tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

抜釘(ばってい)手術(1)

2009-01-21 20:16:46 | 日記

 
 

【撮影地】千葉県佐原市香取(下今井香取神社)(2008.11月撮影)
Copyrights© 2006-2009 TETUJIN
all rights reserved.

3度目の手術を終え、今日、退院した。手術を担当した医師は、オペ室へ歩いて入ったぼくを見て、<3回目のオペ室ですね>と声をかけて来た。苦笑するしかない。
ともあれ、いろいろな人の世話になってここまで来れたことを、本当に感謝している。

今回の入院は抜釘(ばってい; 骨折治療のために入れたプレートを取り出すこと)手術なので、1週間の入院で退院。途中、どうなってしまうんだろうかという事件も起こったのだが、無事に無罪放免。
空港にある「金属探知機」に「ピンポーン」となるぼくだったが(悪いことしてないんだけどなぁ~)、ようやく、晴れて真人間となった。

人の下腿骨(すね)は、脛骨と腓骨よりなる。骨折部に転位があるような不安定な場合は、髄内釘、プレート固定、創外固定など種々の骨接合術(骨をつなぐ手術)が行われる。ぼくが1年前に受けたのは、足首のプレート固定に加えて、くるぶしの脱臼部のスクリュー(ボルト)固定。脱臼部のボルトは、術後2ヶ月の再手術で除去ずみである。
いよいよ今回は、残るプレートの撤去作業。ナースによればこの手術を<ばってい>と言うらしい。ネットで調べたら、抜釘(ばってい)。「釘を抜く為の手術」とのこと。

ダイビングの話題から遠ざかってしまうのだが、今回の入院でも、いろいろ考えさせられた。しばらくは、入院治療の話を書いてみようかと。

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話は変わって・・・

2009-01-15 00:13:23 | プチ放浪 海沿い編
 
 
 
 

今日から足首補強中のチタンプレートの撤去作業がある。しばらくは、病院にカンヅメ。。
ブログも当分お休みになります。。

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2009年初ダイブ(3)

2009-01-15 00:01:06 | プチ放浪 海沿い編

 
 
 
 

1/13(月) 雲見、天候 曇り 水温 15.8℃ 透明度 10メートル
(1本目)大牛、(2本目)-24mアーチ

今日は成人式。仕事を自分がやるのでなく、「お前にこれをやって貰いたいんだよ」と口説くのが大人。そういう大人のイントラ、ミホさんに口説かれて、昨日、帰る予定が、一泊延びて今日へ。そして、200本の記念ダイブをするというゲストに付き合って、雲見の海を2本、潜ることに。
天気予報によれば、午前中は、前線の通過に伴う曇り空で、北東の風。午後は天気が回復し、西風に変わるらしい。
西風に変わる前に潜ってしまおうということで、朝一番(8時半)からのダイビングとなった。

多くのダイバーが、ぼくのブログを見に来てくれているようだ。なので、冬の雲見の海をサイト・ブルーフィング。
ここのポイントは、大牛岩と子牛岩の間に水路があり、その手前が水深10m程度のエントリー&エキジットポイントになる。
ゴロタの水路の途中に三角岩があり、水路を抜けるとH型のケープ(Hの穴)、たて穴、-24mアーチ。そこから、大牛岩の外周に-26mのアーチ、大牛の洞窟。砂地をしばらく泳ぎ、大牛岩の第3コーナーを回ると-16mのアーチ。さらに砂地を東に進んでエキジットへ戻るのがスタンダードコースとなっている。
夏場は数々の地形ポイントに、たくさんのダイバーがひしめき合い、芋を洗うような状態なのだが、冬場の今はダイバーの数が少なく、この日も他のショップを合わせても20数人程度。だから、好きなポイントでじっくりと水中ツアーを楽しむことができる。

水路には、ネンブツダイ、ホクロイシモチ、ハタンポ、マツカサウオなど。ケープ付近はメジナ、アジ、イサキ、タケベ、ニザダイ、キンギョハナダイなどの大群が見られる。アーチには、テングダイや、カエルアンコウウオ、ハナダイなどの人気者が、外洋に目を向ければ、サカタザメ、ネコザメのほか、ワラサ、カンパチなどの大型回遊魚を見ることができる。
エキジットまでの砂地には、ネジリンボウなどの砂地生物が豊富だ。
さて、冬の海。視界を銀色にさえぎるほどひしめいていたキンギョハナダイの群は、その群れのサイズが1/10以下に、そして、その群れに出会うことも難しくなってしまっている。
飽きるほど見られたチョウチョウウオたちも、雲見の2本のダイビングで見れたのは、ペアの2匹だけ。こうした死滅回遊魚たちは、いつのまにか夏の虫たちがひっそりといなくなるように、伊豆の海から消え去ってしまっていた。すべてはスカベンジャーたちのエサになっているのだろう。季節は巡る。大群のネンブツダイの幼魚の孵化、そして、それをねらう回遊魚たち。。そうした弱肉強食の世界は、冬を迎えて、一見、平和な様子となる。

水温の低下に伴い、水路の壁を彩るのが、カラフルなウミウシたち。冬になると目に付きだすので、水温が下がると深場からうねりに乗って移動してくるのかもしれない。確証はないが、冬場に現れるという、ヒトデを食べるフリソデエビや、クダゴンベなどのアイドルたちも、冬ののんびりとした浅場にエサを求めて、深場から移動してくるのだろう。ウミウシたちがひっそりと集う冬の海。これもまた、趣がある。これまでは、冬場はスキーと決めていたが、ひっそりと静まり返ったダイビングポイントも非常に魅力的であることに気が付いた。。


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2009年初ダイブ(2)

2009-01-14 21:53:38 | プチ放浪 海沿い編

 
 
 
 

1/11(日) 田子、天候 晴 水温 15.3℃ 透明度 6メートル
(1本目)白崎、(2本目)白崎

昨晩、やって来た非常勤のインストラクター、前岡氏と慶子さんとご対面。これで、会いたい人すべてに出会えた。
おまけに、昨晩は夜遅くまで、カズさんにバリ島の魅力についての話を聞いていた。この話の内容は、後日、ブログにまとめるつもりだ。

2日目の今日も、西風で雲見はクローズ。それでも、潜りたいという、そんなぼくらを待っていてくれる田子へ。
田子の海の特徴は、なんと言っても、白崎のポイントのソフトコーラルの群生だ。透明度がよければ、色とりどりのソフトコーラルを堪能することができる。また、白崎から防波堤に向かえば、緑色をしたエダサンゴがびっしり生えており、サンゴの枝の間に、チョウチョウウオ類の幼魚が泳いでいるのが見え隠れする。
昨日、田子を潜ったときに、糸井さんが見つけたピカチュウの仲間(カンナツノザヤウミウシ)。体長約15mm。ぼくらはこのウミウシをツブピカと呼ぶ。ピカチュウのニックネームを持つ黄色のウデフリツノザヤウミウシがいるが、それの黒の斑点が増えたような姿が特徴。
ツブピカは、砂地に生えたコケムシを食べる。水温が下がれば魚の数が減り、そのエサのコケムシが増える。このため、冬の海はピカチュウやツブピカの天国となる。

さて、昨日、糸井さんがこのツブピカを見つけたときに、スレートに「とてもレアな種」と書いて教えてくれた。この時、潜っていたのは、水中ビデオを持ったゲストと、水中カメラのぼくの2人。なので、このレア種の記録は、どうしてもカメラを持つぼくに期待がかかってくる。
こうしたプレッシャーに弱いのがぼく。案の定、写真はずべて思いっきりピンボケ。その夜、ログ付けの際に、糸井さんがぼくのピンボケ写真を見てため息をついていた。
あとで彼のブログを見たら、彼がこのツブピカを自分で見つけたのは初めてのことだったらしい。それだけ、伊豆ではなかなかお目にかかれないウミウシなのだろう。

昨日の写真がすべてピンボケだったことから、今日の課題はそのリターンマッチ。慶子さんと昨日の水中ビデオのバディにピカチュウを探してもらって、写真の再挑戦。さすが、この時期、”ピカチュウはもういいよ”というぐらい居た。見つけたのは計6匹。実は、ぼくはその一匹も探せなかったりする。
残念ながら、ツブピカのいる弁天島はうねりが強く、今日は行かれずじまい。ツブピカの撮影は、またいつの日かに。。
田子のダイビング2日間を通じて、1匹だけ寒さに耐えてがんばっている小さなクマノミを見た。まるで、越冬ツバメに出会えたような気分だ。イソギンチャクの触手のかげで寒さにうち震えているクマノミに、がんばって越冬してと応援ぜずにはいられない。。

このブログを書いている今日、本社から挨拶に来た会社の役員が黄色に黒の水玉模様のネクタイをしていた。それを見て、マツカサウオYGとツブピカを連想してしまった。どうも、頭がダイビングから離れない。。


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2009年初ダイブ(1)

2009-01-13 20:55:39 | プチ放浪 海沿い編

 
 
 
 

1/10(土) 田子、天候 晴 水温 16.2℃ 透明度 12メートル
(1本目)白崎、(2本目)白崎、(3本目)弁天島、網代

今年の初ダイブ。日本列島は、発達した低気圧の移動により、東北や西日本は暴風雪の予報だった。
3連休の初日。海上で朝日に輝く牛着岩の写真を撮ろうと狙っていたぼくの目論見はみごとにはずれ、海は強い西風にあおられていて時折、飛まつが舞い上がっていた。これでは、ダイビングどころの話ではない。堂ヶ島の遊覧船さえも出航できないだろう。
ダイビングを諦めて、今日は下田水族館へ遊びに行くか、あるいは、伊東あたりの温泉街をぶらりと観光でもしようかなと、みんなを待つ車の中で一人思っていたら、雲見のダイブショップから「今日は田子で」との連絡が入る。

日本列島が西高東低の冬型の気圧配置になれば、高気圧からの吹きだしの風を受け、西に向いた海岸線はウィンディになる。オンショアの風により、波頭を風につぶされて崩れ波となり、ブレイクが速くフェイスが狭いグシャグシャな、サーファーにとってはつらい波になるため、この日の堂ヶ島付近のサーフポイントには、ひとりのサーファーもいなかった。
一方、西側を山に守られた田子ポイントは、うって変わって穏やかな波。ここは雲見のような地形のダイナミックさはないが、冬でも海況が安定していて、西風でもだいたいは潜れる貴重な場所だ。
田子のダイビングサービスでみんなと待ち合わせ。9時ごろ、ダブルキャブでみんながやってくる。今日のゲストは5名。これに対し、スタッフが3名の豪華な布陣。
やや沖の弁天島のポイントは、うねりがありダイビングが難しそうということで、糸井さんに連れられて、より岸に近い白崎というポイントにエントリー。海は、うねりで海砂が巻き上げられて濁っており透明度は良くないが、海に入れるだけましだろう。

水温は16度。ドライスーツを着ているので、海の中で寒さを感じることはない。ドライスーツは首や手首を締め付けて海水が入らない構造となっているのだが、ウェットスーツと比べると動作が鈍くなりがちになる。この日、ゲスト5人のうち、3人がドライスーツ。しかも、tetujinのドライスーツは、ドライスーツはもう着ないという友人からもらったもので、サイズがかなりきつめ。だから、なおさら動作が鈍くなってしまう。
「ドライスーツ着るのに15分ください」
ぼくが言うと、泣き虫のインストラクターのミホが<考えられない!>というように、珍しい水中生物を見る目つきでぼくを見ていた。
首や手がスーツから、なななか出てこず、ドライスーツを着るだけで、全身が疲労困ぱい。そして、ドライの場合は、トイレに行くときは脱がなきゃならないので、ダイビングの合間はトイレをできるだけ我慢をしている。

午後の3本目。雲見からミツオカのクラシカルな形をしたレイを飛ばして、昨年、一緒に潜ってくれた女性がやってきた。彼女に会うのはクリスマスパーティ以来だ。めちゃくちゃな明るい笑顔。今年も、良いダイビングの年になりそうな予感がする。


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