トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

全天候型スーパーバイク

2011-07-06 05:29:35 | トランスフォーマー・2010

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーのネーミングは海外展開優先でござるが、日本だと語感や発音しにくい名前は日本人向けに変更してしまう事もあるでござる。

また逆に日本展開商品を海外展開する場合には海外事情に合わせて改名されたりもするでござる。 まあ、お国柄による販売戦略は仕方が無いとしても商品イメージと名前のギャップが激しいキャラクターが変更もされずそのままで合った場合もあるでござるが、その手のキャラクターに共通する点は存在感が無いだったりするでござる・・・ いや、困ったものでござる。

スーパーバイク(全天候型SFバイク)に変形するサイバトロン・テックボッツト部隊、射撃員、アフタバーナ(C-90、アフタバーナ、880円)も、バイクにつけるような名前じゃないとおもうのでござるよ・・・

むしろ本品が販売された1987年に登場したSEGAのゲーム筐体であるアフターバーナーの方が印象が強く、「バイクならハングオンでござろう!」と元ゲーマーでバイク乗りの拙者は突っ込みを入れたものでござる。 (笑)

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本品はサイバトロン第3のスクランブルシティ合体ロボとして1987年に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー2010」に登場し、単品販売と5体合体セット(C-91、コンピューティコン、5500円)の2種が販売されたでござるが、本体仕様は共通なれど付属の説明書とカードが異なっていたでござる。

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さて、アフタバーナは数多く存在するバイク系トランスフォーマーでは唯一の全天候型SFバイクと言って問題の無いオートボットでござる。

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ただ・・・ 何故にSF面を全面にだしながらオレンジ色のボディにしてしまったのか謎なのでござるよな?

元バイク乗りの感覚としてもオレンジ色には共感できないでござる?

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一応、本品の設定ではブースターを使い時速720キロで走行し、粘着剤を分泌するタイヤで壁を登る事が可能なスーパーバイクだそうでござる?

アニメ本編で地球人キャラクターでも乗せて行動するようなエピソードがあれば印象が変わっていたのでござるが本編での単独活躍は無かったでござる。 ちゅーか・・・ 当時のアニメ製作者はバイクの知識が皆無で活かせなかったのではないでござるかな?

そう、G1時期のバイク描写で印象に残っているのが「トランスフォーマー・ザ・ムービー」のジャンキオン戦法だけなのが悲しいでござるよ・・・

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さて、本品は転がし走行以外のギミックは無いでござるが、武器パーツ(レーザー誘導焼夷弾ミサイル / 連射型プラズマパルスキャノン砲)を取り付けてアタックモード(アタックバイクモード)を完成させることができるでござる。

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機動性を活かした戦闘用バイクは日本産アニメでは度々登場するでござるが、残念ながら主人公級のキャラクターが搭乗しないために、単なる素早い敵側メカニックになっているでござる。 ロボット玩具商売を考えなければ主役メカにも成り得るカッコよさなのに残念でござる・・・ 

拙者的にはアタックモードが好きなのでござるが、アフタバーナの場合はカラーリングのおかげで主人公には成れないのでござるよな・・・ オレンジ色のボディは同じくバイク系のジャンキオン(C-81、レックガー、1980円)のイメージを引きずっているのでござろうか?

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ロボットモードも無個性なデザインで面白みがないのが残念でござるが・・・

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一番残念なのは背面にタイヤなどを隠した見栄えの悪さでござる・・・

せめて足くらいは分割させて欲しかったでござるよな・・・

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なお、アフタバーナのキャラクター設定は短気で気分屋で行動が左右されるようでござるが、攻撃時には俊敏に反応する基本はさっぱりとした性格のようでござる。 一応は米国のバイク乗り的な性格なのでござるかな?

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能力値は体力(7)、知力(6)、速度(6)、耐久力(6)、地位(5)、勇気(9)、火力(7)、技能(7)で設定されており、武器は半自動音響宇宙ピストルでござる。

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商品上、可動範囲が狭いのは仕方が無いとしても、半自動音響宇宙ピストルが右手にしか保持できす、ヴィークルモードでの武装が装備できない設計には少々不満を覚えるでござる・・・ 肩か背中に凹ジョイントが欲しかったでござる・・・

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まあ、ロボットモードの事でアレコレ言ってもしかたがないので、本品最大の見せ場である5体合体ではコンピューティコンの右腕を担当し、右拳用の合体パーツを取り付けて合体モードとなるでござる。 無論、左拳用の合体パーツを取りつければ左腕にも成り、デザイン的にも悪くないでござる。

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更に本品はスクランブル合体ロボと特徴である手足を自在に入れ替えた合体を再現する為に足用合体パーツを取り付けて脚部・合体モードに成るでござるが、アニメには描かれず、説明書でも紹介されていないシークレットギミック扱いになっているでござる。

なお、拙者の解釈で本合体モードはボリュームが不足するので余剰パーツ対策も兼ねて武器を装着させたままの脚部・合体モードにさせてもらったでござる。

公式合体例が無いからコレも有でござるよな。 (笑)

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余談でござるが、2代目(別人)のアフターバーナーは1993年に海外で販売された「TRANSFORMERS G2」のデストロン兵士、アフターバーナー(EU名、スナイプ、日本未販売)でジェット機に変形するでござる。

以後、2007年展開の「トランスフォーマー スーパーリンク」ではサイバトロン戦士のアフターバーナー(SC-26、スペリオン、5500円)が登場したり、アフターバーナーの名は両軍に存在するもジェット機に変形する共通点を持ち名前に相応しいヴィークルモードとなったでござる。 う~む・・・ しかし誰がバイクにAFTRERBURNNER(当時の日本語表記、アフタバーナ)等の名前を付けようとしたのでござろうか?