ぼんじゅーるでござる!
玩具収集の面白さとは写真で見たときの印象と実物を触って感じた新たなる発見だったりするでござる!
2010年展開の「トランスフォーマーアニメイテッド」商品として販売されたエリートガードバンブルビー(TA-31、エリートガードバンブルビー、2415円)も、デラックスクラス商品で販売されたバンブルビー(TA-02、バンブルビー、2415円)のカラーリング変更商品にすぎないでござるが、実物を手に取るとイロイロ考えさせられる商品だったでござるな。
本品は2010年7月に「トランスフォーマーアニメイテッド」商品として販売された一品でござるが、アニメ本編には登場しないエリートガードリペイントと呼ばれる「もしもエリートガードだったら?」な商品でござる。
無論本品はTA-02版バンブルビーのカラーリング変更商品でござるが、海外で閃光販売されたエリートガードバンブルビー(日本未販売)とはカラーリングパターンが異なるでござる。
そう、どちらかと言えば海外版エリートガードバンブルビーは黄色と黒を反転させた劇場版のステルスバンブルビー(日本未販売)的なイメージがあったのでござるが、日本版はエリートガードのマーキングが更に派手になりメタリックボディの関係で何ともいえない妙な感じに仕上がっているでござる?
なお、本品に付属する説明書やSEGAゲーム筐体対応カードはエリートガードバンブルビー仕様に作り起こされており、同じエリートガードリペイントのオプティマスプライム(TA-01、オプティマスプライム・エリートガードVer.3700円)やプロール(TA-05、プロール・エリートガードVer.2500円)が誌上通販やイベント販売品なのに対してエリートガードバンブルビーのみ通常販売されたのは、それだけ人気があった訳でござろうな?
さて、エリートガードバンブルビーのヴィークルモードは覆面パトカーと言う事で、通常カラーよりも覆面パトカーらしいと言っていいのか微妙でござるが、拙者的にはパトライトも赤色で塗装してほしかったでござるな。
ちゅーか・・・ 上下ツートンで塗り分けられたパトロールカーは普通にありそうでござるが、リアウイングが未塗装なのと何故か黄色いホイル部分など色彩バランスが悪い仕上がりが気になるでござる・・・
更に本品に付属する高速ブースターもTA-02版より塗装箇所が減らされているでござる。
全体的な塗装処理が増えたので、一部の塗装工程を省いたものと思われるでござるが・・・ 金型使いまわしの安易なリカラー商品だからこそ手を抜かないで欲しいのでござるよな。
しかしまあ、本品の驚かされたポイントは写真で見たときは黒いボディだと主っていたでござるが、実はダークブラウンちゅーかこげ茶色・・・ チョコレートブラウンと表記する方がイメージしやすいほど、見ているとエクレアが食べたくなるヴィークルモードなのでござるよ。 (笑)
そう、ヴィークルモードは大きさ的にも奇跡のカラーリングちゅーかスイーツ系のヴィークルモードだったのかと確認させられた一品でござる。 やはり実物に勝る資料は無いでござるよ。
さあ、ロボットモードはTA-02版バンブルビーの成型色黄色と黒を反転したカラーリングでござるが、大部分を塗装処理してしまったので海外版では黒い頭部もメタリックイエローで塗装されているでござる。
ただ、脚部などの未塗装部分との色合いがイマイチ気になるでござるが、悪くは無いカラーリングでござる。
拙者的には日本版の方が好みでござるな。
さて、エリートガードバンブルビーの設定は、憧れのエリートガードを目の当たりにしたことで、若いバンブルビーはますます彼らの仲間入りを熱望するようになり、彼は仲良しのサリ(未販売)に協力してもらいエリートガードのエンブレムをボディに書き込み、全身をより精悍なカラーリングに変更した姿だそうでござる・・・
一応、本品での役職名は「エリートガ-ド見習い」と記されているでござるが、勝手にエリートガードのマーキングを無断使用しているのでエリートガード見習いも無いもないでござるよな。
ちゅーか、エリートガードは任命されて成るものでござるから勝手に名乗っちゃ犯罪でござるよな。 (笑)
更に設定ではプロール(TA-05、プロール、2415円)からの激しい修行に耐え抜き、今まで以上のパワーを発揮してディセプティコンを「あっ!」と云う間に倒してしまったそうでござる・・・ なお、武装は両腕に収納されたエナジースティンガーで、能力値は体力(5)、知力(8)、速度(9)、耐久力(6)、地位(7)、勇気(10)、火力(7)、技能(8)と上がっているでござるが、もしものバンブルビーの妄想数値かもしれないでござる?
そう、まず形から入っちゃうバンブルビーがマジメに修行するようにも見えず、手柄と既成事実だけで適当に切り上げちゃう要領のいい性格だったのではないでござるかな?
故に肩書きは控えめの「エリートガード見習い」でござるが、デカデカと3箇所もエリートガードのエンブレムをマーキングしているのは権力志向が人一倍強いのではないでござるかな?
まあ、考えたくないでござるが、アニメイテッド版バンブルビーが正規のエリートガードになったら権力を傘に自分の好き勝手に振舞ったり、下位の同僚でも見下しちゃったりするダメダメ上司になっちゃうイメージがあるのでござるよな。 (笑)
故に拙者としてはエリートガードバンブルビーはあくまで「もしも?」の姿であって将来像には成って欲しくない商品だったりするでござる。 (笑)