tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

コナ・コーヒー パリー エステート@スターバックス

2014-07-01 22:16:26 | cafe

ホワイトハウス御用達のコナ・コーヒー。
もともとは、ロンドン訪問中に亡くなったカメハメハ2世の遺体とともにハワイに持ち込まれたエチオピア原産アラビカ種のコーヒーだ。
ハワイ島コナの温暖な気候で結実したコーヒー豆は気品ある香りに恵まれ、1840年代には、捕鯨や貿易をする船員たちの間で評判に。
マーク・トウェインは著書「ハワイからの手紙」の中で、
「コナからケアラケクア湾までの道のりで、有名なコナ・コーヒーに出会った。この香り高いコーヒーは他のどのコーヒーにも勝るすばらしい1品」
と絶賛した。
ところが、捕鯨産業の崩壊によって、ハワイのコーヒー産業の実質的なマーケットは崩壊。
そのうえ、米国・ハワイ互恵条約の締結し、砂糖は無関税でアメリカに輸出できるようになると、大規模コーヒー農園はさとうきびプランテーションに。

コナの急傾斜の地形と水分に乏しい土地は、大規模なさとうきび栽培には適さなかったこともあり、個人農家はほそぼそとコーヒー栽培を続け、手作業で収穫。コーヒーチェリーの表皮を取り除き、16時間の浸水後、屋根の上の干し棚で豆を乾燥。
この人手のかかる作業に借り出されたのが、コナに苦労してたどり着いた当時の日系移民の方たちだ。
コーヒーの収穫期は家族総出の作業となり、コナの公立学校ではコーヒーバケーションとして臨時休校し、子供たちも収穫に駆り出されるほど忙しい作業。
その一方で、コーヒー市場が悪化すると農場主は、コーヒー栽培農場を小作人に貸与した。
多くの小作人は日系人一世の移民家族。つまり、ハワイに渡った日本人たちが、家族ぐるみでハワイのコーヒーを守ってきたわけだ。
スターバックスのコナ・コーヒーは100%のコナ産。栽培されているパリー農園は、もともとカメハメハ王族専用の庭。
ということもあって、豆は・・・高いっす。


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