トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ジイさん死にかけバージョン

2011-09-25 04:44:30 | TF・ユナイテッド

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ごきげんようでござる!

日本には「敬老の日」という祝日があり、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う休日」として9月15日が定められていたはずでござるが、秋のゴールデンウィーク構想とやらで祝日が快晴され、9月の第3月曜日に変更されてしまったでござる・・・

はっきり言って、休日の意味を考えずに連休にしたいだけの愚かな祝日改正には疑問を感じるだけでござる。

そう、2011年度は9月19日だったでござるが、こちらでは台風12号や影響や15号の接近等何やらかんやらで、すっかり忘れてしまい当初の更新予定もすっぽかしてしまう失態をしてしまったでござる・・・ やはり、「敬老の日」は固定にするべきでござるよな。

ちゅー事で、今宵は遅れてしまったでござるが、2011年にe-HOBBY通販限定で販売された、「トランスフォーマーユナイテッド」仕様のカップ・ダメージバージョン(大宇宙の探求者・オートボットセット、7875円)の紹介でござる。 (笑)

Photoさて、本品は「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」版ホットロディマス(C-05、ホットロディマス、2100円)の成型色変更品である、ホットロッド・ブルークリアVer.と「トランスフォーマーユナイテッド」版レックガー(UN-18、レックガー、2415円)の成型色及び頭部パーツを変更したスクラップヒープに加えて、「トランスフォーマーユナイテッド」版カップ(UN-17、オートボットカップ、2415円)の塗装変更品である本品(オートボットカップ・ダメージVer.)を加えてたオートボット3体セットで、ストーリーとキャラクター設定を記した英文併記のブックレット(大宇宙の探求者・ディセプティコンセット、7875円と共通)及び、ホットロディマスのピンズが付属するでござる。

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2011年展開の「トランスフォーマーユナイテッド」は劇場版「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」商品販売までの繋ぎと新規玩具(再販を含む)で初代トランスフォーマー(G1)をおさらいしようという趣旨の商品展開だった為に国内出荷数は少なかったかったようでござる?

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おかげで拙者はUN-17版オートボットカップは買い損ねてしまったので細部の違いを確認できないでござるが、一応の見た目はUN-17版とは成型色の色合いが異なり銀色塗装による塗装の剥げを表現したダメージ塗装が追加されているでござる。

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初代カップ(C-82、チャー、1400円)のヴィークルモードーは謎のSFデザイン風トラックだったでござるが、UN-17版では地球製のピックアップトラック風に変更されており、日本人感覚的には馴染めなかった初代のヴィークルモードも、本品では納得のヴィークルモードと言えるベストなデザインでござる。

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そう、商品としては地味なデザインでござるが、初代キャラクターの存在を知っているファンにとっては見事なリメイクであり、キャラクター人気を考えれば売れて当然な商品でござる。

まあ、有る意味では本品のダメージ塗装もキャラクター性を考えれば合っているかもしれないでござるな?

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そう、本品は武器パーツ(旧式マスケットガン)も新解釈でデザインされており、余剰パーツ対策で車体裏に取り付けた後は銃身を排気管に見立てたり、C型ジョイントを用いてアタックモードに組み替えたりできる渋い設計は新規のお子様向きトランスフォーマー商品ではなく完全に従来のファン(玄人好み)な設計でござる。

なお、アタックモードは説明書に紹介されておらず、別売りのC型ジョイントを持つ武器パーツを取り付ける事も可能だったりするでござる。

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ロボットモードの変形は若干複雑でござるが、ほぼイメージ通りのロボットモードに変形するデザインは見事でござる!

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初代玩具もアニメ作画のデザインに似せようとした玩具でござるが、結果的には変形の簡略化や当時の技術ではイメージ通りのロボットモードが再現できなかった故に、本品は多少デザインが違っていても雰囲気は良いデザインでござるし、腰にマスケットガンを装着できる設計もナイスでござる。

派手な主人公にばかり力を入れず、個性的な脇役にも技術を惜しまない設計思想は素晴らしいでござるが、出荷数が少ない販売戦略はいただけないでござる・・・

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まあ、本品は出荷数の少なさをカバーするような商品でもあるでござるが、普通にUN-17版を再出荷して欲しかった気もするファン心理とすれば複雑なのでござるよな。 (笑)

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さて、カップの基本設定は、数え切れない程の冒険と戦いを潜り抜けてきたオートボットのベテラン戦士で、タフで経験豊富な人柄はオートボットの知恵袋として仲間を支えており、若き総司令官ロディマスプライム(未販売)の相談役を務めたりするでござる。

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また、昔の体験談を語るのが好きでござるが、長話になると若い仲間たちから嫌がられたりするそうでござる。

人間もトランスフォーマーも基本的には同じ思考なので年寄りの長話は苦手のようでござるな。 (笑)

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能力値は体力(9)、知力(7)、速度(6)、耐久力(9)、地位(8)、勇気(9)、火力(6)、技能(8)で設定されており、武器は旧式のマスケットガンでござる。

武器設定では詳しく紹介されていないでござるが、旧式マスケットガンと言うからには、単発の実態弾でござるかな?

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なお、本品の設定では謎の探求者の力により、カップの時間が進まされて錆付いたスクラップ寸前の瀕死状態を再現(?)した商品なのでござる。

う~む・・・ 錆びを表現するのであれば、銀色の塗装剥げ表現よりも、茶色で汚し塗装を行う方がソレらしいのでござるが・・・

拙者的には錆びて朽ち果てていく姿は見たくないでござるから、コレでも良いのでござるかな?

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因みに本品の説明書では紹介されていないでござるが、ロボットモードのカップをヴィークルモードのスクラップヒープに乗せたり、マスケットガンのC型ジョイントを使って背中のルーフ部分に取り付けるなど自由度が高い商品でもあるでござる。

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2012年度のトランスフォーマーの展開は如何なるか分らないでござるが、「トランスフォーマーユナイテッド」をこのまま終わらせてしまうには勿体ないでござる。

劇場版「TRANSFORMERS」も良いでござるが、日本人感覚でいえばユナイテッド系デザインによる玩具展開の方が合っていたりすると思うのでござるが・・・ タカラトミーの販売戦略下手さは如何にかならないものかと思うでござる?