トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

スクランブル合体 コンピューティコン

2011-07-08 02:02:58 | トランスフォーマー・2010

Photo_34

やあやあよいこのみんな暑さに負けずに元気でいるでござるかな!

今宵はサイバトロン第3のスクランブル合体ロボ、テックボット部隊5人が合体する事で完成する英知の合体戦士

コンピューティコン(C-91、コンピューティコン、5500円)の登場でござる!

Photo_35 Photo_36

本品は1987年に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー 2010」商品として販売された合体セットでござるが、本体仕様はテックボット単品販売品と同じものの説明書とカードはコンピューティコン専用のものが付属し、テックボット5体分のカードは付属しないでござる・・・

カードに描かれたキャラクター資料を確認できない事が残念でござるが、実はパッケージ裏にテックボット5体分とコンピューティコンの能力値が記されているので、単品版だと分らないコンピューティコンの能力も確認できるお徳用だったりしたのでござるよな。

Photo_37 Photo_38

Photo_39 Photo_41

宇宙を舞台にした「トランスフォーマー2010」では現行の地球メカニックに擬態する必要がなくなったので未来型スーパーメカでデザインされたのがテックボット部隊でござる。

リーダーはスペースジェットとベースモード(電子パルスキャノン砲)に変形する攻撃指揮官のスキャッターショット(C-86、スキャッターショット、1980円)で、5体合体では胴体部を担当するでござる。

Photo_42 Photo_43

Photo_44 Photo_45

そしてテックボット部隊2人目は、ドリルタンクに変形する砲撃員、ノーズコン(C-87、ノーズコン、880円)は5体合体では左脚を担当するでござるが、腕部合体モードにも変形できるでござる。

Photo_46 Photo_47

Photo_48 Photo_49

高速ジェットに変形する狙撃員のストレイフ(C-88、ストレイフ、880円)は5体合体では左腕を担当するでござる。

また、商品上は脚部合体モードにも変形できるので手足を入れ替える自在合体波可能でござるな。

Photo_50 Photo_51

Photo_52 Photo_53

赤いスーパーカーに変形する探索員のライトスピード(C-89、ライトスピード、880円)は5体合体では右脚を担当し、合体用パーツを変更することで腕部合体モードに変形可能でござる。

Photo_54 Photo_55

Photo_56 Photo_57

最後の5人目がスーパーバイクに変形する射撃員のアフタバーナ(C-90、アフタバーナ、880円)でござる!

彼も5体合体では右腕担当でござるが、脚部合体モードにも変形可能でござる。

Photo_58

なお、テックボット部隊は玩具上では説明されていないでござるが、アニメ上では突如大天才になったダイノボットのグリムロック(26、グリムロック、2300円)が完成させた新戦士でござる。

Photo_59

スクランブル合体は胴体部を担当するリーダーを中心に残り4人が状況に合わせて自在に手足を入れ替える合体方法でござるが、頭部・胸部プロテクター・左右拳・左右足用の合体用パーツを用いる必要性があるでござる。

Photo_60

スクランブル合体 コンピューティコン

Photo_61 Photo_62

左右対称なれど合体ロボらしい重量感のあるデザインが魅力のコンピューティコンでござるが・・・

如何しても日本人感覚からくるカラーリングは馴染めないキャラクターでもあるでござる。

Photo_63 Photo_64

しかしまあ、同じ寄せ集め合体系のデザインでも縮尺率が分らないSFメカにしたことで最もバランスが良いスクランブル合体ロボである事は間違いないでござるな。

Photo_65 Photo_66

問題はスキャッターショットの手持ち武器である自動酸粒子砲をそのまま手持ち武器にするのでボリューム不足を感じてしまうでござる・・・ まあ、当時の玩具技術ゆえに仕方が無いでござるよな。

Photo_67 Photo_68

では、コンピューティコンの能力設定は、合体する事により5人の精神が統一されて新たな人格ができあがり、大天才になったグリムロックより彼の知識や情報を転送されてほぼ無限大の演算能力を得る事になるでござる。

性格は細心の注意を払い、言葉を選んで話すので誰にも視聴しやすく話を聞いてくれるそうでござる。

Photo_69

能力値は体力(9)、知力(10)、速度(2)、耐久力(8)、地位(7)、勇気(10)、火力(7)、技能(9)で設定されており、武器は自動酸粒子砲で設定されているでござるが、強靭な体力と豊富なデータープロセス・通信・レーダー装置がコンピューティコン最大の武器のようでござる。

Photo Photo_2

なお、商品は可動範囲が狭い為に、勇者王ガオガイガー(G-1、DX超神合体ガオガイガー、7200円)にも引き継がれた凶悪なニードリルが回らない上に膝もまげられない設計は痛いでござるよな・・・ 折角の元祖(?)ニードリルも宝の持ち腐れなうえにアニメ本編でも合体例を固定しているのに効果的に描かれなかったでござる・・・ 所詮米国人にはドリルの魅力が分っていないようでござるよな・・・

Photo_3

因みに説明書では紹介されていないでござるが、余剰パーツとなるテックボットの武器パーツの一部は取り付けが可能で強化武装モードに成るでござるな。

なお、膝のドリルは公式では下方に折り曲げているでござるが、男として日本男児としてドリルはビンビンにそそり立つモノでなくてはいけないと思うので立たせてあるでござる!

Photo_4 Photo_5

そして、手足を入れ替える合体パターンでござるが、コレも説明書に説明されておらず、シークレットギミック扱いでござる。

まあ、デザイン上ストレイフに脚部を担当させるのが辛くて合体パターンを隠したのかもしれないでござるかな? (笑)

Photo_6 Photo_7

なお、エアボット(C-55、スペリオン、5500円)やテックボット(C-76、ガーディアン、5500円)では合体位置を変えることにより、パワー型とかスピード型とかの設定があるのでござるが、テックボットの場合は無いでござる・・・

Photo_8

無論、テックボットもスクランブル合体ジョイントが共通なのでエアボットやプロテクトボットとの交互合体も可能なのでござるが、米国主流でアニメ化した場合は混成チームはよくとも混成合体を嫌い描かれる事が少ないでござる・・・

そう、ただでさえ合体による精神統一で別人格が生まれる設定に拒否感を持っている国民性では別チームとの合体では、チームワークが取れずに精神統一などできずに本来の力が発揮できないと云うのでござるよな・・・ まあ、確かにコンピューティコンの演算能力には支障があるかもしれないでござるが、日本的考えでの合体ロボは団結力であり、精神統一により基本能力以上の力を発揮するものでござる。

Photo_9

海外の合体廃止論者には、日本的思想でないと合体ロボの魅力は分らぬものなのでござるよな。

なお、コンピューティコンが復刻再販やリニューアルに恵まれない理由は、合体嫌いだけではなく海外のグリムロック崇拝者の恨みを買ってしまったことが大きいでござる。 (笑)

合体トランスフォーマーが再び脚光を浴びるには日本中心のシリーズ展開を待たなければならないでござる。