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てらまち・ねっと



 政治家の中には、時々、平気でウソをつく人物がいる。しかし、弁護士でまじめにウソをつく例は知らない。
 いま、新しい話題が続々とあらわになって、注目度がなお高まっている「稲田朋美」防衛大臣。
 弁護士資格を持つのに平気でウソをつく。

 ★≪稲田防衛相 出廷記録あった「森友の顧問弁護士じゃない」はウソ/稲田氏自身も昨年10月、籠池氏の活動に対し防衛相名で感謝状を贈っている。2人の主張が全く食い違う展開。≫スポニチ 2017年3月14日★

 そして★≪「自称・総理候補の嘘つき防衛大臣」稲田朋美の悪評…省職員に高圧的、国会答弁で醜態/「稲田さんは、自分は頭がいいと思っているみたいですが、本当に弁護士だったのか、疑問すら抱くような事態ですよ」≫ビジネスジャーナル 3.17★ とまで言われている。
 
 当然ながら、足元が崩れ方向にある。★≪国会答弁に自公幹事長が懸念≫ 3月15日 毎日★

 こういうタイプの人物は、そのうち必ず破たんする。
 安倍内閣の主要人物だから、そのおちる経過を時々記録するようにしている。 

 (3月14日ブログ ⇒ ◆稲田朋美 防衛相「受任も裁判もしていない」/森友学園の訴訟書面の原告代理人「代理人弁護士」/しかも、法廷の「出頭した当事者等の欄」に氏名あり
 
 ということで、今日は上記のほか、以下を記録。

●稲田氏「資質」また疑問 「靖国参拝」「陸自日報」「教育勅語」に続き 記憶のみ「森友」答弁撤回/毎日 2017年3月15日 
●稲田防衛相「記憶になかった」37回繰り返し弁明 森友学園側の代理人で法廷に立っていた!/j-cast 3/15

●稲田防衛相が進退攻防 “森友訴訟”に出廷記録で謝罪も政治責任否定 野党は辞任要求/zakzak 3.15
●森友問題で答弁ぶれる稲田氏 発言しては修正/東京 3月15日

●<社説>稲田防衛相 虚偽答弁の責任は重い/毎日 3月15日

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●稲田氏「資質」また疑問 「靖国参拝」「陸自日報」「教育勅語」に続き 記憶のみ「森友」答弁撤回
        毎日 2017年3月15日 
 大阪市の学校法人「森友学園」を巡る問題が、稲田朋美防衛相の「資質」問題に波及した。稲田氏は14日、学園の民事訴訟に弁護士として関わったことを認め、関与を否定したこれまでの国会答弁を撤回。記憶のみを根拠に断言した稲田氏の対応に、野党は「答弁の揺らぎ一事でも防衛相としての資質はない」(民進党の大串博志政調会長)と批判を強めている。

 野党は稲田氏の答弁撤回を、国会の根幹に関わる問題と位置付ける。・・・(略)・・・

●稲田防衛相「記憶になかった」37回繰り返し弁明 森友学園側の代理人で法廷に立っていた!
       j-cast 2017/3/15
国有地の超格安取得からさまざまな疑惑が続出する森友学園との関係を稲田朋美防衛大臣が認めた。森友の顧問弁護士になり、民事訴訟の代理人として法廷にも立っていた。「そのような事実はありません。法律相談も一切受けたことがございません」と言っていたのが、新聞報道で法廷に提出した名前入りの資料までが表に出た。保守きっての論客・安倍首相のイチオシともいわれた女性政治家は、一転して「訂正して、おわび」を国会や報道陣の前できのう(2017年3月14日)だけで16回、「記憶になかった」を37回も繰り返した。

森友学園の籠池泰典理事長が公開した動画の中で「稲田氏とは旧知の仲、議員になる前に顧問弁護士をしてもらった」と語ったのを、稲田氏は「まったくの虚偽」と決めつけてしていたのだが......。

国会答弁「虚偽の意識なかった」と言い訳

稲田氏は「私の記憶に基づいた答弁で、虚偽の意識はなかった」と、自分の方の虚偽は否定した。籠池理事長との面識はあったそうだが、それも「10年前に失礼なことをされたので関係を絶った」と言い、その内容に触れることは避けた。籠池理事長の方は「2年ほど前に自民党会館でお会いした」と、これも正反対の話をしている。

稲田氏は1959年生まれの58歳、早大卒業後に弁護士になり、同業の夫と結婚した。2005年の総選挙で初当選した小泉チルドレンの一人だが、安倍首相が「将来の総理候補」というぐらい気に入り議員になって7年の早さで初入閣し、去年(2016年)からは防衛大臣に抜擢されていた。

司会の加藤浩次「覚えていないから自分は虚偽ではないというのですかねえ。それでしのげると思うのかなあ」

●稲田防衛相が進退攻防 “森友訴訟”に出廷記録で謝罪も政治責任否定 野党は辞任要求
       zakzak 2017.03.15
森友学園の訴訟資料には稲田氏の名前が
 稲田朋美防衛相が窮地に追い込まれた。学校法人「森友学園」(大阪市)が2004年に起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として出廷したことを示す裁判所作成記録の存在を指摘されたのだ。稲田氏は13日の参院予算委員会で、理事長退任の意向を示している籠池(かごいけ)泰典氏について、「顧問弁護士だったこともないし、裁判を行ったこともない」と答えていた。虚偽答弁となれば進退問題に直結しかねない。

 「全く記憶はない」「都合が付かない(弁護士の)夫の代わりに裁判所に行ったことはあり得るのかと推測できる」「自分の記憶に基づいた(国会)答弁で、虚偽の答弁をしたことはない」

 稲田氏は14日午前の記者会見でこう語った。自身の政治責任については「この件で責任を取るということではないのではないか」といい、否定した。

 その後、午後の衆院本会議で「夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正し、おわびいたします」と答弁が誤りだったことを認め、謝罪した。

 森友学園は04年10月、大阪市淀川区の土地と建物の抵当権抹消登記請求訴訟を大阪地裁に起こした。その際、訴状の原告訴訟代理人には、稲田氏と夫の龍示氏らの名前が記されていた。地裁が作成した第1回口頭弁論(04年12月)の調書にも、稲田氏の名前が「出頭した当事者等」に記載されていた。

 籠池氏の衝撃的なインタビューもネット上で公開された。
 『日本会議の研究』(扶桑社新書)の著者、菅野完(たもつ)氏が12日に行ったもので、籠池氏は「(稲田氏は)衆院議員になる前に顧問弁護士ですよね」「旧知の仲であったし、(稲田氏が)『まったく知りませんでした』『10年も20年も会っていません』ということは、籠池自身の実像を悪くしている気がする」と語っているのだ。

 出廷記録を受けて、民進党の山井和則国対委員長は14日午前の記者会見で「稲田氏の(出廷を否定した)答弁が虚偽であったならば辞任に値する」と批判した。同日午後の与野党国対委員長会談で、稲田氏の辞任を改めて要求した。

 一方、菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、稲田氏の職務続行について「まったく問題ない」と語った。自民党の二階俊博幹事長も記者会見で、辞任する必要はないとの認識を示した。

 森友問題は、設立予定の小学校の認可申請取り下げと、籠池氏の理事長退任表明で「一定の区切り」(関係者)との見方もあったが、重要閣僚の進退問題が取り沙汰される事態となった。

●森友問題で答弁ぶれる稲田氏 発言しては修正
         東京 2017年3月15日
 稲田朋美防衛相は十四日の衆院本会議で、大阪市の学校法人「森友学園」が起こした二〇〇四年の民事訴訟に、自身が原告側代理人弁護士として出廷したことが確認できたとして、学園の訴訟への関与を否定した十三日の参院予算委員会での発言を「記憶に基づき答弁した。訂正し、おわびする」と撤回し、謝罪した。辞任はしない考えを示した。発言しては修正する繰り返しに、野党側は稲田氏に閣僚の資質がないとして辞任を要求した。

 安倍晋三首相は衆院本会議で、稲田氏について「しっかり説明責任を果たし、今後とも誠実に職務に当たってもらいたい」と述べ、続投させる考えを示した。

 本会議後の参院予算委員会で、稲田氏は学園の理事長退任を表明した籠池(かごいけ)泰典氏が、〇七年に稲田氏の政治資金パーティーに出席していたことを認める一方、「それ以外の献金の記憶がない」と説明した。

 だが、民進党の風間直樹氏が、籠池氏夫妻が〇七年に稲田氏の政治資金管理団体に個人献金していたと指摘すると「記憶にないが、指摘するのであれば、そうではないか」と述べた。

 当時の政治資金収支報告書によると、籠池氏は幼稚園園長、籠池氏の妻は副園長の肩書でそれぞれ六千円を献金した。
 稲田氏は、夫が〇四年十月から〇九年八月ごろまで、籠池氏と顧問弁護士の契約を結んでいたことも認めた上で、自身も弁護士事務所の一員であるとして「責任が全くないとは言えない。私と全く関係がないということではない」と述べた。

 森友学園が起こした〇四年の民事訴訟については、第一回口頭弁論に稲田氏が出廷したことを示す裁判所作成記録があることが明らかになった。
 民進、共産、自由、社民の野党四党は十四日の与野党国対委員長会談で、稲田氏の答弁は虚偽だったとして辞任を要求。自民党側は「故意にうそをついたのではない」として応じず、籠池氏の参考人招致も拒否した。

●稲田防衛相 出廷記録あった「森友の顧問弁護士じゃない」はウソ
       スポニチ 2017年3月14日
 大阪市の学校法人「森友学園」の土地取引などを巡る一連の問題で、安倍政権保守派のホープと言われる稲田朋美防衛相と、学園の籠池泰典元理事との密接な関係が浮上した。

 森友学園が2004年12月に起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として稲田氏が出廷したことを示す裁判所作成記録があることが13日、判明。稲田氏は同日の参院予算委員会で「籠池氏の事件を受任し顧問弁護士だったということはない。裁判を行ったこともない」と述べていた。

 学園が04年10月18日に大阪地裁に提訴した同市淀川区の土地と建物の抵当権抹消登記請求訴訟で、訴状の「原告訴訟代理人」には稲田氏と夫の龍示氏、もう1人の計3人が記された。また同地裁が作成した同12月9日の第1回口頭弁論の調書には龍示氏を除く稲田氏ら2人の名前が「出頭した当事者等」に記載されていた。

 稲田氏を巡り、民進党の小川敏夫参院議員会長は13日の参院予算委で、学園が関係する05年の民事裁判の準備書面に、訴訟代理人弁護士として稲田氏と夫の名前が記されていると指摘。稲田氏は「共同事務所の場合、1人の弁護士の事件についても連名で出すことはある。委任状の中に私の名前があることは推測される」と答弁していた。

 稲田氏の顧問弁護士疑惑が指摘されたのは今月8日。参院予算委で民進党議員が指摘。稲田氏は「(籠池夫妻には)この10年間、お会いしたことも、お話ししたこともない。法律相談を受けたこともない」と説明し、関係を否定した。

 しかし、フリージャーナリストの菅野完氏が12日に籠池氏にインタビューしたという動画がインターネット上に公開され、その中で籠池氏は「(稲田氏は)衆院議員になる前は顧問弁護士だった」などと説明。「(私のことを)知ってるんだったら知ってると言ってほしい。旧知の仲。1、2年前にも会った」などと話した。

 稲田氏はこの日、「法律相談に乗ったことはないし、顧問弁護士だったことはない。籠池氏夫妻が“法律相談をしていただいた”と言うのは全くの虚偽だ」とも答弁した。

 籠池氏は元々稲田氏の父親、元高校教諭で保守派の活動家としても知られた、故椿原泰夫氏と親しかったとされる。稲田氏自身も昨年10月、籠池氏の活動に対し防衛相名で感謝状を贈っている。2人の主張が全く食い違う展開。現役閣僚として稲田氏には国民が納得する説明が求められる。

●稲田防衛相:国会答弁に自公幹事長が懸念
       news.nifty 2017年03月15日 毎日新聞
 自民の二階俊博、公明の井上義久の両党幹事長は15日午前、東京都内で会談し、大阪市の学校法人「森友学園」の民事訴訟への関与を否定する自らの国会答弁を撤回した稲田朋美防衛相に対して、国会答弁への懸念を伝えることで一致した。

 会談で、井上氏は「稲田氏は国会答弁の重みを考えるならば慎重に答弁すべきだった」と問題視した。稲田氏に注意を促すことも確認し、同席した自民党の竹下亘国対委員長から伝達することを決めた。野党が要求する稲田氏の防衛相辞任には応じない方針で一致した。

 これに関連し、稲田氏は15日午前の参院予算委員会で、森友学園に関する答弁を撤回したことについて、虚偽答弁ではなかったとの認識を示した。

 稲田氏は「私としては自らの記憶に基づいて答弁したもので、虚偽の答弁をしたとの認識はない」と述べた。【高橋恵子、光田宗義】

●<社説>稲田防衛相 虚偽答弁の責任は重い
     毎日 2017年3月15日
 答弁を訂正して謝罪すれば済む問題ではない。

 稲田朋美防衛相が14日、これまでの説明から一転して学校法人「森友学園」関連の民事訴訟に原告側代理人弁護士として出廷していた事実を認め、過去の国会答弁を撤回した。

 まず経過を確認しておく。

 稲田氏は13日の参院予算委員会でも「私は森友学園や籠池泰典氏の事件を受任したことも裁判を行ったこともなく、法律相談を受けたこともない」と断言していた。

 ところが、森友学園が2004年に起こした民事訴訟の口頭弁論に、稲田氏が森友側の弁護士として出廷していたことを示す裁判所作成記録の存在が発覚した。すると姿勢は一変し、「出廷したことがあるのではないかと推測している」と人ごとのように記者会見で語ったうえで「裁判所の記録がある以上、記憶違いだった」と国会で釈明した。

 結果として答弁が虚偽であったことは間違いない。「虚偽ではなく記憶違いだった」という稲田氏の説明は著しく説得力を欠く。

 そもそも今回の国有地売却問題は、籠池氏と政治家とのつながりがあったかどうかが大きな焦点だ。

 稲田氏は明言は避けながらも同じく弁護士の夫が裁判に関わっていたことは否定していなかった。「(前日まで)自信を持って答弁していた」と言うなら、なぜ自らの接点もきちんと確認しなかったのか疑問だ。

 一方で稲田氏は、森友学園の系列幼稚園で園児に教育勅語を暗唱させていることに関連し、戦前の教育勅語を再評価する国会答弁をして野党などから批判を浴びている。

 ならば稲田氏は森友学園と近いと見られるのを嫌って、無関係であることを強調したかったのだろうか。

 いずれにしても、結局、ウソがばれたから認めたのではないかと見られても仕方がない。閣僚が国会答弁を軽んじるのは許されない。

 にもかかわらず菅義偉官房長官は稲田氏の責任について「全く問題ない」と早々と語り、安倍晋三首相も擁護する構えだ。

 菅氏は務台俊介・前内閣府政務官が岩手県の台風被害視察を巡り「長靴業界はだいぶもうかった」と軽口をたたいて辞任した際には「不謹慎極まりない」と強く批判していた。虚偽答弁の方が責任はより重大だ。この政権の対応も理解に苦しむ。

 稲田氏が「籠池氏とは10年来、まったく会っていない」と答弁している点に対しても、籠池氏は一部のインタビューで「1年か2年前、会合でお目にかかった」と語っている。

 稲田氏との関係だけでなく、確認すべき点は多い。やはり籠池氏ら関係者の国会招致が必要である。

●「自称・総理候補の嘘つき防衛大臣」稲田朋美の悪評…省職員に高圧的、国会答弁で醜態
        ビジネスジャーナル 2017.03.17 文=深笛義也/ライター
 我が国の防衛を預かる大臣の席に“嘘つき”が座っていることが、満天下に明らかになった。

 稲田朋美防衛相は13日の参院予算委員会で、「(森友学園関連の)裁判を行ったことはない」と答弁していたが、14日午後の衆院本会議で一転、「今朝の報道において、13年前の裁判所の出廷記録が掲載されました。平成16年12月9日、夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正し、お詫びいたします」と謝罪した。

 多くの弁護士が、「いくらたくさんの裁判を経験していたとしても、自分が出廷した裁判を忘れるはずがない」と言っている。稲田氏が虚偽答弁をしたことは明白だ。野党が辞任を求めるのは当然だろう。
「稲田さんは、自分は頭がいいと思っているみたいですが、本当に弁護士だったのか、疑問すら抱くような事態ですよ」

 ジャーナリストの朝霞唯夫氏は言う。
「今回、彼女を追い詰めたひとりに、民進党の小川敏夫議員がいます。彼は裁判官から検事になり、その後、弁護士になった経験を持っています。検事というのは取り調べができる能力があるということです。容疑者の言い分を言いたいだけ言わせておいて、嘘を引き出して追い詰めるのが検事のやり方のひとつ。今回の森友学園問題での稲田さんに対する追い詰め方がそれで、『関係ない、関係ない』と言わせるだけ言わせて、挙げ句の果てに、『まったく知らない、向こうが嘘をついている』とまで言わせておいて、『じゃあ、これはなんだ、名前が書いてある』と出す。おそらく、他の議員だったら、最初にあれを出しちゃうでしょう。検察特有のやり方です。弁護士だって検察のやり方を知っているので、本来は稲田氏のような答弁は、弁護士だったらしないはずです。なんでこういう質問してくるのか、最初から疑ってかかるものです。これが法廷なら、完全に負けていますね」

大臣としての資質
 弁護士としての能力を疑われる稲田氏だが、大臣としての資質はどうなのだろうか。
「防衛省での評判は非常に悪い。防衛大臣は、防衛省内の背広組には嫌われるけど制服組には好かれたり、その逆の場合もありますが、彼女の場合は両方から嫌われているのです。護衛艦の視察にハイヒールで来たりするから、制服組からしたら『現場を舐めている』という目で見る。背広組が彼女に法案の説明をしにいくと、自分のほうが法律に詳しいみたいな態度を取って、『こういう判例がある』などと言って、やりこめてしまう。だけど、実は的外れだったりするんですよ。彼女の理解の間違いを正そうとすると、『自分は大臣だ、あなた誰に向かってものを言ってんの』という態度になる。それで国会答弁はしどろもどろなんだから、背広組からしたら『ふざけるな』という話になりますよね。以前の女性の防衛大臣には小池百合子現東京都知事がいました。彼女も評判は悪かったですが、『今になって思えば、小池さんのほうがどれだけよかったか』という話が、防衛省内にはあります」(同)

昨年末の靖国参拝で、安倍首相にも見限られた稲田大臣
 ではそんな稲田氏が、なぜ防衛大臣に任命されたのか。
「閣僚人事を決めるとき、まず重要なポストから埋めていきますよね。『財務大臣には麻生太郎さん、官房長官には菅義偉さん』という具合です。防衛大臣も国家の運営からしたら大事なポストですが、永田町の論理では軽くなってしまっている。そこにお気に入りの稲田さんを入れたということでしょう」(同)

 安倍首相はこの人事を、悔やんだりはしていないのだろうか。
「彼女は安倍首相の覚えがめでたかったから、昨年までは『私は女性初の総理大臣候補だ』と言ってはばからなかった。だけど彼女は昨年末に靖国参拝をしましたよね。『なんでこのタイミングに行ったんだ』と、安倍首相は烈火のごとく怒って怒鳴りつけたんです。
 安倍首相は対米関係で昨年、エラー続きだったんですね。まず、クリントンが当選すると考えて、大統領選のさなかにもかかわらず彼女に会いに行った。ところが当選したのは、トランプ。そこで慌ててトランプに会いに行ったら、『まだ大統領はオバマなのに』ということで、ホワイトハウスの逆鱗に触れたわけです。そこで、『オバマが広島に来てくれたので、今度は私が真珠湾に行きましょう』ということになった。本当は行きたくないんだけど、エラーをカバーするために真珠湾に嫌々行った。
 そこから帰ってきたところで、稲田さんの靖国参拝でしょう。アメリカもいい気はしないし、日韓関係だって静まっていたのに火が付いてしまった。安倍首相はそこでもう、彼女のハシゴを外したのです。そこから稲田さんの迷走が始まるわけですよ。南スーダンのPKOの問題でろくな答弁ができなくて、安倍首相や岸田外相が代わって答弁するようなことがあった。それで今度は、森友学園の問題でしょう。辞任させると首相の任命責任が問われちゃうので、本予算が通過したら、病気入院するんじゃないかということが、永田町ではまことしやかに囁かれていますよ」
永田町の“オシャレ番長”と言われているくらいならまだよかったが、“嘘つき大臣”と判明したからには、早々にご退場願いたいものだ。



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