ごきげんようでござる!
2011年展開のトランスフォーマーは映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」に合わせて今まで以上に商品数を増やしてきたでござる。
中でも注目なのが廉価版商品のイメージが強い、レジェンズクラス(EZコレクション)やスカウトクラス商品を改めた「サイバーバース」シリーズで、劇場版「TRANSFORMERS」の世界観でフィギュアと変形ヴィークルを絡めた基地遊びだったりするでござる。
大型化で複雑化するトランスフォーマー玩具をより低価格で低年齢層向けにアレンジできる「サイバーバース」は今後も継続してほしい商品でござるよな。
今宵は「サイバ-バース」商品より、A-10サンダーボルトⅡ風攻撃機に変形するオートボット・航空戦士、パワーグライド(CV-14、パワーグライド、1344円)の紹介でござる!
本品はコマンダークラスと呼ばれるリージョンクラス(EZコレクションサイズ)より一回り大きい商品で、自動車系のトランスフォーマーより大きい個体差を表現した商品でござる。
パッケージは映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」に準じた海外版と同じデザインでござるが、日本販売版では日本語表記のシールが貼られており、「メックテックウォーズ]対応1枚と日本語による説明書が付属するでござる。
なお、パワーグライドは映画3シリーズ中には登場しない玩具オリジナルのオートボット商品で、モデルは1985年販売の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」に登場するミニボットの初代、パワーグライド(C-62、パワーグライド、500円)でござる。
パワーグライドは、2008年に「TRANSFORMERS UNIVERSE」商品としてリメイクデザインされたウルトラクラス商品で販売されており日本版(USAエディション、パワーグライド、4725円)も旧玩具をイメージしたカラーリングに変更されたわけでござる・・・ 自動車系他商品と並べた場合の実機のスケールを考えると間違っていないものの商品サイズ的な大きさに違和感が隠せない商品だったでござる。 (笑)
そう、映画本編には登場しないでござるが、拙者的には待ち望んでいたリメイクデザインのトランスフォーマー商品だったのでござるよな。
見てのとおり商品は小さいながら翼下にミサイル等が取り付けられており、ダミータイヤであるものの着陸脚が折りたたまれる設計には関心したものでござるよな。
G1時代はハズブロの要求で変形を簡易化されたミニボット商品も進化を遂げ、本品の変形では説明書に変形レベル1と記されいるでござるが、説明書表記は表裏に記されており初代玩具と同じ感覚では変形できないレベルにあるでござるな。 (笑)
拙者とて、最初の変形は説明書無に変形できなかったでござるよ。
ロボットモードでは翼の固定位置が異なるでござるが、雰囲気は間違いなく、これぞパワーグライドだ! と呼ぶべき見事な劇場版アレンジでござるよな。 (笑)
まあ、映画「トランスフォーマー / リベンジ」では人型に拘らない体形のロボットモードが多く登場していたでござるが、本作では前作のデザインが玩具販売に影響を与えたのか人型のロボットモードが大きく、本品のデザインも特別違和感のあるものじゃないのでござるよ。
可動に関しては首と腰、足首にボールジョイントを採用してもらいたかったでござるが、初代と見比べた場合は文句が言えないでござるよな。 (笑)
なお、武器パーツは翼下に取り付けられたミサイル4+3を組み合わせたミサイルランチャー(?)を保持させるだけでござるが、これはこれで雰囲気がよいでござるな。
一応、メックテックウェポンを意識したものなのでござろうか?
因みに武器パーツは分解して左右の手に保持することも可能でござる。
2丁拳銃風の方が似合っているでござるかな?
なお、パワーグライドの能力値は体力(5)、知力(6)、速度(9)、耐久力(4)、地位(5)、勇気(10)、火力(3)、技能(10)と設定されており、キャラクター設定は耐久力と火力は劣るものの高い飛行能力を有し、誰にも捉える事のできない神業飛行は敵・味方ともに一目置かれた航空戦士だそうでござる。
ふむ、攻撃力は皆無でござるが逃げ足だけは速く幾多の戦場を生き残った戦士というわけでござるか。
なるほど・・・ 確かに映画本編に登場していたら死んでいたかもしれないので映画未登場は正解かもしれないでござる? (笑)
しかしまあ、サイバーバーズ商品は映画本編に影響される事なく自由な発想で遊ぶ方が良いかもしれないでござるよな?
拙者的にはサイズ的にもカラーリング的にも変形×2版のワーパス(C-19、ミニボットスパイチーム、2310円)と並べると映える商品だと思うでござる。