ここのところちょっと話題になっていなかったけれど、
また、注目に。
内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ氏のこと。
ロンドンのエクアドル大使館に滞在したままエクアドルへの政治亡命を求めたことで、
エクアドル政府は16日、同氏の亡命を認めると発表した。
そして、19日、同氏は、
警察の捜査権が及ばない大使館の領域のバルコニーから亡命を認めるようイギリス政府に訴えた。
アメリカに対して、「魔女狩り続けるな」とも。
イギリスはアサンジ容疑者が一歩でも大使館を出たら即時拘束する姿勢。
内部告発という脅威に対して、強権を発動するアメリカやイギリスなど各国政府、そんな構図が続いている。
自由な社会は遠いなぁと感じてしまう。
(関連エントリー)
2011年10月25日 ⇒ ◆ウィキリークスが情報公開停止へ 内部告発サイト、資金不足で
2010年11月9日 ⇒ ◆インターネット時代ゆえに展開すること/ウィキリークス/警察情報漏えい/尖閣ビデオ流出
2010年11月5日 ⇒ ◆尖閣・衝突ビデオ 昨夜から流出/NHK「機密告発サイト・ウィキリークスの衝撃」/Wikileaks
●人気ブログランキング = 今、3位あたり
★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点
●エクアドル、ウィキリークス創設者アサンジュ氏の亡命申請を許可
CNN 2012.08.16
(CNN) スウェーデンでの性犯罪容疑で英国で逮捕された内部告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジュ容疑者が保釈中にロンドンのエクアドル大使館に滞在したままエクアドルへの政治亡命を求めた問題で、同国政府は16日、同容疑者の亡命を認めると発表した。
同国のリカルド・パティニョ外相は15日、エクアドル政府が亡命申請に関する対応を決め、16日朝に発表すると述べていた。
外相はまた、エクアドル当局が容疑者の身柄を英国側に引き渡さなかった場合、ロンドンのエクアドル大使館を「捜索する」との文書を英国当局が送ってきたことを明らかにし、同外相は「我々は英国の植民地ではない。植民地の時代は終わった」と批判していた。
一方、英外務省報道官は英国は同容疑者の身柄を性犯罪容疑での聴取を求めるスウェーデンに送還する法的義務を負っているとし、この義務を遂行する決意に変わりはないと述べた。
アサンジュ容疑者は今年6月、保釈中にロンドンのエクアドル大使館に入って政治亡命を申請後、大使館内での滞在を続けている。スウェーデンへの身柄 送還を避けるための対抗手段で、同容疑者は最終的に米国へ送還されることを懸念している。ウィキリークスは米軍の機密扱い文書などを暴露していた。
同容疑者はスウェーデンでの性犯罪への関与を否定、容疑はウィキリークスが米軍の機密を公にしたための報復措置と主張している。
アサンジュ容疑者がエクアドル大使館に入り政治亡命を求めた行動について、ロンドン警視庁は保釈規定の違反で逮捕に踏み切らざるを得ないと説明。同容疑者は保釈規定でロンドン郊外の支援者の自宅での宿泊が定められていた。
英最高裁は今年6月、スウェーデンへの移送決定に対する再審理の請求を棄却し、同容疑者の英国内での法的な対抗手段の道は閉ざされていた。エクアドル大使館で政治亡命を求めたのは最高裁判断から5日後だった。
●主権及ばぬバルコニーでアサンジ容疑者が演説
テレ朝 (08/20 01:36)
ジュリアン・アサンジ容疑者:「きょう私はバルコニーにいます。そちらに降りてあなたたちとともにはいられないのです」
警官隊が取り囲んで大勢の支援者らとにらみ合うなか、警察の捜査権が及ばない大使館の領域のバルコニーからアサンジ容疑者は亡命を認めるようイギリス政府に訴えました。
今後、亡命を認めたとしても、イギリスはアサンジ容疑者が一歩でも大使館を出たら即時拘束する姿勢です。
アサンジ容疑者は、女性を乱暴した疑いでスウェーデンから身柄の引き渡しを求められています。
●アサンジ代表“米は弾圧断念を”
NHK 2012年8月20日
8月20日 7時7分アメリカの外交機密文書などをインターネットで公表してきた「ウィキリークス」の創設者で、エクアドル政府から政治亡命を認められたアサンジ代表が声明を発表し、アメリカ政府はウィキリークスに対する弾圧を断念するべきだと主張しました。
「ウィキリークス」の代表、ジュリアン・アサンジ容疑者は、スウェーデンで女性に乱暴するなどした疑いで、おととし滞在先のイギリスで逮捕されました。
その後、保釈中にイギリスの裁判所がスウェーデン当局への身柄の移送を決めたことから、ことし6月にロンドンのエクアドル大使館を訪れ政治亡命を申請し、そのまま滞在しています。
アサンジ代表は、エクアドル政府が先週、政治亡命を認めたことを受けて19日、大使館のバルコニーに初めて姿を現し、声明を発表してエクアドル政府への感謝を表明しました。
そのうえで、表現の自由が脅威にさらされていると訴え「アメリカはウィキリークスに対する魔女狩りをやめ、スタッフや支持者を訴追しないと誓うべきだ」と述べ、弾圧を断念するべきだと主張しました。
アサンジ代表は、逮捕された時期がアメリカの外交機密文書を公表したあとだったことから、逮捕は政治的なものでスウェーデンに移送されればアメリカに引き渡される可能性があると主張しています。
一方、イギリス政府は移送は法的な義務だとして、エクアドルに向かうための出国を認めず、代表が大使館を出たところで拘束する構えで、警察官が大使館を取り囲んでいます。
●アサンジ容疑者が演説 米に「魔女狩り続けるな」
東京 2012年8月20日
【ロンドン共同】エクアドル政府により政治亡命が認められた内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(41)が19日、滞在先のロンドンのエクアドル大使館のバルコニーに姿を見せ、米国に対して「魔女狩りを続けるべきではない」と自身の刑事責任を追及しないよう訴えた。
6月に大使館に駆け込み亡命を申請して以来、同容疑者が公の場に姿を見せるのは初めて。
2010年の米外交公電の暴露をめぐり、米当局はアサンジ容疑者らの刑事責任追及の意向を表明している。
●米は「魔女狩りやめよ」=アサンジ容疑者が声明-英
時事 (2012/08/20-00:13)
【ロンドン時事】ロンドンのエクアドル大使館に逃げ込んだ内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(41)は19日、大使館のバルコニーから声明を読み上げた。自身の政治亡命を認めたエクアドルのコレア大統領に感謝する一方、米国に対し「ウィキリークスに対する魔女狩りを断念せよ」と訴えた。
6月に大使館に駆け込んで以来、公の場に姿を現したのは初めてで、「勇気ある国家が正義のために立ち上がった」とエクアドルを称賛。
「米国は連邦捜査局(FBI)の(ウィキリークス関連の)捜査を中止すべきだ。内部告発者に対する戦争は終わりにしなければならない」と強調した。
同容疑者は大使館の敷地から一歩外に出れば英当局によって逮捕される身で、外には出なかった。
周辺には警官や同容疑者の支持者、報道関係者らが多数集まり、騒然とした雰囲気に包まれた。
| Trackback ( )
|