」で「党の結束が大事だ」とあいさつ。小沢氏の続投について「私としては代表の『皆さんの理解が得られればこのままやらせてほしい』という話を受け止めた」と述べ、理解を求めた。これに対し、小沢鋭仁事務総長が「戦略論的には辞めることは最後のカード。だからこそ今、早期辞任論でがたつくのは党としてまずい」と発言。終了後、小沢事務総長は記者団に「この会では、世論の動向を見ながら選挙に勝つために最後、代表の判断もあり得ると見ている」と語り、辞任の可能性に触れた。

 小沢代表は26日、党本部で会った幹部に「自分で説明する。政権交代がすべてだ」と改めて続投の意欲を強調した。27日、国会内で開かれる党代議士会と参院議員総会で、党所属議員全員に説明し、理解を求める予定だ。

 ◇「代表辞任を」66・6%回答--共同通信調査
 共同通信社が26日にウェブサイトで発表した緊急電話世論調査によると、民主党の小沢一郎代表について「代表を辞めるべきだ」との回答が66・6%で、「代表を続けて良い」の28・9%を上回った。事件に関する小沢氏の説明に「納得できなかった」は79・7%、「納得できた」は12・0%だった。【田中成之】

●続投容認「民主党の限界」=自民・菅氏  2009/03/25-20:04 時事 
 自民党の菅義偉選対副委員長は25日夜、横浜市内で開いた自身の政治資金パーティーで講演し、公設秘書が政治資金規正法違反罪で起訴された小沢一郎民主党代表について「全く説明責任を果たしてない。公共事業に影響力を行使して献金を集める自民党の古い体質を引き継いでいる」と批判した。
 その上で、「党役員をはじめ、代表を経験した岡田克也氏らから小沢氏に説明責任を求める声さえ出ないのは民主党の限界だ」と指摘した。
 衆院解散・総選挙の時期については「わたしは5月にヤマがあると言ったが、もっと言えばいつ選挙があってもおかしくない」と強調。「春解散」の可能性をちらつかせて民主党をけん制した。(了)

●ポスト小沢 本命は岡田克也副代表  2009年03月23日 内外タイムス
 公設秘書の逮捕でピンチが続く民主党の小沢一郎代表。秘書の拘留期限が切れる明日24日にも、進退を決断する可能性がある。これまでは反小沢グループから表立った「小沢降ろし」の動きはないが、世論の反応や捜査の進展次第では、自ら「辞任」の選択肢があると見られてきたからだ。それだけに水面下では「ポスト小沢」へ少なからぬ動きが出ている。鳩山由紀夫幹事長や菅直人代表代行の名前も挙がっているが、党内は岡田克也副代表の待望論が強まっている。さあ、どうなる民主党。  (略)

●西松建設裏金:小沢代表続投 「居座るならもっといい」与党、追及控え
      2009年3月25日
 西松建設による違法献金事件で民主党の小沢一郎代表が続投表明したことに対して、政府・与党内で批判が強まっている。ただ、小沢氏の記者会見での説明不足を厳しく追及する一方で、続投の判断そのものへの論評は周到に回避。小沢氏が代表にとどまっている間に民主党にダメージを与えようとする思惑がのぞいた。

 25日に東京都内で行われた与党幹事長、国対委員長らの会談では「政治資金規正法に対する小沢氏の規範意識が非常に薄い」などの批判が相次いだ。終了後、自民党の細田博之幹事長は記者団に「上場企業による『偽装献金』という大きな問題を軽く見過ぎている」と批判。公明党の漆原良夫国対委員長も「国民は昨日(24日)の会見をみて『すっきりした』という気持ちにはならないのではないか」と指摘した。

 河村建夫官房長官は25日の会見で、「政治不信を招かないよう、さらにわれわれが襟を正すことが大事だ」とあえて一般論を述べ、小沢氏を遠回しに批判した。

 一方、小沢氏の進退については、自民党の中川秀直元幹事長が講演で「与党なら『辞任すべし』となるのではないか」と皮肉った程度で、与党幹部は「小沢さん自身がどう判断するかにかかっている」(北側一雄公明党幹事長)と一様に直接的な言及を控えた。

 こうした背景には、「小沢氏は遠からず辞めるだろうが、居座るならもっといい」(自民党幹部)という与党の計算が働いているようだ。【近藤大介】

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