トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ロボウィール

2011-07-22 13:44:26 | 変形ロボット玩具

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世の中、変形ロボット玩具をデザイン・設計するにあたり多少は似てしまう必然性がでてしまう場合もあるので、少々似ているからと言えパクリといってしまうのは言過ぎでござる。

多少のアレンジを加えて差別化するのはよいでござるが、そっくりそのままコピーしてしまうのはパクリ以前に全く工夫して物事を製作する創造性や向上心もなにもない悪意の偽物でしかないでござる。

今宵はヒット商品には成らなかったものの独創性だけは認めたい米国マテル社製の「ロボウィール」より悪のネガボット軍団!

ダブルバレルブラスター(ネガボット:N3、ダブルバレルブラスター、750円)の紹介でござる!

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本品は2001年にバンダイとマテルが共同開発したミニカーブランド「ホットウィール」の派生商品として販売され、日本では2002年に海外パッケージに日本語表記の説明書と商品名を貼り付けて販売されたでござる。

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さて、「ロボウィール」の世界観設定は、宇宙からやってきた謎の生命体が地球の車に宿り、正義のポジトロンと悪のネガボットに分かれて戦う何処で聞いたような設定でござるが、ホットウィール用のコースを走らせる他にロボウィール専用コース(バトルアリーナ、8300円)で遊ぶことが出来るミニカー+ロボット玩具の意欲作でござる。

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本品は第1弾商品14種の一品で、ポジトロン商品のモビルモーター(ポジトロン:P3、モビルモーター、750円)と金型を共通する成型色変更商品でござる。

そう、ロボウィールは善・悪に分かれているでござるが同型商品の安易な使い分けだったりするでござる・・・

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なお、ダイキャスト製のシャーシ部分もシリーズ共通の様で、プラスチック製の外装とロボット本体で差別化を図っているでござる。

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なお、ロボットモードの変形は運転席部分を車体より引き上げるだけでロボットモードに変形と言うか本体ロボットが現れる独自の変形方法を採用しているでござる。

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しかも、レースカーの外装(プロテクター)は取り外してしまうロボットモードなので元のヴィークルモードを全く活かしていない珍しいデザインでござる。

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更に表裏対象のデザインでござるが、一応腕・膝の向きで前後が決められているでござる。

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なお、両腕には名前の由来でもある二連装の銃火器を取り付けてロボットモードが完成するわけでござるが・・・ 本品も米国安全基準のお蔭で武器に軟質パーツが使用されているでござる。

う~む・・・ 軟質パーツよりも誤飲対策で小さな武器パーツを付けない方がよい様な気がするでござるが・・・ 米国安全基準は分らないでござるよな?

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しかしまあ、本品のロボットモードでの面白みが無いデザインでござるが、あくまでホットウィールとしての走行性を残した設計思想はミニカー屋らしい拘りでござるよな。

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なお、ダブルバレルブラスターにも設定があり、新人教育を担当する巧妙な戦士のようで、ヴィークルモードでは時速165マイルで走行し、武器はモルタル&ミサイルランチャーと中重量ネオジウム合金製のプロテクターを身に着けているそうでござる。

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ロボットモードでは外装パーツを付け替えて武装したり、シャシーシより外して遊べるでござるが、ホットウィール同様専用コースで遊ぶのが正しい遊び方(?)のようでござるが、拙者はバトルアリーナセットを購入していないので序でにもう1体紹介しておくでござる。

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本日2体目のロボウィールはフォーミュラーカーに変形するネガボットの兵士、フォミュラーファイター(ネガボット:N7、フォミュラーファイター、750円)でござる!

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本品もロボウィール商品第1弾として販売された訳でござるが、やはりポジトロン商品のレーザービーマー(ポジトロン:P7、レーザービーマー、750円)と金型を共通する成型色変更商品でござるな。

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フォーミュラーカーとしては車高が高いような気がするでござるが、ダイキャスト製シャーシはシリーズ共通でも前輪は一回り小さいタイヤが装備されている拘りは流石ミニカー屋の設計だと関心するところでござる。

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まあ、たとえ空気抵抗を考えていないデザインでも専用コースを走らせるのであれば問題はないでござるよな。 (笑)

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なお、本品の変形方法もシリーズ共通(?)なうえに日本版説明書も共通(?)らしい大雑把作りで固有名称は記載されていないでござる。

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因みに変形方法は最初に外装パーツを外しておいても変形可能であり、ロボットモードからの変形も逆手順で変形できるでござるな。

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フォミュラーファイターのロボットモードも前後対称のデザインでござるが、V型エンジン風の胴体部と旧型のレーサーヘルメット風デザインが地味に面白いでござる。

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ただ・・・ 本品も軟質パーツ製の武器を腕に取り付ける訳でござるが、武器パーツのデザイン上、せっかく拳に穴が設けられているのでござるから手持ち式にするべきでござるよな?

しかも、本デザインで軟質パーツだと銃身に歪みが出てしまうなどマイナス店が目立ってしまうでござる。 無理に武器パーツを付けなくてもよかったような気がするでござる・・・

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さて、フォミュラーファイターの設定はヴィークルモードでは時速275マイルで走行し、2丁のレーザーガンと軽量ジルコニウムのアーマーで武装したスピード自慢の兵士のようでござる。

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無論本品も外装パーツを取り付けたりシャーシを外す事もできるでござる。

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シリーズを通して共通のギミックとデザインバリエーションの少なさが本シリーズの失敗を演出してしまったようで、販売促進用のプロモーションアニメ・ビデオの配布も世界観を伝えきれていなかったようでござる・・・

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はっきり云って、世界観を伝えるのであれば商品にビデオをセットするなり、日本語訳のブクックレットを封入するするだけでもオリジナル玩具シリーズとしてアピールできるはずが、TVアニメ媒体に頼るバンダイ商品の負の部分が日本だけでなく米国でも失敗したシリーズのようでござるな?

拙者も、本シリーズは集める気は無く変形システムの研究用にワゴンセールより適当に救い出してきた商品なので「ロボウィール」の全貌・・・ 最終的に何処まで販売されたのか分らないでござる?

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しかし、たとえ世の中のニーズに合っていないミニカー×ロボット変形玩具といえど、マシンロボの同コンセプトであるウィナーロボのワンタッチ変形システムで変形させなかった設計思想と独自の感覚は大いに評価したいシリーズではあるでござる!

そう、バンダイとマテルの共同開発なだけにバンダイ色を出しすぎずに設計した玩具開発陣の意気込みだけは伝わるでござるよ。