解散・総選挙が近いと見込まれる中、橋下塾や河村塾などの政治塾のことが注目されている。
主催側も、マスコミが取り上げやすいように話題を上手に作っている、そんな風にも見える。
期待するかしないかはともかく、波乱をうむことは間違いない。
ということで、現況を記録しておく。
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●維新塾 44都道府県の300小選挙区中215区に“候補者”がいる
NEWSポストセブン 2012.08.18 16:00
週刊ポストは橋下徹・大阪市長率いる大阪維新の会の「維新塾」888名の名簿を入手、前号で公開した。
リストを見て驚くのは、“維新候補”が山形と高知、宮崎を除く44都道府県に散らばっていることだ。
選挙区にして300小選挙区中、215区。
地域政党という性格上、関西圏に約半数の塾生が集中しているが、それでも維新への参加者が全国的な広がりを持っていることは注目に値する。
また、選挙を知る“即戦力候補者”といえる地方議員や議員秘書が100人以上いることも既成政党にとっては脅威だろう。
その中には、自民・松浪健太代議士の従兄にあたる松浪武久・泉佐野市議や、消費増税の閣議決定に抗議して今年4月に民主党を離党した木内孝胤・代議士の秘書・荒木田聡氏など、維新への“移籍予備軍”と目される現職代議士の関係者もいる。
荒木田氏は本誌取材に応じる姿勢を見せたものの、木内氏の“維新20+ 件移籍”が報じられると、「代議士と相談しなければならない」と口をつぐんだ。
それが逆に「橋下政局」の緊迫感を漂わせている。国会議員秘書経験のある維新塾生のひとりは、
「すでに維新政治塾からは“出馬するか、しないか”“出るならば国政か、地方選か”と訊かれています。私ですか? もちろん出馬する意思はあります。民主にも自民にも有権者は愛想を尽かしているから勝てる自信はある」
と、出馬意欲と既成政党への不信を露わにした。
すでに地元浸透を進めている“候補”もいる。住所は兵庫2区内だが、みんなの党の兵庫6区支部長を務め、維新塾にも参加する杉田水脈氏はこういう。
「駅前での辻立ちでは自民党の支部長(候補内定者)によく遭遇しますね。出馬はみんなの党からになりますが、塾生でもあり、維新の会とは共通点が多いので(維新との統一候補として)やっていけると思います。選挙後は維新が中心となって政界再編が起こることを期待しています」
迎え撃つ民主現職は危機感を募らせる。
メディアの情勢調査で「維新優勢」が伝えられる大阪7区の現職は、野田内閣の要である藤村修・官房長官だ。地元後援会に詰める秘書は、「他党さんは意識していない。粛々と活動を続けていくだけ」と応じたが、維新ブームの感想を求めると、「ブームなんてのは、マスコミさんがつくりあげているものでしょ」と苛立ち混じりに。“大物の余裕”は感じられなかった。
※週刊ポスト2012年8月31日号
●維新の会「9月に候補公募」 大阪知事、衆院選向け明言
朝日 2012年8月26日13時8分
大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事が25日、次期衆院選に向けた新顔候補の公募を始める時期を「9月」と明言した。東京を中心に首都圏に候補を擁立する考えも示した。
東京23区の無所属区議ら約20人を集めて大阪で開いた非公開の勉強会で、講師として語った。
維新の会は、国政進出に向けて近く新党を発足させ、新顔候補を公募する方針。複数の参加者によると、松井氏は公募の開始時期を「(今国会会期末の)9月」と話し、首都圏での選挙態勢作りを念頭に「協力してほしい」と呼びかけたという。参加した区議の一人は「維新の会とは政治理念が近い。東京の足場になりたい」と前向きな姿勢を示した。
●維新塾生 志と不安
朝日 2012年08月22日
橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」が国政進出に向けて立ち上げた「維新政治塾」に、九州・山口・沖縄から約50人が参加している。
政治塾は今年3月開講し、6月には半数以下まで塾生の数が絞り込まれた。次期衆院選の候補者となる可能性もあり、早期の解散・総選挙もささやかれる中、塾生らの思いは様々だ。
橋下氏は、次期衆院選で維新の会の候補者を全国に立てる方針で、政治塾からも選ぶ構えだ。政治塾には全国から約3千人が応募。このうち約2千人が「受講生」となり、3月から講座がスタート。
6月には第2期が始まり、受講生から選抜された約900人が塾生になった。塾生選考では、立候補に必要な選挙資金を自己負担できるかどうかも尋ねた。
選ばれた塾生は、宮崎、山形、高知を除く44都道府県にまたがる。九州・山口・沖縄からは計90人の受講生のうち福岡29人、熊本7人など56人が選ばれた。
大阪235人、東京177人、兵庫88人の順で多く、海外在住者も4人いる。政治塾では今後、街頭演説の研修なども行い、人材を絞り込む方針だ。
政治塾には、いまの政治や行政、既成政党に疑問を感じ、橋下氏の掲げる改革や手法に共鳴する塾生が多い。ただ、実際に衆院選に立候補するとなると、ハードルは高い。
「地方議員ではできない、公務員制度の改革に取り組みたい」。塾生に選ばれた九州の男性地方議員は国政挑戦への意気込みを語る。だが、政治塾の事前のアンケートや面接では、「選挙資金は用意できない」とはっきり答えた。いつ、どう選挙準備を進めるのか、細かい説明もなかった。「『看板は渡すが、後は自分でやってくれ』と言われても厳しい」。立候補するとなっても、環太平洋経済連携協定(TPP)など都市と地方で事情が違う問題や政策で、維新の会との意見の違いがどこまで認められるかも気がかりだ。
福岡県の30代の起業家も「選挙資金は用意できない」と答えたが塾生に選ばれた。橋下氏の改革姿勢やアイデアに魅力を感じ、「橋下さんの発想力を学び、自分の事業にプラスにしたい」と参加した。ただ、選挙に必要なお金や国会議員の仕事となると、すんなりとイメージはできない。立候補するかどうかは正直わからない。
一方、那覇市の元国土交通省職員の男性(62)は受講生から塾生を絞り込む選考で漏れた。コスト感覚がなく、無駄が多い行政に疑問を感じて、国政に挑むつもりだった。選挙資金は自己負担する覚悟だったが、面接で「地元以外で落下傘候補になることは可能か」と聞かれ、断ったという。ただ「今後も可能な限り、維新の会には協力したい」と話す。
●維新政治塾に公務員20人参加 「ダブルスタンダード」批判も
2012年8月17日 17:57
橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会の「維新政治塾」に、約20人の国家公務員や地方公務員が参加していることが17日、関係者への取材で分かった。
大阪市では7月、市職員が政治的行為をした場合、原則懲戒処分とする条例案を橋下市長が提案し、成立したばかり。市職員の政治的行為の締め付けを強める一方、身内には甘い“ダブルスタンダード”との批判の声が出ており、市議会でも問題となりそうだ。
関係者によると、塾生には原子力安全・保安院や財務省、国土交通省の職員のほか、県や市の職員が名を連ねている。大阪市職員は含まれていないという。
6月に始まった塾には約880人が参加。一部塾生が9月半ばには街頭演説する予定。次期衆院選では、塾生を中心に候補を選ぶ。
●橋下塾”驚きの実像!全国の首長&議員経験者93人が参加
zakzak 2012.08.15
次期衆院選での国政進出を目指す「大阪維新の会(維新)」(代表・橋下徹大阪市長)が開催する維新政治塾に、少なくとも地方議員や首長の経験者93人が参加していることが明らかになった。維新の地盤である近畿ブロックが3分の1を占めているものの、参加者は全国に広がっている。維新は選挙経験のある地方議員らを活用することで、全国規模での候補者擁立に向けた足がかりとしたい考えだ。
維新は「300人擁立、200議席獲得」を目標に掲げている。維新政治塾は事実上候補者発掘のために開講した。
維新は6月、正式な塾生として44都道府県の888人(男性785人、女性103人)を選んだ。このうち、地方議員の現職は判明しているだけで85人。内訳は都県議が16人、市区町村議が69人。このほかに元町長らが8人在籍している。
元職を含めた地方議員・首長の経験者93人を衆院の比例代表ブロック別にみると、大阪維新の会の拠点である近畿が34人と多い。東海14人、九州10人、南関東9人、東京8人と続く。地方議員経験者の参加者が確認されていない四国を除いて全国各地に分散している。地方でも既成政党不信の受け皿として第3極が期待されている実態を浮き彫りにしたといえる。
所属政党は無所属が多いが、民主、自民、みんなの各党の議員もいる。維新との連携を模索するみんなの党は、次期衆院選出馬を目指す選挙区支部長も複数参加している。
維新政治塾には地方選に出馬した選挙経験者も20人近く在籍。現職を含む国会議員秘書約15人も名を連ねている。このほか、国家公務員、元アナウンサー、弁護士、公認会計士、医師、放送局や新聞社の社員なども多数参加している。
維新には「国政に多数の議員を送り出しても素人ばかりの集団が機能するのか」(自民党中堅)との冷ややかな声もあるが、地方議員経験者や永田町関係者が国会で即戦力になる可能性もある。
維新をめぐっては、民主、自民、みんなの各党から10人超の現職国会議員が合流する見通し。次期衆院選に備えた候補者擁立の取り込みが活発化しそうだ。
●名簿流出で発覚!維新塾 タレント候補 ショボ過ぎる面々
2012年8月9日 10:00 (ゲンダイネット)
橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」。来る衆院選では全選挙区に候補者を立てて政権奪取を標榜(ひようぼう)しているが、その名簿リストが週刊誌に流出して大騒ぎ。
名前が明らかになったのは橋下市長が塾長を務める「維新政治塾」の塾生888人。メンバーは地方議員、会社員、団体職員、医師、大学教授など多士済々。中には元タレントや芸人、美人放送作家といったタレント候補もたくさん紛れ込んでいる。
“橋下ガールズ”候補の筆頭は元グラドルの佐々木梨絵(28)。本名の「佐々木理江」で名簿に名を連ねている。島根大総合理工学部卒の才媛で、タレント時代から株や政治に関心があり、日刊ゲンダイ本紙で株コラムを連載したこともあるタレント候補だ。
次に、ルックスで佐々木に引けをとらないのが「美人すぎる放送作家」としても話題になった塩村文夏(34)。かつて「恋のから騒ぎ」に出演し、現在は情報番組の構成を手がけている。三十路を過ぎてギョーカイでは伸びシロがないだけに、選挙で一発逆転狙いか。
もうひとり、美人候補といえば昨年、「国民的美魔女コンテスト」でファイナリストになった海老沢由紀(38)。大阪出身で、金蘭短期大学を卒業後、歯科医師と結婚。ブログにはワインや外食を楽しむ優雅な暮らしぶりが頻繁にアップされている。
2番目の変わりダネは、元NHK職員で現在は芸人の山田和史(34)。「さんだあず」というお笑いコンビを組んでいて、05年にはNHKを退職してM―1グランプリに出場。準決勝まで進出した経験の持ち主だ。芸人では吉本興業所属で「大蛇が村にやってきた」というコンビの富山泰庸(41)も。大阪・夕陽丘高校卒業後、ボストン大に進学。卒業後はオックスフォード大大学院、ペンシルベニア大大学院で学んだ異色の高学歴芸人だ。
アナウンサーもいる。元朝日放送(ABC)でフリーアナの清水貴之(38)、元テレビ新潟の峰剛一(53)も来る衆院選では声を張り上げる予定だ。この他にも名前を聞いてもわからないタレントや役者、DJといった肩書の候補がゴロゴロ……。
「食い詰めて立候補」と言っては失礼かもしれないが、広告塔としてはショボ過ぎ。しょせんは橋下市長の“追い風”に便乗したいやからの集まりのようだ。
(日刊ゲンダイ2012年8月6日掲載)
●減税日本、中部33小選挙区すべてに候補者擁立目指す
日経 2012/8/27
地域政党「減税日本」の河村たかし代表(名古屋市長)は26日、次期衆院選で中部4県(愛知、三重、岐阜、静岡)の全33小選挙区で候補者擁立を目指す考えを明らかにした。
河村氏は衆院選で自身の政治塾から候補者として20人程度を抜てきする意向。目標とする計100人の確保に向けては「地方議員や首長が出てもらえれば一番、話が早い」と期待を示した。
神奈川県箱根町で記者団に話した。従来は地元・名古屋市の愛知1~5区以外、具体的な選挙区を明示していなかった。
●東海4県に候補者を積極擁立 次期衆院選で河村市長
中日 2012年8月26日 23時52分
地域政党「減税日本」の代表を務める河村たかし名古屋市長は26日、次期衆院選で東海地方4県の小選挙区に、独自候補を積極的に擁立する考えを明らかにした。市長が主宰する政治塾の特別合宿を開いた神奈川県箱根町で、記者団の取材に答えた。
市長は衆院選に向け「全国に候補者を100人くらい立てる目標でやっている」と述べ、名古屋市を中心に愛知と岐阜、三重、静岡の東海4県で積極擁立を目指すことにも言及した。
「東海地区の全小選挙区になるかどうか知らんけど、国会議員が5人以上入って国政政党になれば全国に候補者を出すのはそう難しくない。大きい勢力をつくりたい」と述べた。(中日新聞)
●減税日本、50人が出馬を検討 箱根で「河村たかし政治塾」
2012/08/25 19:13 共同通信
河村たかし名古屋市長率いる減税日本は25日、衆院選への候補者擁立の一環で、合宿して選挙戦術や地方自治を学ぶ「河村たかし政治塾」の特別講義を神奈川県箱根町で開いた。
約120人の参加者のうち約50人は、衆院選や地方選への出馬を検討しているという。
政治塾はこれまでに仙台、東京、名古屋で開かれ、約1400人が受講。河村氏は衆院選候補を「全国で100人は出したい」としており、減税日本は26日までの合宿で志願者の選考を進め、公募も実施する方針だ。
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