各国が極右に傾く強い風となる可能性のあったフランス大統領選は、伝統的な二大政党から外れたマクロン候補者が当選、しかも従来の方向を維持するということで世界に安泰感。もちろん、極右のルペン候補も二大政党から外れていたわけだから、歴史的な流れが変わっているのだろう。
次は、今日投票の韓国の大統領選。世界に対する影響は、少ないかもしれないけれど、日本にとっては、極めて重要な位置なので興味がある。地理的にも政治的にも。
保守の前大統領の汚職事件での突然の大統領選、個人的には、革新系候補の当選を期待する。なぜなら、日本の政治が保守で固まって変化がないところ、隣国が変わるとなれば日本の政治体制への刺激が強いから。
そんな思いで、期待を込めて次を記録しておく。報道から見れば、結果は開けてみるまで分からない、か。
なお、管理者のgooブログから通知された昨日5月8日の私のブログへのアクセス情報は「閲覧数6.571 訪問者数1,454」だった。
★東京 2017年5月7日/韓国大統領選9日投開票 対北強硬姿勢 洪氏じわり/対日関係では三人とも、旧日本軍慰安婦問題の日韓合意の撤回や再交渉を示唆。誰が当選しても日韓関係は悪化するおそれがある。
★聯合ニュース 2017/05/08/韓国大統領選の投票率 80%超の見通し=中央選管
★毎日 2017/5/6/<韓国大統領選>首位走る文氏に警戒感 学生支持、他候補に
★毎日 2017年5月9日/支持層、世代間に保革対立 文氏が若者/洪氏は高齢者
★日経 5月6日 /最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン)候補が軒並み40%前後の支持を保ち、優勢なまま最終盤に入った。
「2強」とされた野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン)候補の支持率は2割前後に沈み、保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン)候補が安氏に肉薄してきた。/安氏は一時の勢いを取り戻せていない。ほぼ1カ月前、支持率が文氏に肉薄したのは、革新系の文氏の当選を阻止したい保守層が中道の安氏の支持に回ったためだ。/洪氏が所属する自由韓国党は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の与党だ。朴氏が罷免・逮捕された失望感から党の支持は急落したが、北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る緊張の高まりを受け、北朝鮮に強硬姿勢を貫く洪氏に保守層の支持が戻り始めた。
★スポーツ報知 2017年5月8日/「韓国のトランプ」が大統領選に急浮上…9日投開票/逆転勝利する可能性が出てきた。/奔放な発言で対北強硬姿勢を貫き「韓国のトランプ」とも呼ばれる洪氏に一気に票が集まる展開もありそうだ。/一般的にも韓国大統領選は「パラム(風)=不安定要素=に左右されやすい」と言われる。「韓国の世論調査はあてになりません」/洪氏以外の他候補が革新同士で票を食い合っているのが現状だ。
★テレ朝 2017/05/08 11:51/最終盤で“強硬”洪氏が追い上げ 韓国、あす投票日/過去、何度も大どんでん返しがあった韓国の大統領選挙。
★聯合ニュース 2017/05/08 /世論調査結果の公表禁止期間が始まる前の最後の調査で、支持率トップだった進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン)候補が調査通りに1位になり、さらに得票率で過半数を超えることができるか、また2位争いを繰り広げる朴槿恵(パク)政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン)候補と中道系「国民の党」の安哲秀(アン)候補が調査を覆し、逆転できるかに注目が集まる。
★ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2017 年 5 月 8 日/【社説】トランプ氏の失態は対北融和派候補を有利に/韓国大統領選の最中のトランプ氏の不用意な発言が左派の大統領の誕生に手を貸すことになるかもしれない。そうなれば、北朝鮮への圧力を強化して核開発を断念させようとする米国の取り組みは妨害されることになる。
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●韓国大統領選9日投開票 対北強硬姿勢 洪氏じわり
東京 2017年5月7日
6日、ソウル市内で開かれた演説会場の舞台で手を振る文在寅候補(中央)=境田未緒撮影
◆文氏が優勢
【ソウル=上野実輝彦】韓国大統領選は九日、投開票される。青壮年層を中心に幅広い支持を集める革新系「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)候補(64)が有利な戦いを進める中、保守系「自由韓国党(旧セヌリ党)」の洪準杓(ホンジュンピョ)候補(62)が、北朝鮮に対する強硬姿勢で文氏との違いを強調。安全保障政策を対立軸に支持を伸ばしている。
洪氏は六日、ソウルで開いた記者会見で「当選したら金正恩(キムジョンウン)に会いに行くと語る文氏は、韓国を北朝鮮に譲り渡すということだ」と文氏を強く批判。公約では、米軍の戦術核兵器の韓国再配備にまで言及する。
一方、文氏は六日、仁川(インチョン)市での遊説で「(保革の)色分けにこだわる政治家は気の毒だ。私は北朝鮮にも堂々と主張できる」と述べ、洪氏の批判をかわした。
朝鮮半島情勢が緊迫する中、北朝鮮に厳しい姿勢を打ち出せない中道系「国民の党」の安哲秀(アンチョルス)候補(55)に失望した保守層は洪氏支持に戻りつつあり「最終的に安氏を上回る」(共に民主党関係者)との観測もある。
主な争点のうち、深刻化する若者の就業対策では、文氏が公共部門で八十一万人分の雇用創出を訴え、安氏は中小企業に就職した若者への賃金補助を主張。洪氏は中小企業育成による百十万人分の雇用確保を打ち出すなど政策が分かれる。
対日関係では三人とも、旧日本軍慰安婦問題の日韓合意の撤回や再交渉を示唆。誰が当選しても日韓関係は悪化するおそれがある。
●韓国大統領選の投票率 80%超の見通し=中央選管
聯合ニュース 2017/05/08 11:1
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央選挙管理委員会は8日、今回の大統領選(9日投開票)の投票率が80%を上回るとの見通しを示した。
中央選管の関係者は「各種世論調査で積極的に投票する意向を示した有権者が多くなったのに加え、投票締め切りが2時間延長されたことや期日前投票率が26.1%に達したことなどを総合的に考慮した」と説明した。
大統領選の通常の投票時間は午前6時から午後6時までだが、今回は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免に伴って行われるため、公職選挙法に基づき、午後8時まで行われる。
投票率が80%を超える場合、金大中(キム・デジュン)元大統領が当選した1997年の第15代大統領選(80.7%)以来となる。2002年の第16代大統領選の投票率は70.8%、07年の第17代は63.0%にとどまり、在外選挙と洋上選挙制度が導入された12年の第18代も75.8%だった。
◇期日前投票だけで26%
今月4~5日に大統領選で初めて実施された期日前投票での投票率は26.06%を記録し、13年に期日前投票制度が導入されて以来、最高となった。
中央選管は、開票終了は過去より遅い翌日の10日午前6~7時になるとの見通しを示した。前回は投票翌日の午前5時8分に開票が終了した。
投票率の上昇、投票時間の延長のほか、立候補者が多くなったため投票用紙の長さが前回の15.6センチから28.5センチとなり、投票用紙分類機の処理速度が1分当たり310枚から190枚に低下したことも影響を与えるとみられる。
中央選管は10日午前8~10時に全体会議を開き、当選者を確定する。
中央選管は開票率が70~80%になる10日午前2~3時ごろ、大勢が判明するとの見通しを示したが、テレビ各社は9日午後11時ごろにも「当選有力」か「当確」を伝える可能性が高い。
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●<韓国大統領選>首位走る文氏に警戒感 学生支持、他候補に
毎日 2017/5/6(土)22:33
今月9日投開票の韓国大統領選は6日、選挙戦最後の週末を迎えた。支持率首位で革新系の最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏は、若年層を中心に固い支持を集めてきたが、学生らの支持が他候補に分散し、警戒感を強めている。この日は若者の集まる繁華街で市民と触れ合い、支持を訴えた。・・・(略)・・・
●2017韓国大統領選 支持層、世代間に保革対立 文氏が若者/洪氏は高齢者
毎日 2017年5月9日
【大邱(韓国南東部)大貫智子】韓国大統領選の選挙戦最終日となった8日、激戦区の大邱(テグ)(南東部)では革新系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)氏と、保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホンジュンピョ)氏がそれぞれ舌戦を展開した。大邱は朴槿恵(パククネ)前大統領の出身地で、伝統的な保守地盤。弾劾、罷免に至った政治状況に失望し、投票先を決めかねている有権者が最も多い地域とみられている。文氏の遊説には携帯電話で記念撮影する若者が、洪氏の会場には国旗を手にした高齢者の姿が目立ち、世代間の保革対立を深める韓国社会を象徴していた。
●文氏優勢のまま最終盤へ 韓国大統領選
日経 2017/5/6 19:58
【ソウル=鈴木壮太郎】韓国大統領選の投開票日が9日に迫った。最新の各種世論調査によると、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が軒並み40%前後の支持を保ち、優勢なまま最終盤に入った。「2強」とされた野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補の支持率は2割前後に沈み、保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補が安氏に肉薄してきた。
「圧倒的な政権交代だけが、国らしい国をつくることができる」。文氏は6日、首都圏の仁川(インチョン)市での街頭演説で訴えた。支持率で2位と倍程度の差をつけ、世代別、地域別でもまんべんなく支持を集める。文氏は「(得票率が)何%記録できるかが重要だ。多いほど韓国を変える動力になる」と、さらなる支持を求めた。
安氏は一時の勢いを取り戻せていない。ほぼ1カ月前、支持率が文氏に肉薄したのは、革新系の文氏の当選を阻止したい保守層が中道の安氏の支持に回ったためだ。
ただ安氏は国民の関心が高いテレビ討論で政策や主張を十分に説明しきれなかった。他候補に押される場面もあり、討論会では自ら「口げんかは苦手だ」と認めた。文氏への対抗馬にならないと見た保守層が安氏から離れ、保守との候補者一本化も進んでいない。
保守票が割れ、支持率の急落に直面する安氏は、集会方式の街頭演説から、街を歩いて直接有権者に働きかける遊説の手法に切り替えた。6日は韓国南西部の光州市を歩き、「共に民主党が政権を取れば、また国論は分裂する」と、中道である自身への支持を訴えた。
安氏に代わり支持を伸ばしているのが洪氏。洪氏が所属する自由韓国党は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の与党だ。朴氏が罷免・逮捕された失望感から党の支持は急落したが、北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る緊張の高まりを受け、北朝鮮に強硬姿勢を貫く洪氏に保守層の支持が戻り始めた。
4、5両日に実施した期日前投票の暫定投票率は26%に達した。有権者の4人に1人が投票を終えた計算だ。投票者数、投票率ともに期日前投票としては過去最高。関心の高さを示すものの、支持候補を決めていない浮動層はなお2~3割はいるとされる。逆風にさらされ支持を公言できない「シャイ保守」や無党派層の動向次第で情勢が動く可能性はまだある。
聯合ニュースによると、文氏は5日、党内会議で「残りの期間に何があるかわからない」「少しでも緩んだり、うぬぼれたり、間違った言動をしたりしてはいけない」と陣営を引き締めた。
●「韓国のトランプ」が大統領選に急浮上…9日投開票
スポーツ報知 2017年5月8日7時0分
9日投開票の韓国大統領選で保守系旧与党の伏兵、洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補(62)が、逆転勝利する可能性が出てきた。各種世論調査で革新系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補(64)がトップを維持しているが、追っていた野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補(55)が失速し、洪氏と2位争いをする展開。革新候補同士が票を食い合い、9日までに北朝鮮が核実験を行えば、奔放な発言で対北強硬姿勢を貫き「韓国のトランプ」とも呼ばれる洪氏に一気に票が集まる展開もありそうだ。
韓国の世論調査機関リアルメーターが3日に発表した支持率調査は、文氏が42・4%でトップを保っている。一時は文氏と並んでいた安氏は伸び悩み、朴前大統領と同じ「自由韓国党」の洪氏と18・6%で並んでいる。韓国の公選法上では、これが開票前の最終世論調査となる。だが、大どんでん返しの可能性は小さくないようだ。
一般的にも韓国大統領選は「パラム(風)=不安定要素=に左右されやすい」と言われる。「韓国の世論調査はあてになりません」と断言するのはコリア・レポート編集長の辺真一氏。盧泰愚氏が当選した1987年の大統領選以降、6回の選挙を見ると、世論調査どおり順当に選ばれたのは2007年の李明博氏の時だけ。残り5回は逆転で大統領が決まっている。辺氏は「今回も保守の洪候補が選ばれる可能性もゼロとは言えません」と指摘する。
洪氏以外の他候補が革新同士で票を食い合っているのが現状だ。安氏は保守層の支持を得るために「中道」と称しているが実質的には文氏と同じ革新。・・・(略)・・・
保守層を投票に駆り立てる可能性がある最大の要素は、北朝鮮情勢だ。・・・(略)・・・
そんな洪氏を当選させようと、自由韓国党は躍起だ。6日には、朴政権時代に離党した議員14人を復党させ、親朴派中心人物に対する懲戒を解除することを決定。すべては票を伸ばすために洪氏が決めた措置だという。波乱必至の大統領選、果たして結果は―。
●あす韓国大統領選 注目ポイントは?
聯合ニュース 2017/05/08 19:31
9日に投開票される韓国大統領選の最大の注目ポイントは各候補の実際の得票率だ。
世論調査結果の公表禁止期間が始まる前の最後の調査で、支持率トップだった進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が調査通りに1位になり、さらに得票率で過半数を超えることができるか、また2位争いを繰り広げる朴槿恵(パク・クネ)政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補と中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補が調査を覆し、逆転できるかに注目が集まる。
保守と革新がそれぞれの票田で支持を得るのか、期日前投票では投票者数、投票率ともに過去最高を記録したが、最終投票率が80%を突破するのかも注目される。
また保守系「正しい政党」から出馬した劉承ミン(ユ・スンミン)候補と革新系の少数党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補がどの程度の票を獲得するかについても関心が集まっている。
◇文氏 得票率で過半数を超えられるか
最も注目を集めるのは支持率トップを維持してきた文氏が実際に1位になるのか、また得票率で過半を超えるかどうかだ。文氏はこれまでの世論調査で支持率40%程度を獲得してきた。
世論調査会社の韓国ギャラップが1~2日に全国の有権者1015人を対象に行った支持率調査では、文氏は38%を記録。世論調査会社のリアルメーターがCBSの依頼を受け、1~2日に全国の有権者1016人を対象に行った支持率調査では文氏の支持率は42.4%だった。
文氏側は得票率で過半数を獲得することで「圧倒的な政権交代」を実現すると有権者に訴えている。ただ、洪氏の支持率が高まっており、文氏が50%以上の得票率を確保するのは難しいとの分析が少なくない。
しかし、より多くの票を集めれば集めるほど改革の動力を確保できることから、文氏は最後まで全力を尽している。
2位争いを行っていた洪氏と安氏が逆転劇を演出するのかも見どころだ。
◇保守層はどこに
保守層が最終的に誰に投票するかも重要なポイントになる。
政権交代を熱望する革新系の有権者のほとんどが支持する候補を早くから決めた一方で、保守層は投票先を失い、揺れる様子をみせた。
保守系の洪氏や同じく保守系の劉氏に投票する可能性がある一方で、文氏の当選を阻止するために戦略的に安氏を選択する可能性もある。
韓国ギャラップの最後の調査では保守層43%が洪氏を支持し、安氏は20%、劉氏は10%だった。
洪氏は保守層の支持を集めて安氏を抜き、さらに無党派層を吸収して文氏を抜くことを目指している。
一方、安氏は中道からの支持がさらに集まれば文氏を抜くことができると強調している。
◇地域差が出るかに注目
今回の大統領選は主要候補5人が争う構図のため、地域ごとに票が偏ることはないとの見通しが出ているが、これまでの大統領選では1人の候補が70~90%程度の得票率を得る地域が多かった。
2012年の大統領選ではセヌリ党(現在の自由韓国党)の朴槿恵(パク・クネ)候補が大邸と慶尚北道で80.5%を集め、文氏は全羅南道と全羅北道で89.2%を集めた。
今回の大統領選でも革新系の票田である全羅北道と全羅南道の有権者が同様の傾向を見せるかが鍵となる。ギャラップの最後の調査では同地域は文氏が46%の支持を集め、安氏は29%だった。
同じ調査で洪氏は保守が強い大邸と慶尚北道で27%を獲得して1位。文氏が22%で後に続いた。先月初めから中旬まで同地域でトップだった安氏は14%だった。
◇投票率80%超えるか
4、5の両日に行われた期日前投票で過去最高の26.06%を記録したことなどから、最終投票率が80%を超えるかにも関心が集まっている。
投票率が80%を超えた場合、金大中(キム・デジュン)元大統領が当選した1997年の第15代大統領選(80.7%)以来となる。2002年の第16代大統領選の投票率は70.8%、07年の第17代は63.0%にとどまり、在外選挙と洋上選挙制度が導入された12年の第18代も75.8%だった。
中央選挙管理委員会の関係者は「各種世論調査で積極的に投票する意向を示した有権者が多くなったのに加え、投票締め切りが2時間延長されたことや期日前投票率が26.1%に達したことなどを考慮すると最終投票率は80%台になるだろう」と話した。
世代別の投票率も結果に重要な影響を及ぼす。特にキャスティングボートとなる50代の投票率がどの程度になるか注目される。
◇保守と革新の下位候補の得票率の行方は
保守系の劉氏と革新系の沈氏がどの程度の票を獲得するかにも関心が集まっている。
沈氏が票を伸ばせば文候補が、保守や中道から支持される劉氏が票を伸ばせば安氏と洪氏が票を減らすことになる。劉氏と沈氏が善戦し二桁の得票率を得ることがあれば上位の候補者の差が少ない場合、最終結果を左右する可能性もある。
ただ有権者が「死に票」になるのを防ぐため、文氏や洪氏、安氏を次善の策として選ぶ可能性もある。
●最終盤で“強硬”洪氏が追い上げ 韓国、あす投票日
テレ朝 2017/05/08 11:51
番狂わせはあるのでしょうか。韓国では大統領選挙の投票が9日に迫りました。候補者らは最後の訴えに奔走しています。ソウルから報告です。
(西村香織記者報告) 優位に戦いを進めている最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏は「国の危機を克服する力を下さい」と訴えました。文氏は「圧倒的な支持を」と強調し、勝利を決定付けようと引き締めを図っています。夜には朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾(だんがい)を求めた大規模デモの広場で最後の演説を行い、政権交代を印象付けたい考えです。野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏はフランス大統領に当選したマクロン氏を引き合いに出し、「政治構造の革新を」と強調しました。ただ、終盤は支持拡大に苦戦している模様です。一方、勢いを増しているのは、与党「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏です。北朝鮮への強硬政策などで保守層の票を固め、追い上げています。過去、何度も大どんでん返しがあった韓国の大統領選挙。最終日の8日も各候補、深夜まで訴えを続けます。
●【社説】トランプ氏の失態は対北融和派候補を有利に
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2017 年 5 月 8 日 06:44
ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮の核保有を既成事実として受け入れることを拒否しているのは正解だ。トランプ氏は今、中国に協力を仰いで北朝鮮の核保有を阻止しようとしている。残念ながら、韓国大統領選の最中のトランプ氏の不用意な発言が左派の大統領の誕生に手を貸すことになるかもしれない。そうなれば、北朝鮮への圧力を強化して核開発を断念させようとする米国の取り組みは妨害されることになる。
この候補こそ文在寅氏である。現在、文氏が支持を集め、9日に行われる韓国の大統領選で勝利するとみられている。しかし世論調査...
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