tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

浅草 羽子板市

2011-12-19 22:24:45 | プチ放浪 都会編
 
 

古くは室町時代からという羽根突きは、「羽根を突く」ことが「邪気を跳ね返す」ことに通じるとして魔よけ、厄払いの意味を持つようになり、健やかなる生育の願いを込めて、女の子の初正月に羽子板を贈る慣わしが風習化していった。
板は虫が付きづらい桐が使用され、羽の先にはムクロジ(無患子)の実が使われている。
このムクロジ。先日、京都の嵯峨野で、10mmぐらいの丸い緑色の実がたわわに実った落葉性の高木を見た。何の木だろうと疑問に思っていたのだが、昨日、家の近所の空き地でも、その木を見かけた。
・・・なんのことはない、ムクロジの木だった。
なかに黒くてかたい種子が1個ある。この種子が「羽根つき」の羽根の玉に用いられるのだ。また、ムクロジの果皮は、水に溶けて泡を出す物質のサポニンを含んでいるので、昔は石鹸の代用に使われたらしい。発泡剤として泡消火器にも詰められたとのこと。

さて、羽子板市。、美しく魅力的な羽子板の数々に思わず立ち止まって見入ってしまう。熟練の職人が手間隙かけて作り上げた羽子板はまさに芸術品。店頭に並ぶ羽子板には値札のついていないものが多く、店の主の口上を聞き、やり取りを愉しむ・・・。
っつうか、誰もが値段の「相場」を知りたいのだが、声をかける勇気はでない。ひそひそと、1mくらいの物が50万円以上とか言う声が聞こえてくると、手ごろな大きさでも高いのだろう。
江戸期には、その年に人気のあった歌舞伎役者をモデルにした羽子板が作られ、それを一目見ようと多くの女性が詰め掛けたという。現在では、その年に話題になったスポーツ選手や力士、芸能人やアニメなどのキャラクターがモデルになる。


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ボロ市

2011-12-18 21:49:31 | プチ放浪 都会編

 

毎年1月と12月の4日間だけ行われる世田谷ボロ市。安土・桃山時代にはじまった「楽市」がルーツ・・・らしい。税が免除され商売がしやすかったようだ。
農具や古着、正月用品など、付近の住人のニーズに応えるための「楽市」だったのだろう。

ボロ市は、東急世田谷線世田谷駅から上町駅へ続く路上で開かれる。その数、なんと700!
古着(?)はもちろんのこと、イタリアのマヨルカ食器や刀の鍔(つば)、昭和の時代を思い出させる生活骨董の店が並んでいる。
ボロ市の名物は代官餅。つきたてのお餅でできたあんこ餅。店の前には長蛇の列で断念。

この他にも、得体のしれないパワーをまき散らしている水晶玉や、インドネシアやタイの雑貨、南米の楽器や、水牛の角で作ったスプーンなど、おもちゃ箱をひっくり返したような掘り出し物に行き当たる。


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土曜のジャガイモ(3)

2011-12-17 22:03:08 | 料理のサイエンス

 

「禁断の果実」。そそのかしたのは蛇。 好奇心に負けたのは女。誘惑に負けたのは男。 “知ってしまった” 男と女は 楽園を追い出されると知りつつも、抜け出せない甘い罠に堕ち込んでゆく・・・。
っつうと、「なにエロ小説を書いてんだ、このボケ!」と思われるかもしれないが、ジャガイモはひと頃、「お上の禁制品」として扱われていたのだ。・・・しかも野菜ではなく果実!。
・・・フランスではじゃがいものことを「ポム・ド・テール(大地のリンゴ)」と呼ぶ。

1757年。モンキー・D・ルフィたちが活躍していた大航海時代の少し後のフランス。
農学者アントワーヌ・オーガスティンParmentierは、イギリス・ハノーヴァー朝(サクス=コーバーグ=ゴータ朝); の薬剤官として赴任し、そこで飢えた兵隊たちがジャガイモを食べるのを目撃する。
当時、ジャガイモは、ハンセン病を引き起こす有害な植物とされ、ジャガイモの耕作を禁止し、違反者には罰金を科すという禁止令が布告されていた。
ジャガイモは連作障害が発生しやすく、連作を行うと土壌のバランスが崩れ単純に生育が悪くなるだけでなく、病害や寄生虫が発生しやすくなることがその禁止令につながっているのかもしれない。
また、ジャガイモにはソラニンやチャコニ ンのようなグリコアルカロイドが 含まれている。
16世紀、スペイン人によりインカ帝国からヨーロッパにジャガイモがもたらされたとき、その運搬中の船内で芽が出たものを食べて、毒が当たったため「悪魔の植物」と呼ばれたこともその一因なのだろう。梅毒とともやってきた植物。アルカロイドは往々にして催淫作用をもたらす・・・。

さて、こうして忌み嫌われて豚のエサとしか見られていなかったジャガイモなのだが、前述の農学者アントワーヌ・オーガスティン・パルマンティエは、1969年の飢饒の時、ジャガイモを食べるよう論文を提出し、ブザンソン(Besançon)の科学文学芸アカデミーから賞を得る。
だが、ジャガイモに対する偏見を払拭するのは困難だった。そこでかれは一計を案じる。
1788年、ブローニュの森の北にあるグランアルシュ(新凱旋門)のあたりにジャガイモを植え、武装した兵隊に畑を監視させた。ただし、夜は兵隊をひきあげさせて警戒を解いたのだ。

ものものしい警戒に農民や好奇心を示す。無人となった夜中にジャガイモをこっそり掘り出して盗んでいき、自分たちで栽培しはじめる。

なんだか、個人主義のフランス人の性格を考えるとうそみたい話なのだが、ジャガイモはパルマンティエの策略によりフランス中に広がり広く食べられるようになった。こうして、スペイン人によりインカ帝国からもたらされたジャガイモはフランスでも飢饉を救う食物として活躍することになる。
なお、このことから、フランスのジャガイモ料理には「パルマンティエ」の名が付くようになった。特に、牛挽肉とマッシュポテトで作るキャセロール「アッシ・パルマンティエ(Hachis Parmentier)」が有名だ。


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アクアビクス41

2011-12-16 23:01:20 | lesson

 

「この前言ってた<筋肉が硬くなる>って、どういうこと?」
「疲労している時や痛みがあるときの筋肉はわずかに筋肉が緊張しています。
これによって筋肉が硬くなるんです」
「弾力が失われちゃうわけ?」
「そう」
「古いゴムみたいに?」
「う~ん。そうかな・・・」
「んで、切れちゃうわけ」
「切れはしないけど、ケガをしやくすなります」
「オレ、体が硬いから、テニスを本気でやってた頃、腰骨を疲労骨折したんすよ。死ぬほど痛かった」
「エアロビクスとかでも、走る動作や跳ねる動作を多くすると障害が起きやすいです。だから、十分なウォーミングアップ、ストレッチ、クーリングダウンをしましょうね」
「ウォーンナップっすか?なんなら、ぼくが暖めてあげようか?」
「・・・」
「あれ?どこ行くんすか?」

・・・・・・
はい、終わりました。
はい。わたしが悪うございますた。
いつもいつも学習能力のなさが芸術の域で申し訳ございません。

あらためて謝罪しつつ・・・


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アクアビクス40

2011-12-13 22:29:54 | lesson
 

「年内は平泳ぎをやりましょうね。年が明けたら4泳法をきれいに泳げるように練習します」
「4泳法って、バッタと犬かきと素潜りとフリッパーでしたっけ?」
「全然違います」
「・・・んと、バッタと溺死者曳航と、800mフリッパーと立ち泳ぎ?」
「なにそれ?デキシシャエイコウって」
「んと、溺れた人の・・・」
「・・・・・・」
「競泳の種目は初めはは3つでした。クロール、背泳、平泳ぎ。バタフライは平泳ぎから派生したんです」
「背泳ぎっていらねんじゃね?」
「背泳ぎは、楽そうに見えますが、ストロークの間中、身体を浮かすための動きがほとんどないために、クロールに比べキックが重要な役割を果たします。だから、がんばってキレイなフォームを身につけましょうね」
「はーい」
「めちゃくちゃなフォームで泳げば、それだけ水面上に身体の一部を持ち上げることが多くなり、抵抗が大きくなります。スキルを磨くことで、さらに楽に泳ぐことができるようになります」
「ん~。がんばるぞっと」

っつうことで、
「自由形ってなんで泳いでもいいんでしょ?自由形で潜水してもおK?
んで、最初から最後まで水中をケンケンでプールの底を蹴って進んでも失格にならない?」
という疑問がわき出てきましたが、さおりせんせい?どうよ?


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