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てらまち・ねっと



 「ヤマイモ」や「自然薯」類の栽培は、ブログのタイトルの通り、作り方をいろいろと変えてきた。まず、その経過の説明。
 以前は、「ヤマイモ」類を慣行(畝で地植え)する栽培をずっとやっていた。でも、縦に土中深く伸びているから、掘るのが大変。
 ちょうどブログを始めた11年ほど前から、「ヤマイモ」を「パイプ」栽培で始めた。収穫は斜めに埋めたパイプを抜くだけだから簡単。

 次に、ホンモノの「自然薯」を波板で栽培してきた。屋根などに使うトタン板の樹脂製の「波板」を幅20センチ(標準品を1/3に分割)、長さは1メートル50センチほどに切って、その板を斜めに埋めて、そこで自然薯ができる。パイプ栽培より、なお簡単。

 今年は、ガラッと変えた。「短形自然薯」の慣行(畝で地植え)栽培。
 なぜかというと「ヤマイモ」は70センチから1メートル20センチほど、「自然薯」は1メートルから1メートル50センチ程になるので、扱いが大変。出荷(寺町畑は、スチロールのリンゴ箱での配送や段ボール入りの宅配便りようなどの出荷なので、長いイモは極めて不便)とか、保存とか、人にあげるにしても、扱いが面倒。
 だから「扱い」を優先することを選択。

 とはいえ、味や食感は大事。そこで「短形自然薯」(特徴の例示  短形自然薯/サカタのタネ)とした。種イモを買った岐阜の種苗店の説明では、長さ40センチ程度という。それなら、60センチ程度の高い畝で栽培すれば、掘るのはそれほど苦労しないだろう、そんな、標準の考えをとってみた。・ということで、ブログのカテゴリー名も 「自然薯・ヤマイモのパイプ・波板・栽培」  だったところ、今日からは、【「ヤマイモ」のパイプ栽培⇒「自然薯」の波板栽培⇒「短形自然薯」の高畝栽培】と変更する。
 
 栽培の基本としての今年の改善点は二つ。
 一つは、最近は、大きい「自然薯」を作ろうと、「ツルが伸びる棚」をついつい高くしてしまったり、あるいは手抜きしたり。天災が無ければよいけれど、この数年、台風や強風が来て、棚が倒伏してしまうことが続いた。
 それで、倒れる心配のない、横に広がる棚にした。7.8年前に竹でやったことがあるが、資材の準備や固定が面倒。今年は、48ミリの単管にした。

 もう一つは、マルチからの芽の出し方の容易さの確保。実際にやってみて、今まで以上にとても楽に「出芽を発見」ではた。それは、以下の本文で写真入りで解説しておく。
 ブログでは、3月17日に予定地の準備と施肥、耕起、4月6日の植え付け、それから45日ほどですでに2メートルほどツルが伸びた最近の様子の中間報告、そして、「すっぽり覆ったマルチ」からの芽出しの様子などをまとめる。

 なお、今朝の気温は15度で、快適にノルディックウォークしてきた。昨日から最高気温が30度を超える暑さなので、早朝ウォーキングのあと朝食、10時ごろまでの外仕事にして、そのあとブログを出すことにする。(だから、今の時間に投稿・・・)
 また、管理者のgooブログから通知された昨日5月21日の私のブログへのアクセス情報は「閲覧数6.029 訪問者数1,462」だった。

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●3月16日 事前準備
 予定位置の有機物を除去し、
 施肥し、耕起しておく。
 自然薯系は「まっすぐに伸びる根が有機物にあたると
 曲がりや腐り原因になるらしい。
 それで、前作の残滓は丁寧に除去した。


●4月6日 植え付け
 管理機一台で畝をつくる(高さ60センチ)。
畝の上部へのかん水。
水はこの一回だけ。、
自然薯系は水が嫌いで、水分が多いと奇形が出やすくなるらしい。
 その意味でも、高畝はもちろん、
すっぽりとマルチで覆うのが良い、ということ。


 種イモ。芽が少し出ている
天頂に等間隔に並べる


センターラインの位置に出芽部を揃えて配置。
イモ部分は、水平に載せ、
畝の上に載りきるように斜めに置く。
種イモは、横向きでよく、
発芽部から、下に将来のイモになる長い根がまっすぐに伸びる。
パイプや板なら、これが、そこを伝って伸びるから、掘りやすい。
高畝だけで行く今年は、
40センチ程度というイモ長が確保できる畝の高さにした。


 種イモを並べて、「10センチの覆土」の予定位置をマーク。
 土を載せる


畝を成形。
黒マルチをすっぽりとかける。


●4月10日 棚づくり
48ミリの太さの単管で、
幅3メートル、高さは約2メートル
(縦の単管は在庫があった3メートルもの)を組む。
その後、キュウリネットを張る。
縦方向のネットは、1.8メートルもので
上は少し残る程度の高さ(2-0.6メートル)。
天井のネットは、幅3.6メートルものを張った。


●4月20日 出芽
この後は、マルチからの芽出しが主たる仕事。

今年の工夫の一つ。
イモを並べて、10センチの覆土をし、マルチをかぶせた後、
幅広板でたたいて、ゆるく整地した。
掌の食感で芽を探すのだけど、
出た芽と小石や土の塊と間違えやすいので、こうしておくと、
突起物が極めて減るから。


実際、今まで以上にマルチの下の芽がとても分かりやすかった。

なお、サトイモは、植えた後、
直径20センチほどをくぼませておいた。
これも、正解だった。

●5月17日の様子
 株元


2メートル以上の高さの棚上に伸びている


●5月18日 施肥とマルチ
 元肥えは、平飼いニワトリの小屋から出したケイフンを少しだけ。
それでは足らないから、畝の両横の歩くところに、
ケイフンを3箱(一箱約25リットル)ふってから、
スコップでつついた。
こうしておくと、割れ目に肥料が入って、
雨による効きが良いと考えたから。
サトイモ同様にした。
その上は、防草シートを張った。


なお、左は、トマトやピーマンなどの雨除け栽培の場所、
右はミョウガの固定の畝


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