今朝のNHKのニュースで、「無戸籍」の人のことを採り上げていた。国の制度に問題がある故の辛い人生。行政や国会の怠慢。
制度のはざま問えば、「無国籍」の人が知り合いに居て、国の制度の故に生じた問題の被害者。その人が高齢になって、他県の知人の所に移るということで、別の知人から車を貸して、との話が来た。
そうならいっそと、うちのワゴン車で引っ越しの手間、運転や移動を手伝ったことがある。
ところで、時々、失踪者の発見、というニュースが届く。人にはいろいろな事情があるものだと感じる。
★中日 2017年2月16日★≪失踪19年「迷惑かけた」 拉致疑い国内で発見/北朝鮮による拉致の疑いがある行方不明者は警察庁認定で八百八十三人。「自分のせいで支援が滞ることがあるかもしれない」と悩みを口にし「失踪当時の状況を話すなど、できることは何でもする。もうこれ以上誰にも迷惑をかけたくない」とも話す≫
・・ということで今日は次を記録。
●43年前に北朝鮮に拉致されたと思われてた男性を国内で発見/まとめたニュース 2015年10月28日
●北朝鮮に拉致疑いの68歳男性、日本国内で生存確認 約30年前に行方不明、警視庁/産経 2016.12.1
●拉致疑いの70代女性、国内に 新潟県警/産経 2016.10.21
●行方不明 拉致と思われた女性国内で発見 1980年失踪 新潟/毎日 2016年10月22日
●失踪の★さんを国内で発見 北朝鮮拉致の可能性なし/福井 2016年6月16日
●★さん19年ぶりに国内で発見、福井県若狭町の特定失踪者で拉致疑いリストに登録/林檎舎ニュース 2016/06/16
●失踪19年「迷惑かけた」 拉致疑い国内で発見 ★さん語る/中日 2017年2月16日
●19年ぶりに発見された失踪者、蒸発理由は「愛人との駆け落ち」/週刊新潮 2016年7月21日
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●43年前に北朝鮮に拉致されたと思われてた男性を国内で発見
まとめたニュース 2015年10月28日
長野県警は27日、昭和47年9月に長野市で失踪し、北朝鮮に拉致された可能性が排除できない特定失踪者とされていた★さん(63)=失踪当時(20)=を国内で発見し、「北朝鮮による可能性はないと判断した」と発表した。
同県警によると、今月下旬に警察当局が職務質問をした際に★さんであることが判明し、失踪の経緯など事情を聞いていた。
調べに対し、★さんは北朝鮮に拉致されたり、同国に渡航したりした事実はないと話しているほか、失踪から約45年間の行動や生活ぶりなどを詳細に説明しており、長野県警は、拉致された可能性は排除されたと判断した。
同県警は、★さんが発見された具体的な場所や日時については、本人のプライバシーの保護の観点から公表しないという。
★さんは昭和47年9月27日、運転免許の取得のため通っていた長野市内の自動車学校に行ったまま行方不明となっていた。
●北朝鮮に拉致疑いの68歳男性、日本国内で生存確認 約30年前に行方不明、警視庁
産経 2016.12.1 11:19
昭和60年に東京都江戸川区で行方が分からなくなり、北朝鮮に拉致された可能性が排除できないと認定された★さん(68)=当時(36)=について、警視庁公安部は1日、11月下旬に国内で無事に発見されたと発表した。
事件や事故に巻き込まれておらず、北朝鮮による拉致の可能性はないという。
★さんはすし職人をしていた60年2月、勤務先の米国から一時帰国した後、再渡米の手続きをしている最中に行方が分からなくなっていた。
公安部は発見場所などの詳細を明らかにしていない。警察庁によると、★さんの発見により「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」行方不明者は883人となった。
●拉致疑いの70代女性、国内に 新潟県警
産経 2016.10.21
新潟県警は21日、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」行方不明者885人のうち、昭和55年から行方不明となっていた70代の女性を今月、国内で発見したと明らかにした。
県警によると、女性は行方不明になった時は30代。失踪時に事件や事故には巻き込まれておらず、健康面も問題はないという。女性から事情を聴くなどして、拉致ではないと判断した。
県警は本人や家族の意向を理由に、発見場所などの詳細を明らかにしていない。
●行方不明 拉致と思われた女性国内で発見 1980年失踪 /新潟
毎日 2016年10月22日
県警外事課は21日、1980年に失踪し、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者とされていた当時30代の女性について、国内で無事見つかったと発表した。事件や事故には巻き込まれていないという。
県警は女性について、失踪した年代や当時の状況などから、拉致の可能性を排除できないとしていたが、今月…
●失踪の★さんを国内で発見 北朝鮮拉致の可能性なし
福井 2016年6月16日
福井県警公安課と敦賀署は16日、若狭町で1997年に失踪し、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者として捜査していた★さん(51)を発見したと発表した。県警によると、拉致の可能性はないと確認し、事件や事故にも巻き込まれていないという。
★さんは97年4月24日、三方町(現若狭町)世久見の世久見漁港で行方不明となった。旧三方町職員でカヌーのインストラクターを務め、翌月のカヌー研修を前に同日夕、現地入り。艇庫がある岸壁で目撃されたが、帰宅しなかった。
艇庫前に宮内さんの四輪駆動車があり、カヌー1隻が持ち出されていた。数百メートル離れた海岸の消波ブロックで折れたカヌーが、近くで★さんのジャンパーが見つかった。当日は地元漁師が漁をあきらめるほど海は荒れていた。パドルやウエットスーツなどは艇庫に置かれたままだった。
★さんは2003年、北朝鮮による拉致問題を調べている民間団体「特定失踪者問題調査会」によって、失踪者リストに掲載された。08年には、拉致の疑いが濃厚とする「1000番台リスト」に追加された。
●★さん19年ぶりに国内で発見、福井県若狭町の特定失踪者で拉致疑いリストに登録
林檎舎ニュース 2016/06/16
★さん19年ぶりに国内で発見、福井県若狭町の特定失踪者で拉致疑いリストに登録
福井県警は6月16日、「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない」行方不明者886人のうち、1997年に失踪した★さん(51)【1997年の失踪当時32歳】を発見したと明らかにした。事件や事故には巻き込まれていなかった。また現在までの発表では、当初疑われていた北朝鮮による拉致の可能性はないとしている。
★さんは1997年4月24日に三方町(現若狭町)世久見「世久見漁港」で行方不明になりました。当時勤務していた福井県三方町の役場で、同僚に「艇庫に行く」と言って出掛けたまま消息が途絶え、県警が捜査・調査していた。
艇庫前に宮内さんの自動車(四輪駆動車)があり、カヌー1隻が持ち出されていた状況。その後、数百メートル離れた海岸の消波ブロックで折れたカヌーとその近くでジャンパーが見つかっています。
★さんは2003年、北朝鮮による拉致問題を調べる民間団体「特定失踪者問題調査会」によって、失踪者リストに掲載された。5年後の2008年には拉致の疑いが濃厚とする「1000番台リスト」に追加された。
県警はプライバシーに関わるとして、発見場所などの詳細を公表していない。
●失踪19年「迷惑かけた」 拉致疑い国内で発見 ★さん語る
中日 2017年2月16日
北朝鮮による拉致の疑いが濃厚な「特定失踪者」とされた後、昨年六月に国内で発見された三方町(現若狭町)の元職員★さん(52)が本紙の取材に応じ「多くの人に迷惑をかけてしまった。後悔している」などと心境を語った。★さんを含めて五十八人の特定失踪者が国内で発見されたが、拉致が「濃厚」とされた人の発見は★さんが初めて。 (米田怜央)
★さんは三十二歳だった一九九七年四月、勤務中に失踪した。当時、中学生対象のカヌー体験事業を担当しており「海の様子を確認しようと一人でカヌーで沖へ出て転覆した」。一命はとりとめたものの動転し、そのまま知人の目を避けて大阪へ行ったという。激務が五年ほど続いていたといい「憂鬱(ゆううつ)だった。頑張っているのになぜ自分がこんな目に、と思った」などと当時の心境を説明した。
身元がばれないよう、偽名で日払いのアルバイトを転々。しかし、失踪から一年もたたず、一部で自分が拉致された可能性があるとみられていると知った。「大変なことになってしまった。合わせる顔がないと考えた」。二〇〇三年には「特定失踪者問題調査会」(東京)が特定失踪者として公表。地元で署名や募金活動などの支援が続き「盛り上がれば盛り上がるほど申し訳なかった」。大阪で拉致関連のポスターや支援団体のバッチを付けた人を見るのもつらかったという。
それでも「家族の状況が知りたかった」と★さん。手元にあるのは三人の子どもら家族の笑顔の写真だけ。失踪から十九年後の昨年六月、「大阪市内の自宅を出たところを警察に発見された」と説明した。
北朝鮮による拉致の疑いがある行方不明者は警察庁認定で八百八十三人。「自分のせいで支援が滞ることがあるかもしれない」と悩みを口にし「失踪当時の状況を話すなど、できることは何でもする。もうこれ以上誰にも迷惑をかけたくない」とも話す。
★さんには失踪から五年間にわたり、給料など合計二千万円以上が支払われていた。若狭町からは一月に返還請求を受けており、「少しずつでも返済しなければ」と語った。
●19年ぶりに発見された失踪者、蒸発理由は「愛人との駆け落ち」
週刊新潮2016年7月21日参院選増大号 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです
何しろ、北朝鮮による拉致が疑われ、19年間に亘って消息を絶っていた男性が“発見”されたワケである。無事を祈り続けた家族の喜びもひとしおのはずだが、そのウラで、奇跡の生還を果たした★さん(51)は、ある複雑な事情を抱えていた。蒸発の理由が、拉致どころか、愛人との駆け落ちだったのだ。
***
★さんが妻と3人の子供を残して失踪した背景には、知られざる人間ドラマが隠されていた(※イメージ)
97年4月に福井県内で行方不明となった★さんは、北朝鮮に拉致された可能性を排除できない“特定失踪者”の1人だった。
事態が急変したのは先月16日のことだ。
「その日、福井県警は突如として宮内さんを“県外で発見した”と発表。しかも、拉致の可能性を否定した上に、本人が“自分の意思で失踪した”と話しているというので驚きました」
とは県警担当記者。
この一報を受けて、翌日には記者会見が開かれたが、発見された当の本人の姿はなかった。
「会見に臨んだのは、県の特定失踪者家族会で代表を務めていた★さんの義兄。敦賀署で本人と面会したという。ただ、明かされたやり取りは、義兄が“19年間、どれだけ家族が苦しみ、子供たちがふびんな生活を送ってきたことか”と声を掛けたのに対し、★さんが“ごめん”と詫びたというものでした。19年ぶりの再会を心から喜ぶ雰囲気ではなかった」(同)
実は、★さんが妻と3人の子供を残して失踪した背景には、知られざる人間ドラマが隠されていた。
県警関係者が語るには、
「蒸発した理由は愛人との駆け落ちで、これまでその女性と県外で暮らしていたことが分かったのです。最近になって2人は★さんの女性問題を巡って喧嘩をしたようで、激怒した女性が警察に彼の居場所を伝えた。結果、今回の発見に至ったのです」
■「何も分からんのですわ」
親族が手放しで喜べないのも頷けるハナシである。
特定失踪者問題調査会の荒木和博代表に尋ねると、
「その話は耳にしていますが、我々としてはご家族が見つかるのが何よりと考えていますので……」
一方、地元の若狭町では、失踪直後から様々な憶測が乱れ飛んでいた。中学校時代の同級生によれば、
「★は町役場の職員でな。失踪当日は、沈没したロシアのタンカーから漏れ出た重油の影響を調べるために、カヌーで海に漕ぎ出したはずやった。その日は大シケで、まもなく真っ二つに折れた和也のカヌーとジャンパーが見つかった。それで、町中総出で海を捜索したんや。ただ、ベテランの漁師でも二の足を踏むような天候やったから、なんでカヌーに乗ろうとしたのか、ずっと疑問やった」
このカヌーが偽装工作に用いられた可能性は否定できない。また、
「★の車は港に残されていたんやけど、そうすると、どうやって町を出たのか。誰かにピックアップしてもらったと考えるのが自然やと思うし、それが相手の女性だったのかもしれん。関西方面で暮らしているという噂はあったしな」(同)
さらに、ある親族男性が、
「もちろん、生きて見つかったことは嬉しいけどやな。★の奥さんは別の男性と生活しとるし、今さら一喜一憂することもないわ」
と言えば、実母は、
「ほんまに何も分からんのですわ……」
と繰り返すばかり。
深い夢から醒めたような“発見”は、しかし、元特定失踪者の故郷に安堵よりも困惑をもたらしていた。
「ワイド特集 真夏の夜の夢」より
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